第一話「激ヤバ姉さん、出会いをする」
お久しぶりです
ほんの少し前、僕はここに引っ越してきた
「んっ、よいしょっと…」
『双咲さん!おはよう』
双咲 纏
それが僕の名前である
「おはよう、大家さん」
『今日はいい天気ですねぇ』
「久しぶりにこんな晴れましたね」
『この前までは、雨が降り続けてたからねぇ
洗濯物が溜まり続けてたの
今日こそはカラっと乾かしてやるわ』
「いつもこのくらい晴れていると良いんですけど…」
ドサッ
「ではこれで」
ガチャ、バタン
「はぁ…良い天気なのは良いんだけど
別にやりたい事はないんだよなぁ」
バイトも見つけなくちゃいけないし…
「はぁ…
バイト探してくるか」
ガチャ
「さてと…とりあえず近くからいきますか
あ、履歴書も買わなくちゃ」
てくてくてく…
「あつ〜…
日傘持ってくりゃよかったかな…」
【ごぉーらあぁぁ!!!!】
「!?」
【誰の許しでやってんだ〜???】
『これは、違うんですよ『姉さん』!
これは…その…えぁ〜…』
【あぁ〜ん?聞こえねぇな〜??】
『こ…これは『集金』ですよ!
維持費の…』
【誰がカツアゲのことを
『集金』って言うんだよ!
返してこい!!!】
『はいーっ!!!』
ダカダカダカ…
「なんなんだ?一体…」
【ったくよ〜
この前にシメたばっかりってのに…
反省してねぇな?あいつら】
「…」
【…んー?】
「あっ」
【誰だ〜?お前】
男説明中…
【へー、引っ越してきたのか】
「えぇ、少し前に」
【にしても、こんなところに引っ越してくるなんて
お前、結構な物好きだな】
「安いところを探していたら
ここに行き着いただけですよ」
【ほ〜ん】
「で、誰なんです?あなた」
【あれ?言ってなかったっけ?】
「言ってませんね」
【アタシは、神崎 華蓮
ふっつーの女さ】
「さっきのあれって…」
【あー、あれは最近出てきた不良どもさ
色々問題起こしているからシメてるだけ】
「こわ…」
【あーでもしないと反省しないからな
アイツらみたいなのは】
「…なんで『姉さん』って呼ばれているんですか?」
【あーね、『姉さん』って呼ばれてんのは
2.3年くらい前にヤンキーとかのアジトを1人で潰してからだったか?
そこから『姉さん』って呼ばれてんだよなぁ】
「えぇ…」()
【んで?お前、仕事は見つかってんのか?】
「いやー、まだ…」
【ふーん…
じゃ、ウチで働くか?】
「え?…って神崎さん働いているんですか!?」
【失礼だな〜、これでも弁当屋やってんだぞ?】
「あんな事していたからてっきり…」
【今日は休みってだけ、あれみたいなのは
いつもって訳じゃないからな】
「うーん…でも、今すぐ決めるのもなあ…」
【住み込みで賄いアリ】
「働きます」
【よろしくね〜】
こんな感じで僕と神崎さんは出会いました
ここから僕たちの物語が始まります
どうも紅です
2作目ついに始動です
早速主人公とヒロインが出てきましたねぇ
ということで軽いキャラクター説明です
双咲 纏(18)
『町』に引っ越してきた青年です
アルバイトを探しに散策していた時
神崎に出会い、神崎の誘いで弁当屋で働くことになった
ふつーの一般男性です
神崎 華蓮(20)
プロローグにて、書いた通り
この人が『激ヤバ姉さん』です
本編から2.3年前に『とある事』に絡まれ
現在に至ります
今は2階建の家屋で弁当屋を営んでおり
時々ヤンキーどもをシメながら
のんびり暮らしています




