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笑いは世界を救う  作者: たくえりすきぃむ


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ライン作業

A子 「ねぇねぇ。ライン作業ってしたことある?」

B男 「あぁ、若いころに工場でバイトしたことがあるな」

A子 「ばぶ、ばぶっと」

B男 「若過ぎるな!? あと、ネジ止める時にいちいち『ばぶ』とか言わねぇから!」

A子 「ばぶ、ばぶ、で、ここでばぶって、最後にばぶっと」

B男 「もうワザとやってんじゃん!? なんか変な口癖じゃん!?」

A子 「平均年齢8ヶ月」

B男 「年齢なのに、単位が歳じゃない!」

A子 「『どう? 帰りに一杯?』」

B男 「平均年齢8ヶ月が飲みに誘うな!」

A子 「『いい哺乳瓶出す店知ってるんだけど?』」

B男 「ミルク飲みに行くんだ!?」

A子 「『あ、ごめ~ん。今うちの母親、子育て真っ最中でイライラしてるからさぁ』」

B男 「お前だよ、育てられてるの!?」

A子 「『早く帰んないと、コレがコレでコウだから』」

B男 「ドレがドレでドウだよ!?」

A子 「だから、お母さんが巨大化して口から火を『ボー!』だよ」

B男 「何者、そいつの母親!?」

A子 「『おっかないんだよねぇ』」

B男 「おっかないのレベルが違い過ぎるけどな!?」

A子 「『おいそこ! うるさいぞ!』」

B男 「現場の責任者かなんかかな。8ヶ月の子に何言ってんだって気もするけどね!」

A子 「『やっべ、年長組さんだ』」

B男 「責任者も若ぇなぁ!? 年長組なの!?」

A子 「『しゃべってる暇があったらばぶってろ!』」

B男 「その『ばぶる』って言うのがよく分かんないんだけど!? なんか最初から『ばぶってばぶ』とか言ってたけども!」

A子 「まったく、これだからばぶる世代は」

B男 「違うな!? 俺の知ってるバブル世代はもっと年齢上だな!?」

A子 「大人がネジをばぶるわけないでしょ!?」

B男 「だから『ばぶる』が分かんねぇって!」

A子 「口答えばっかりするんじゃない! これだからまともな教育も受けてないヤツは……」

B男 「教育を受ける前の段階なんだよ、まだ! 義務教育までまだ6年以上もあるの!」

A子 「親の親の顔が見てみたいわ!」

B男 「なんで祖父母だ!?」

A子 「お菓子くれそうだから!」

B男 「確かに祖父母はよくお菓子くれるけども!」

A子 「『お友達もどうぞ』って」

B男 「言いそうだよね、そういうの!」

A子 「それが、母親だと『アポ無しで来てんじゃねぇよ!』」

B男 「荒れてんなぁ、母親!?」

A子 「口から火を『ボー!』」

B男 「だから何者なんだよ、そいつの母親!?」

A子 「『巨大化しなかっただけ、ありがたいと思いな!』」

B男 「なんか、色んな意味で怖ぇよ、その母親!」

A子 「『ばぶばぶ言ってる暇があるなら、工場行ってばぶって来な!』」

B男 「結局ばぶばぶ言うんだけどね、それ!」

A子 「よもまつだね」

B男 「すえだな、とりあえず! 世も末」

A子 「で、その8ヶ月の子が一家の大福柱になって」

B男 「柔らけぇな、その柱!? 家持つかなぁ、そんなんで!?」

A子 「頑張らないと、ウチにはお腹をすかせた母親と、まだ四十二歳の父親が待っているから」

B男 「働かせろ、その働き盛りに!」

A子 「パソコンの前から離れると死んじゃう病気なの」

B男 「ねぇよそんな病気!」

A子 「ネット大好きなの!」

B男 「働け!」

A子 「え~、でも四十二にもなってばぶるのはちょっと……」

B男 「だからばぶるのがよく分かんないんだけどね!?」

A子 「みたいな感じの工場で働いてたの?」

B男 「そんなとこでは働いてねぇわ! もういいよ」


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