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第20話

 光明の騎士の死体は骸骨兵士やゾンビたちにはずかしめを受けていた。これが敗者の末路よ。あわれな……。


 骸骨兵士はボロボロの歯をカチカチ打ち鳴らしながら槍で何度も光明の騎士を刺し楽しむ。


 傷を増やす正義のものの死体。鎧が破れ肉がさけ血が溢れ出す。


 その血や肉を食らうゾンビたち。とてもグロテスクだ。しかしもう私は慣れっこだ。


 モンスターたちからすれば同輩をほふった憎き存在……いや、そんな感情は持ち合わせていないか。


 ただただ光を忌避しているということか。自分達に害をなすのは光だと本能的に悟っているのだろう。


 私は命令をこなすためその薄気味悪い城を出た。



「お嬢様、何を恐れているのです? ここには俺、虎狩りのモシアスがいるではありませんか……剛の者ですぜ俺は……」


 あたし、メリアリアは歴戦の猛者モシアスのその発言で勇気を得た。確かに彼は腕利きの戦士だ。


 そこら辺のモンスターなど瞬殺だろう。あたしは闇神に狙われるのを予想して兵士がつめている大部屋で寝起きすることにしている。


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