夕方まで続いた昼寝
なぜか、畑からの帰り道は、その日の朝、川に行ったときよりも、ずっと疲れる感じがした。足が、一歩ごとに少しずつ重くなっていった。もしかしたら、単に距離のせいだったのかもしれない。あの野菜や果物の木でいっぱいの畑は、中を歩き回っているときに感じていたよりも、ずっと遠くにあったのだから。帰り道のあいだずっと、遅い午後の日差しが、首の後ろにあたたかく押し当たっていた。
「ふあああ……」
あごが大きく伸びてから、また閉じた。花畑に戻ってから、体がこんなふうに裏切るのは、もう二回目だった。歩くあいだ、丈の高い茎が、ひざにやさしく触れていた。
わたしたちの手は、ほとんど同時にほどけた。メイさんの手のひらが離れていって、そのあとに、かすかなあたたかさだけが肌に残った。
メイさんは数歩前を歩いてから、立ち止まって、こちらを向いた。野菜の入ったかごは、腰に軽く乗せられていて、編まれた縁の上から、葉っぱがいくつか顔をのぞかせていた。
「よし、ジア。メイさんは今からお昼ご飯を作りに行くわね」
わたしにできたのは、ゆっくりうなずくことだけだった。まぶたは、もうそうなるはずの重さよりも、さらに重く感じられた。
「わかった、メイさん。ジアも……ふわあ……」
話している途中で、まぶたがどっと重くなって、文章をちゃんと終わらせる前に、あくびが勝手にこぼれ出た。慌てて頭を左右に振った。眠気がそれと一緒に振り落とせればいいと思いながら。でも、その動きは、かえって考えをぼやけさせるだけだった。
「ジアも、テントの中で休んで、少しだけお昼寝したい」
メイさんはやさしくうなずいて、それから料理をする場所の方へ向かって歩いていった。わたしを花畑の中に一人残して。まわりでは、軽い風が通り過ぎるたびに、丈の高い草が足首のあたりでかすかに揺れていた。
そのあいだ、わたしはテントの中へ這って入った。布は、薄れていく午後の光の中で薄暗くてひんやりしていた。体が、下のやわらかい敷物の上に、ほっとしたように沈み込んだ。頭が敷物に触れた瞬間、目はほとんど自動的に閉じた。最後に気づいたのは、布の壁にしみついた、乾いた草のかすかなにおいだった。
……
もう一度目を開けたとき、まだテントの中に横たわっていた。布の壁は薄暗くて、外に残るわずかな光でぼんやり光っていた。頭上の天井には、長くて不思議な影が伸びていた。
両腕を頭の上に伸ばして、背中を敷物に軽く反らせた。こわばった筋肉が抗議するみたいに、小さなうめき声が漏れた。しばらく座ってから、ようやくテントの入り口の方へ這っていった。
空を見上げた瞬間、もうほとんど暗くなっているのに気づいた。木々の輪郭の向こうで、オレンジ色の名残が急速に消えかけていて、いくつかの早い星が、もうまたたき始めていた。
ジア、本当にそんなに長く寝ちゃったの?
でも、テントの中からでも、メイさんがいつものようにたき火のそばに座っているのが見えた。その姿は、揺れるオレンジ色の光を背に、影のように浮かび上がっていた。燃える薪のパチパチという音が、かすかにこちらまで届いていた。
わたしは残りの道のりを這って出て、テントの入り口の近くに座り込んだ。夕方の冷たい空気が、まだ眠そうな肌をなでていって、裸の腕に鳥肌を立たせた。
「メイさん?」
メイさんはすぐにこちらを向いた。あのいつものあたたかい笑みが、顔いっぱいに広がった。炎の光が、目じりのしわをくっきり照らしていた。
「ジア?やっと起きたの?」
まだ眠気の霧の中にいるみたいなまま、わたしは立ち上がって、メイさんの方へ歩いていった。足取りは少し不安定で、一歩ごとに、裸足がひんやりした草を踏みしめていった。
そのあと、メイさんの隣に座って、頭をその体に預けた。服には、木の煙とかすかなハーブのようなにおいがしみついていた。
たき火のあたたかさが、やさしい波のように顔に届いた。でも、隣にいるメイさんの体も、同じくらいあたたかかった。特に、肩にかかっている、分厚くて毛に覆われた部分がそうだった。あまり考えずに、わたしはその毛のあたたかい部分に腕を回した。まぶたが、またすぐに重くなった。たき火のリズムのあるパチパチという音が、さらに眠りへと誘っていった。
「ジア、起きて。また寝るなら、その前に食べてね」
メイさんは体を少しずらして、わたしがちゃんと座れるようにしてくれた。それから、器を一つ差し出した。表面からかすかに湯気が立ちのぼって、あたたかくて土っぽい香りを鼻先に運んできた。
中には、ナスみたいな形をしたじゃがいもと、その日畑で摘んだ緑色のさやいんげんの煮込みが入っていた。薄くて淡い色のスープの中で、その塊がやさしく揺れていた。
わたしは器と、メイさんが渡してくれたスプーンを受け取った。木の柄は、まだたき火のあたたかさをかすかに帯びていて、長年使われて表面がなめらかになっていた。
なぜか、さっき午後に食べたあのマンゴーの葉っぱの味が、記憶の中では、これよりずっとおいしかったものとして残っていた。あの不思議な甘さが、舌の奥にまだかすかに残っている気がした。
でも、そのころには、おなかが空腹で痛いくらいだった。あばらの下で、かすかに鳴っていた。それに、最後に何か食べたのは、お昼前だった。まだ野生の野菜や果物でいっぱいのあの畑を歩き回っていたころだった。
ようやく、わたしは食べ物を口の中へすくい入れ始めた。ひとくちごとに、あたたかさが胸の中にゆっくり広がっていった。じゃがいものやわらかい食感が、歯の下で簡単にほどけていった。
食べているあいだ、メイさんが急に聞いてきた。
「ジア、今日のお散歩、そんなに疲れちゃった?メイさん、さっきお昼の時間にジアを起こそうとしたんだけど、全然起きなかったのよ」
手が、途中で止まった。スプーンが、器の上でぴたりと止まったままだった。
器の中を見下ろしながら、わたしはゆっくりうなずいた。その動きで、スープの表面がかすかに揺れるのを見つめながら。
「うん、メイさん。ジア、たぶんこんなに遠くまで歩いたの、初めてかもしれない」
少し間を置いてから、また続けた。スプーンの柄を握る指に、少し力がこもった。
「ジアが言いたいのはね……追いかけてくる人たちから逃げるために、森の中を走っていたときとは、なんだか違う感じがしたの」
わたしは、ちらっとメイさんの方を見た。何か言葉にならない反応がないか、その顔をうかがいながら。
メイさんはしばらくたき火を見つめていた。炎が、その目の中で踊っていた。光が表情の上をちらちら揺れてから、また視線をわたしの方へ戻した。
「ふわあああ……」
その音は、許可を求めることもなく、勝手に体からこぼれ出た。
手が慌てて口へ伸びて、何度も瞬きしながら、目を開けたままにしようとした。
え……?
もう抵抗できなかった。まぶたの重さは、一秒ごとにどんどん強く押しかかってきて、体全体が、下の地面に沈み込んでいくみたいに感じられた。
メイさんは小さく笑った。やさしくて、まったく気にしていない様子だった。
「まず食べ終えてね。そのあと、また寝ましょう。そうすれば、明日は早く起きられるし、メイさんと一緒に川に行けるし、また新しいことも学べるわよ」
わたしは何度も頭を縦に振って、急いで残りの器を空にしていった。スプーンが、器の内側にかすかにあたる音を立てながら。
「ジア、ゆっくり食べて」とメイさんが、心配そうな響きを混ぜながら、やさしくたしなめた。
「明日はまた川に行って、魚を獲ったり水を汲んだりするわよ。正直、メイさん、最近お魚が食べたくてたまらないの」
わたしはもう一度うなずいて、食べるペースを落とした。ひとさじずつ、ちゃんと落ち着かせてから次を口に運んだ。スープのあたたかさが、ようやくその日の疲れを少しずつ追い払い始めていた。
食べ終わって飲み終わると、器とコップをたき火の前に置いた。木が近くの石にかすかに触れて音を立てた。たき火のあたたかさが、まだ指先にかすかに残っていた。
そのあと立ち上がって、メイさんに小さくお辞儀をしてから、向きを変えて、小さなテントの方へ戻っていった。夜の冷たい空気が、後ろについてきた。たき火の明かりがゆっくり視界から消えていくにつれて、後に残った静けさを埋めるように、虫たちのかすかな鳴き声が大きくなっていった。




