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※改題済み 電脳世界でスライムライフ!  作者: 虚しき蛙
第3章:ブラックスミスを求めて
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78:魔力修行Part2

「森を荒らしたのは貴様かァ!」


 あ、喋るタイプの龍なのね。ってことは覇龍の元部下とかかな?知らんけど。まぁ融通が効けばラッキー位に期待しとくのがいいだろう。

 そもそもこいつ龍っぽい見た目でもないし。どっちかと言うと風船かな?丸いお腹に顔がついてて、そこから東京スカイツリー位の腕と、鉛筆一本分くらいの長さの足が生えてる。うーん、アンバランス。


 で、何故そいつが龍と分かったかというと、背中にでかでかと赤文字で龍!って書いてあるから。しかも人間語で。書いたやつ度胸ヤベーな。

 え?鑑定?怖くてそんなの出来ないね。


「全く最近の若いもんはすぐに自然を破壊しおって!貴様ァ!森の大切さを分かっておらんのか!」


「す、すみません!私としても大変不本意なのですが、こうするしかなかったのです!」


「ほう、その言葉、本当なのじゃろうな?口だけではないのか?え?」


「えぇ!やってみせます!できるかどうかは分かりませんが、必ずやり遂げます!」


「ほう、その言葉に嘘はないな?」


 あ、なんか許してもらえた感じ?やっぱこういうタイプのやつには覚悟的なの見せてけばいいんだよね。詐欺師から教えてもらった。


「ならば良い、この土地を復興してみせるのじゃ!それがワシからお主へと課す、最大の試練である!」


 いや森の復興が最大って大袈裟じゃない?さては俺が木魔法使えること知らないのかな?

 そう思ってた時期が私にもありました。木々をよく見れば全部がこの龍の魔力に覆われてる。だからその魔力の流れを乱さずに再生せにゃならん。

 要するに適当に打つスキルの魔法ではなく、スキルに頼らないマジモンのやつを使う必要がある。


 で、今絶賛試行錯誤中。しかも後ろで龍が見張ってるという。やべ、できないことバレたら殺されるやつじゃね?どうにかバレずにできないものか。


「貴様ァ、まさか出来ぬのかァ?」


「あ、いや、えと、その」


 あ、俺死んだわ。どうしよう、最後にブラドとガラハッドだけでも逃がしたい。ダンジョンワープを使うか?いや、でもこいつなら探し出せるだろうな。うん、なら最後に悪足掻きをしてやろう。最後にこいつを殺せるか……。


「まったく仕方のない奴じゃ。口先だけではどうしようも無かろうて。どれ、どこまでできるか言うてみぃ。」


 あ、これツンデレ頑固お爺さん的なキャラだ。何だかんだ言っていい人だったりするんだよね。うん、ひとまず命は助かった。


「恥ずかしながら魔力感知しかできません!」


「ほう、魔力が感知できるのか?貴様なかなかやるようじゃな?して、誰の元で教わった?並のスライムにはできぬ筈じゃが。」


 と同時に龍の眼光が鋭くなる。え?これあんましできない方がいい感じ?まぁでもバレそうだし正直に言うか。


「えぇ、かつて一人の龍の元で教わりました。」


 まぁ嘘は言ってないよね。あっちが覇龍陣営とも限らないから具体性を消し去っただけで。まぁでも反応を見るに大丈夫かな?ふぅ、肝が冷えた。


「そうか、しかし魔力感知ができるなら後は簡単じゃな。貴様にも魔力のイメージがあるじゃろう。それを使ってやればいいのじゃ」


 うん、分からん。え、イメージを使う?ん?


「つまりじゃな、例えばワシなら魔力は水のように流れるものとイメージしておる。じゃから、水の流れを操って木を象ればそこに木が生える」


 なるほどね、つまり俺の魔力イメージは味だから、食べ物で木を作ればいい的な話か。ニュアンスで伝わるかな?


 てことは木の魔力はミント味だから……チョコミントアイスとかかな?よし、そうだね。という訳でチョコミントアイスを脳内で積み重ねて、木の形にする。うん、ちょっと歪だけど出来た。


 これで念じる、形を作る、特性を持たせるという三段階までが出来たわけだ。

 で、次に対象を入力か。まぁこれは簡単だね。自分でステージ作れるタイプのゲームでオブジェクト置いていくような感じ。ピーッてね。で、これでx軸は入力できた。

 次に距離を設定だね。これでZ軸を決めていく。うん、おそらく前世ではゲーム慣れしていたであろう現代人にとっては簡単だね。


 で、最後に射出。とりあえずポン!あ、木が生えた。ここの魔力を使ったおかげで上手く森にも適応してるっぽい。


「ほう、やっと出来たようじゃな。上達が中々早いのぅ。よし、気に入った。貴様にはワシの代まで引き継がれてきた奥義を授けよう。」


 え?奥義?いやいやそんな簡単に渡しちゃダメでしょ。もうちょいじっくり考えよ?ね?


「ふぉっふぉっふぉ、なんて顔をしておる。何、どうせわしは独り身な上に、この時代で本来の形で魔法を使えるものなどほとんどおらん。じゃから、次に出会った者授けると決めておったのじゃ。」


 うわーいご都合主義的。実際にこんな幸運ってあるんだね。てっきり創作物の中だけだと思ってた。まぁいいや、その奥義、身につけてやろうじゃないか。



 お正月周辺は更新できるか微妙でして……。明日も運次第になりますね。おそらく来年もそうですのでよろしくお願いします。

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