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ショートショート連載 僕とAIと信号機と  作者: あみれん


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4/4

その4 相談しよう、そうしよう

僕は自宅のデスクトップを起動し、AIアプリを立ち上げる。

このAIアプリは、最もプレミアムなサブスク契約をしている。


当然だ。


ITの製品やサービスの質は、綺麗に価格とマーケットの大きさに比例する。

高かろう、良かろう、の世界だ。

科学的で計数的な品質評価手法を確立しやすいので、メーカーやプロバイダーは品質や価格を誤魔化しづらいのだ。


プロンプト画面を開く。

しばらく頭の中を整理する。

そして僕は、ゆっくりとキーボードを叩き始めた。


[プロンプト]


通勤途中にある歩行者用信号機について調査したい。

目的は、その信号機が自動車と歩行者にとって適切に制御されているかを評価すること。

現地調査を行う予定である。

効率的、客観的、且つ経済的にデータを収集する方法を提案してほしい。

調査コストはできるだけ低く抑えたい。

また、法的・倫理的な問題が発生しないことを重視する。

自分は、このデータ収集には参加できない。


[ENTER]


さてさて、これからエキサイティングでプロダクティブな会話が始まる。

僕はこの瞬間が大好きだ。

正直、人間相手ではこうはいかない。

論点がずれたり、感情論になったり、余計な気遣いが発生したりする。

その点、AIはいい。

目的を伝えれば、目的に向かって一直線に進む。


僕の興奮度はじわじわ上昇していた。

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