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七彩武装(プリズムアーマーズ)  作者: 松岡透
外伝―① 全国一斉学力テスト
18/24

16色 外伝 本番

「え?」


私は、星影くんの台詞に絶句しました。

 

「コミュニケーション障害?」

 

「ああ。正確には『アスペルガー症候群』ってやつらしいんだがな...」


「その二つって、どんな感じになってるの?」


「えっとだな...まず、普通の自閉症のことは知ってるか?」


「いや、知らない」


「なら、まずは自閉症のことからだが...」


星影くんは、おもむろにスマホを取り出すと、少し操作をしてから画面を見せてくれました。


彼が使っていたのは、予想通りWikipedia先生でした。


自閉症は、社会性の障害や他者とのコミュニケーション能力に障害・困難が生じたり、こだわりが強くなる神経発達症の一種。先天性の脳機能障害である。脳機能上の異常から認知障害の発症へといたる具体的なメカニズムについては未解明の部分が多い。


症状については、言語の発達の遅れ、対人面での感情的な交流の困難さ、あるいは全くの無関心、反復的な行動を繰り返す、行動様式や興味の対象が極端に狭い、常同的に奇声を発する、手をひらひら動かす、極度の自己中心的思考になる、物を列や幾何学的に整然と配置する、被害妄想を持つ、ストレスによる他害行為などの様々な特徴がある。


なお、自閉症の症状は人によってかなり異なり、以上の特徴が当てはまらない場合もある。


(Wikipediaより、一部抜粋)


「...」


自閉症についてあんまり深く考えたことがなかったせいか、しばらく衝撃で放心してしまいました。


「で、でも、星影くんって、これに全く当てはまらないように見えるけど...」


「だから、俺は『アスペルガー症候群』なんだよ」


といって、もう一度スマホを見せて来るので、再びそれを覗きます。


アスペルガー症候群とは、知的障害を伴わないものの、興味・コミュニケーションについて特異性が認められる、ヒトの発達におけるである。


特定の分野への強いこだわりを示し、運動機能の軽度な障害が見られたりすることもある。しかし、古典的自閉症に見られるような知的障害および言語障害はない。


(Wikipediaより以下略)


「...つまり、自閉症から、知的、言語障害を抜いた障害のこと?」


「まあ、簡単に言えばそういうことになるな」


「てことは、星影くんは、人に対する興味がなくて、その代わりに...?」


「俺の場合、ライトノベルにはまったという認識で正しい...と、思う。俺は、ラノベ以外に興味が湧くことはなかった」


「...」


「あのゲーム...IAOイノセントアーマー・オンラインも、最初は気まぐれで始めただけだったしな...なあ、何で俺が死神の大鎌(デスサイズ)何て武器を使っていたか分かるか?」


「え?」 


「俺は、人間なんて興味なかった。でも、やつらは何時だって俺らみたいな人種を狙って囃し立てる。...そんなやつらを、一人残らず地獄に叩き落としてやりたかった。だから、あんな武器を使ってたんだよ。...蛇足だけど、俺は完全なソロプレイヤーだった」


「人間に、興味が、ない?」


じゃあ、本当は、わたしたちのことも...?


「でも、今は違うな」


「へ?」


「わかるだろ?七彩武装(プリズムアーマーズ)だ」


「あ...」


「なんか、あの輪の中にいたら、自分の本当の居場所を見つけたみたいな感じになって...そこと家以外の場所で、あんなに話すことは一切合切無いんだぜ?」


「...くん」


「だから、俺はヒカリを助けたし、生徒も逃がした。俺の居場所と、お前らを守るためにな...」


「星影くん...」


「ん?どうした?」


「まだ、最終回には程遠いよ?」 


「ここで茶々をいれるか?!お前ある意味大物だな?!」


しかも、発言がメタい!と、続ける星影くん。


まあ、これぐらいの気の緩みはみんなほしかったよね?


ここまで重い話されてもって思わない?


「...ま、それでこそお前だよな」


「でしょ」


「今回ばかりは突っ込まないぞ」


「でしょ」


「予想されてたのかよ?!」


「あ、突っ込んだ」


「━━━ッ!」


「...ごめんなさい、そんな重たい話させちゃって」


「あ、ああ...(急にシリアスモードにされても...)」


「...これからも、七彩武装の壁戦士(タンク)攻撃特化戦士(ダメージディーラー)『闇の守護者・ルナ』として、よろしくお願いします!」


「...了解。...相変わらずリーダー(づら)してんなお前」


「別にいいじゃん。最高学年の上、みんなを集めた立役者だよ?」


正確には、みんなを集めたのはコノッチだけど!


「まあ、いっか...これからもよろしく、リーダー」


「うん!よろしく!」


─────────────────────────


翌日...


そう、今日は、今回の短編の目的、全国一斉学力テスト!


と、言っても、松岡さん曰く(14色あとがき)、テスト結果が帰ってくるのは10月らしいですけど...


でも、私は頑張ります!


・・・・・・


・・・・


・・


そして全国一斉学力テストは幕を明け、そして、4時間分のテストを終えるまで、あっという間だった。


ユッカたちは知るよしもないが、ここに、彼ら彼女らのテスト結果を記しておく。


(『得点/問題数』とする)


ユッカ


国語A・・・22/28

国語B・・・15/19

数学A・・・25/32

数学B・・・6/7


コノハ


国語A・・・25/28

国語B・・・17/19

数学A・・・28/32

数学B・・・5/7


ルナ


国語A・・・27/28

国語B・・・19/19

数学A・・・31/32

数学B・・・7/7


今回の短編には登場していないが、


キラ


国語A・・・28/28

国語B・・・17/19

数学A・・・30/32

数学B・・・6/7


以上

はい。松岡です。


今回の短編...というより、外伝ですが...が、終了いたしました。


このまま一章へなだれ込む...!


と、言いたいところですが...


しばらくの間、七彩武装は休載させていただきます。


と言うのも、もう片方の著作『夢幻』のほうを『第五回ネット小説大賞』に応募してまして...


この調子でいけば、夢幻の零章が完結する前に審査が始まる可能性があります。


どちらかと言えば、夢幻の方が本命なのですよ。はい。


と言うわけで、夢幻の零章が完結するまで、七彩武装は休載させていただきます。


ご迷惑をお掛けし、申し訳ありません。


では、今回はこれで。


ではでは、では~


締めの挨拶、これ()に固定します。

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