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※改題済み 電脳世界でスライムライフ!  作者: 虚しき蛙
第3章:ブラックスミスを求めて
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75:進化in the落とし穴

 うーん、太陽の光が眩しい。やっぱ地下生活なんて健康な人(スライム)がするもんでもないね。病む。


 で、早速出てきた猛獣ども。でもね、もう怖くなんてないんだよなぁ。おいテメェら、いいよこいよ。

 挑発として放った煽りダンスて何となくニュアンスが伝わったのか、猛獣達が走ってくる。いやいや、いくら興奮してるからって足元くらい見ようぜベイベー。

 昨日徹夜して掘った落とし穴に、猛獣どもが落ちる落ちる。いやー、ドミノ倒しみたいな爽快感があるね、これ。


 で、一生懸命壁を登ってくるやつも現れ出す。馬鹿だ。実に馬鹿だ。俺が有利な状況に立っているのが分からないのだろうか。下には穴、中には敵。することは分かるね?

 街の地下で回収していた溶岩を?だらー。ふっふっふ、君たちは入浴の習慣をつけた方がいいね。今から焼け死ぬから無意味だけど。掘った穴が着々と溶岩で満たされていく。クフフフフ。


「我が君よ、これは残虐すぎはしませんか?まぁそれでこそ私めの上に立つものと言うものなのでしょう。カーッカッカッカ!」


 えぇ。こいつに残虐とか言われちゃったよ。いやでも俺割と善人サイドよ?今回だって戦いたくないからハメ殺しただけだし。そう考えると俺って平和主義者だな。うん。


『称号:外道を取得しました。』

『スキル:悪鬼夜行Lv2を取得しました。』


 いやアナウンスのタイミングでしょ。さすがにシムさん(=アナウンス)にまでツッコミ入れられたら辛いっすわ。しかも悪鬼夜行て。百鬼じゃない所に悪意を感じる。


 うわ、しかもまだ一体生き残ってる。何こいつ体力たっか。でももう残り百だ。あ、死んだ。


『レベルが最大になりました。』

『進化が可能です。』


 うぉう。進化か。また随分と久しぶりだね。というかほんとにタイミング良いなおい。やっぱ密林に入る前には進化しときたかったしね。まぁとりあえず場所確保だな、うん。

 まずは落とし穴に蜘蛛の巣を貼って落ちないようにする。で、一旦蜘蛛に変身し、背中からモグラを生やして穴を掘る。やばいな、絵面が最高にキモい。


「主殿……申し訳ございません……、少し吐き気が……うっぷ。」


 お前串刺し公のくせにグロ耐性ないのかよ。まぁ見る側にグロ耐性求める見た目とかその時点で頭おかしいとは思うんだけども。


 よし、掘り終わったぜ。まさか落とし穴の壁の部分に部屋ができてるとは思わないだろう。で、中に入って入口を埋める。うん、完璧。


 さてさてさーて、どんな進化があるのかな?


【マーシェス(真実を知る)・マジェスティ・スライム・ソーサラー】


 全ての魔法に精通した魔道を極めんとするスライムが真実を知ったもの。長い歴史の中でも確認されたのはただ一度だけと言われ、神話上のものと認識されている。さらなる魔法を求め、なお変化し続ける。


【マーシェス(真実を知る)・スライム・マジェスティ】


 王の資質を持つスライム。かつては魔物を取り纏めるリーダーとして、魔王の元で長く人類と戦い続け、最後は部下に看取られ死んだと言う。ダンジョン経営を主としており、それが作るダンジョンは他と較べ頭一つ抜きん出た力を持つ。


【マーシェス(真実を知る)・スライム・デッドキング(死者之皇)】


 それは、死を凌駕し、生を冒涜する不遜なる魔物。それは、対峙するものに死の恐怖を伝え、生の喜びを知らせる魔物。それは、死を操り、生を討たんとする魔物。それが現れた途端、辺りは闇に覆われ、黄泉の冷気が溢れ出す。その名はデッドキング、高慢なる死者の皇である。また、骨を組み立て新たな魔物を作り出したりもする。


【マーシェス(真実を知る)・スライム・ヴィランテージ】


 悪を是とし、正義を非とする、不浄の魂を持つスライム。その圧倒的な悪のカリスマは、対峙したものを陶酔させ、悪へと引き摺り込むと言う。様々な所で伝承が残っているものの、その姿を見たものは全て謎の死を遂げ、真実を知るものはいないという。


 いや、まぁ一番強くなれるのはデッドキングかな?ヴィランテージはよく分からんけど少なくとも他の種には強さに限界があると思う。それに対してこいつは、仲間を増やすことで際限なく強くなれるわけだ。最強を目指すと決めた以上、時間はかかっても妥協はできない。


 そんな訳で進化を始めた俺は、ゆっくりと意識を手放した。

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