プロローグ『僕の名前を語りましょう』
拝啓 誰かさん
この度は初めまして。
私は……あー堅っ苦しい。我輩は──猫である。冗談です。
僕の名前は天上 業火と言います。……本名です。別に厨二病拗らせてるとかそんなんじゃないです。本当です。
この名前のおかげで度々弄られてきましたが……まあ、友達も出来たので、嫌いではありません。この名前。口にするのが、ただただ恥ずかしいってだけで。
その難関さえ乗り越えれば平気なんです。コミュ障ってわけでもないし、性格が暗いってわけでもないし。周りからはどう思われてるかは知りません。完璧に主観です。悪しからず。
さて、少し雑談でもしましょう。
みなさん……これを読んでいるみなさん。
みなさんは、前世の存在を信じますか?
僕は信じません。
そんな生まれる前の人生だなんて……まるで、自分の知らない自分がいたかのようなモノ、考えただけでゾッとします。
そんなのは非日常系ライトノベルやファンタジー系ハードカバーで頼みます。マジで。
こんな大仰な名前ですが、僕は至って普通の、主観的に見れば普通ではないかもしれない、だけど、この大きな世界の中では、本当に、ただの、普通な高校生でした。
そんな僕は、ひたすらに平凡な毎日を愛してやまなかったんです。I LOVE 平凡。日常。平和。普通。僕が愛してるんだから、それらも僕を愛するべきだなどとは言わないけれど。
普通な日常を愛していた僕は。
ある日。
突然。
普通の高校生というレッテルを剥がされてしまう。
「キミが、天上業火?」
二次元から飛び出してきたような、どちらかと言えば萌えの部類に入る、けれど可愛いというより綺麗なその少女。
「キミの前世を見た」
そんなあからさまに非日常、非現実オーラをビシビシ放つ、気の強そうな少女との邂逅によって──
……このまま異世界にでも飛ぶ気ですか?
「占い師が語りましょう。あなたの前世を──」
なんというかかんというか。
息抜きでもう一本書いてみました。こっちはかなーりゆっくりな連載となりますー。
アイディアが浮かんだら書こう、的な、アイディアを試す場、みたいな感覚で。
行き当たりばったり感満載ですが、こっちも何卒よろしくオナシャス!




