#03 世間を欺くには世間様と同じ顔色をさなれませんと、おほほ
永禄十二年(1569)九月七日
「大丈夫とは」
天彦は無表情で言った。阿保かこいつの顔で見てくる茶々丸に向かって。
天彦の言葉な至極正しい。一般的にも事情通でも誰だって擁護してくれるだろう正しい感情の発露である。それはそう。
どこの世界に寺領を分捕っておいて大丈夫履いてますからとドヤ顔ができる公家がいるのか。いない。いないのよ。氏ぬ死んだ。じんおわ……。
天彦は脳内で一頻り愚痴を零して消火するいつもの儀式をやってから、
「大丈夫とは」
もう一度、阿保かこいつの顔で見てくる茶々丸に向かって念を押した。
大事なことなので二度言った。流儀と様式に則って。
「なんや菊亭らしいないの」
「お前さんはいっつもずっと茶々丸らしいてええさんやね」
「嫌味かコラ」
「嫌味に決まってるんコラ」
「やんのか」
「やるわけないし!」
「やらんくせに虚勢張んな。意味不明すぎやろがいっ」
「知るか。どつかれんの厭すぎるんじゃ!」
「訳のわからん……」
「そっちこそ! 一生ずっとわけわからんやろ」
「何を」
「なんやっ!」
天彦は譲らない。断固として。事情はまだわかっていない。寺領を分捕ったとしか報告を受けていない段階なので。
だが油断はならない。この時期この時代の領地は複雑に権利関係が絡み合っていて、寺領だから寺社だけが支配しているとも限らない。むしろ限っていないと勘ぐるのがこの時代との正しい向き合い方なのである。
だがその上で天彦には容易に予想できていた。むろん部分的にだが。
何しろこの茶々丸が大丈夫と請け負っているのだ。寺領は真宗の絡まない、さしずめネームバリューのある他派なのだろう。嫌な予見の立て方だがある意味では真理を突く手法でもあった。阿保かと言いたい。
「アホめ」
言った。
どつかれる! 天彦は咄嗟の防衛本能で頭を守ったが拳骨メテオストライクは振ってこなかった。これはセーフ、なのか。
恐る恐る顔を上げると、そこにはどうやらセーフの顔があった。ほっ。
「なんやご機嫌斜めやの。菊亭は家を挙げて寺社上等と違うんか」
「厭すぎる! 風評被害やめてもらっていいですか」
「は?」
「あのね茶々丸氏。いいですか。当家は今、非、じょーに宜しくない立場に追いやられており、可及的速やかにいい家キャンペーンを張らなければ詰みます。詰むのです。わかりますか詰み。お仕舞いです。誇張でも冗談でもなく100の本気でお仕舞いです。茶々丸、ちゃんとしよ?」
天彦は茶化さず深刻な口調で伝えた。一見茶化している風でもそれは茶々丸にも正しく意図が伝わったようで、さすがは級友。
茶々丸は好戦的がデフォの鋭い双眸をややキョドらせ気味に、詳しく。巌とした口調で状況説明を彼にしてはレアな態度、つまり下手から強請っていた。
むろん天彦に否などない。その場で早速二人会議を始めて、そこから約一刻ほど話し込んだ二人は、更に今後の対応策もかねて改めて意見交換を始めるのであった。
◇
未刻日昳、昼八つの鐘が鳴る頃。
天彦、茶々丸の二人が余人を交えず真剣に話し込んでいると、気づけばすでに二刻(四時間)も経っていた。
「……エグい。武田が逝ったんか。あの甲斐の虎が。そない簡単に。菊亭、お前に睨まれたら武家など赤子の手を捻るようなもんなんか」
「阿保丸。ちゃんと話訊いてんか」
「訊いたやないか。訊いた上で判断したんや。今頃本家は泣いんとんぞ。いや死んどるな。いずれにしてもエゲつない……」
天彦とて異論はない。むろん不満は山盛りあるが。だが今更なんだ。不可抗力だとしても世間の見立ては間違いなく茶々丸寄りだろうから。足掻いても無駄。
茶々丸の評価はこの際、天彦としては茶々丸との議論の時間は楽しい時間の一つだった。有意義。その一言に尽きるだろう。少なくとも雪之丞とわちゃわちゃ話し合っているときの終わった後の無駄骨感とでもいうのだろうか、徒労感が一ミリもないだけで高評価を与えられた。
今回に限っては内容が愉快味の欠片もないのでその限りではないのだが、普段ならほんとうに楽しめる場面の一つ。何しろ茶々丸はあらゆる方面に筋がよく機転の利かせ方などはほとんど化け物染みていて、嫉妬を覚えることさえ馬鹿らしいほどの天才っぷりを発揮した。
今回も片鱗を遺憾なく発揮してくれ、実家と所縁もない寺領という事情も手伝って献策してくれた策は控えめに言って“逝ってヨシ”のオニ案だった。
「えぐっ。茶々丸えぐっ」
「おまゆう」
「あ。それ使ってるんや」
「ええな。これ」
「ええやろ響きが。おもろいし。それはそうとして与六は大丈夫なんやね」
「わかったぞ菊亭」
「何が」
「それや。お前の訊き方が拙いんや。大丈夫かと問われたら人は、いや家来とは本質的に主君に大丈夫と返したくなる生き物なんや。誰しもが大丈夫やと答えるもんなんや」
「ほんまや。なるほど……、って、なんの肯定にもならへんよ。むしろ胡散臭さが増してるん」
「ちっ、勘づきおったか」
「おい」
小さな甘笑いを入れて、
「まあそやけど今回はお前が危惧するような仏敵騒動にはならんやろ」
「ほんま?」
「ほら。それがアカン」
「あ」
「でもほんまや。それを証拠にまだ敵は騒いどらん」
「それが厄介で不気味なんやけど」
「なんやビビってんのか」
「ビビってないし」
「嘘をつけ嘘を」
ウソだった。ビビりすぎてちびっていた。
「与六は大丈夫なんやろね」
「あのな菊亭、お前があいつをどう思とるんかは知らん。そやけどすべて勘違いや。生温い」
「何が」
「あいつは悪鬼羅刹やぞ。大丈夫とかどうとかそんな存在ではないと思う」
「ほえー。茶々丸にそれを言わせるんや。与六かっこええさんやね」
「儂には怖いしかないけどな。……ところで高虎はなんで心配したらへん」
「高虎? あいつも一緒なんや。知らんかったん」
「報告には上がってるはずやぞ。抜けてたなら担当者ボコる」
「まあまあ。で、あいつって死ぬん」
「まあそやな」
「な」
「おう」
二人を妙に納得させてしまった高虎の生命力への信頼感、または存在感の大きさはさて措き、すると与六の心配度も飛躍的に下がってしまった。
「ふふふ」
「あはは」
天彦と茶々丸は二人して笑いあい与六の安全を改めて確信して。
茶々丸調べ曰く、ことの経緯はこうだった。
乙訓地域(未来の現代では向日市や長岡京市と呼ばれる地域)と葛野郡の桂・川島付近を合わせた地域を西岡と呼んでいた。
与六が奪取した城(砦)もこの西岡にあり、この地域は松尾社・天龍寺・護国寺(東寺)・石清水八幡宮といった寺社寺領と、近衛・鷹司の摂関家家領が入り乱れる所有権が複雑な土地柄である。これが一つ。
そんな土地には有力な土豪や国人が根差すとしたもの。しかもそこに根差す土豪や国人衆の性質は往々にして独立不羈の精神が異様に強いという傾向が強く、そんな感じなので地域での諍いが絶えず必然流血も絶えなかった。
長らく守護大名が不在というのも影響があるのかもしれないが、いずれにしても乙訓地域は惣国の性質が強かったのだ。これが二つ。
するとある日、そこに土豪や国人衆を纏める有力者が出現した。
それが小塩荘の下司職である神足氏である。当主神足孫左衛門友善は乱世を終わらせるべく立ち上がり、西岡衆(土豪・国人)を足利家の被官衆(足利家の親衛隊的要職)に推挙し自身は細川の家臣となって地域の安定に尽力した。これが三つ。
ここで与六と接点が生まれる。与六は伊勢の御曹司をどこに匿うのか熟慮した末、この細川の家来を頼ることにしたのだろう。情報源は実益か。たしかに実益の下向前、何やら二人でいちゃいちゃしていた記憶が天彦にはあったので。
つまり実益妻(仮)絡みの案件であった。しかも非常にややこしい。これが四つ。
以上この四点が茶々丸調べの要点の要所。もちろん主観が混じっているだろうから幾分かは差し引いて検討しなければならないだろうけど、概ねこの通りであろうと天彦は判断する。
さて、
「大丈夫とは」
「なんや」
「……これのどこに大事にならん要素があるんかと訊いたんや」
「あ? そんなもん簡単やないか。足利は越後の上洛にばたばたで足元にさえ目を向ける余裕がない。寺社は不穏ながらも気配を沈め、在地の国人は気にせんでええやろ。これのどこに不安要素があるんや」
ある。ありすぎる。
見解の不一致です。不安要素しかありませんよね。
それら勢力が一斉に騒ぎたって向かってきたらどうする心算か。
きっと茶々丸のことだから……考えてなさそー。なのである。つまり不安しかない現状であった。
曰く、その足元さえ見られない足利将軍家の管領家に臣従していた神足氏のご当主が苦難に喘いでいたとのこと。
まあ想像に難くない。細川は足利幕府に追放されて立場は極弱だし、この世界の寺社の極悪非道っぷりはどれだけ盛られても驚かない。実際訊くより酷いなんてことはざらにある。むしろある。庶人ばかりでなく公家にだって寺社に追いこまれ詰んだ家は少なくないから。
大方、与六の頼った土地も多分に漏れず寺社がえげつない統治をしていたのだろう。銭に飽かして、銭に付け込んで。神の名の許に、仏の名を騙って。
あの与六のことだ。さぞや義憤にかられたことだろう。さぞや血を滾らせブチ切れたことだろう。人を救うはずの貴様ら神職が何をしているのかと。大激怒したのだろう。それこそ後先考えず城を分捕ってしまうくらいに。こちらも想像に難くない。
実は与六。できる子の仮面を被ってはいるが、実際内政をやらせると極端に振れるし極めて危うい。戦もそう。その傾向が非常に高く、指揮を取らせても突撃突貫スタイルなのである。意外にも実は猪武者の代表格が与六であった。天彦には一ミリも意外性はないけれど。
何しろ天彦、与六のそんな無駄に生きづらいだろうエゲツナ真っすぐさに一番魅力を感じて惹かれている代表格であったのだ。
だから特段驚かない。今する? 今やのうてもええんちゃうのん? の感情は大きくても。
「与六ぅ……すき」
「菊亭、お前という男は」
「呆れたん?」
「いや、ブレんなと思っただけや。終始ずっとふざけとる。この血生臭い戦乱の世にあって、一人涼しい顔をして。そしてそれができるのは菊亭、きっとお前だけなんやろう」
「ん、そうでもあるよ。おおきにさん。茶々丸もずっと好きやよ」
「や、やめとけ気色の悪い。なんじゃなんやねんお前……!」
「あれ、あれれ? ほななんでそない嬉しそうなんや――痛いやろっ! どつくなやっ」
「ほな黙っとれ」
「あ、はい」
黙った。
だが問題は冗談では済まない。しかも異様に複雑である。
取りも直さず現地の状況を正確に調べなければ動けない。それもナル早で。
茶々丸を信じればおそらく心配はないだろうが、与六の籠城がいつまでもつのかも判然としていない中なので楽観視ばかりもしていられない。やはりどこまで行っても絶対のない乱世戦国室町なので。
そしてまずはどこから分捕ったかが正確な先、それが重要だ。寺社とは言え元々の寺領ではきっとないはず。過重徴税など珍しくもない情勢下、足利将軍家か在地勢力からなのか。最悪は天領絡みなんて可能性だってなくはない。
そして次に絡んでくる中核寺社はどこの勢力なのか。またその寺社はどれほどの戦力を保有しているのか。そして足利はどこまで介入してくるのか。朝廷の介入はあるのかないのか。そしてそれらは示談で済むのか済まないのか。
死者はどれほど出たのか。見舞金で解決できるのかできないのか。領民は与六を支持しているのかいないのか。
天彦の脳裏には様々な問いが駆け巡った。
「茶々丸、西院衆含めて家の戦力に最大招集をかけてくれ。フル装備で」
「任せろ。フル装備とは何や」
「伝えればわかる」
「なんやと聞いたぞ。儂は」
「あ、うん」
どつかれる前にfullの説明をした。室町だるっ。
だが茶々丸がダルかったのはここまで。天彦の意図は説明せずとも汲んでくれた。
すべて銭金で解決がすまない場合、菊亭は即刻戦時体制に突入する。それを確定させればあとは些事だ。それでいい。
天彦に与六の首を差し出すという選択肢がミクロもない以上は当然の判断である。その逆の銀河系レベルにだってないのだから鉄板を超えた確実にない。
つまり家来を差し出して家の存続を図る選択肢は滅んでもない。天彦個人が死んでもない。滅びるなら共に。そういうこと。
ならばあとはじっくり式を解いて行けばいい。そう考えると天彦の気分は案外楽になれるのだった。
これが甘い。眠たいと誹られても非難上等。何しろ天彦は内外に知られる大の甘党なのである。大のお寝坊さんでもあるし。言わば申せ。枕を高くして眠れるのなら。そんな強気で跳ね返す。
かといって天彦、進んで死にたい死にたがりではけっしてない。
だから敵の出方は重要だった。そう導くように交渉する格好の場面ではなかろうか。
即ち世に菊日和は数あれども今回ほど菊亭の公家力が問われる、絶好の場面はそうはない。そんなネゴシエーション能力を試される非常に見せ場満載の局面とも言えた。天彦が交渉のテーブルに着く相応しい人材かどうかは別問題としても。
「神足友善さん。律儀なお人さんやね。きっと立派な人やと思うん」
「敵に塩を送るんか」
「敵?」
「そやないけ。細川の被官やぞ」
「細川にも種類あるやん」
「元は同じや」
「そうかな。ほな茶々丸は今出川も菊亭も同じなんや」
「同じやろ。血とはそういうものやろ。それを別と捉える菊亭、お前こそが異端と知れ」
まんじ。
天彦は初めて知った。そんな感情で一旦この話題からは遠ざかる。
「でも立派やん」
「何が立派やそんなもんアホやろ。無駄に突っ張らかして義理立てして、多くの領民泣かせてたら世話ないわ」
「領民を泣かせたんは寺社の営む土倉やろ」
「阿保か。広義には領主や。何のための領主やねん」
「へー」
「なんや」
「べつに」
「なんやコラ」
「訊きたい?」
「ゆわんかいっ!」
「うん。ええよ。身共は思ったん。茶々丸の言葉は正しいって。ならどうなんやろって」
「何がや」
「だって友善さんを非難している茶々丸は、身共のために無駄に突っ張ってくれへんのやろ。立場を置き換えたらそうゆうことやん。そう思うとなんや知らん急に哀しいなったん」
「っ――」
痛いやろ! 蹴るな。
仕返ししたのに仕返しの仕返しされた天彦は憮然として猛抗議する。
だが天彦の脛を強かに蹴りつけた茶々丸は、ぼそり。領民なんぞ知るかボケ、命張って突っ張るに決まってるやろ。しょーもないこと訊くなカス。
背中で語って天彦の私室兼応接間を早足で後にするのであった。三人ほど途中に無辜なる犠牲者を出して。南無。
「茶々丸、待ってぇ」
うふふテレテレ。知ってたし。
知っていると嘯きながらも天彦は、さっきまでの不愉快な気分は何処へやら。
あまりの嬉しさに嬉し味を隠しきれずその頼もしくも傍若無人な茶々丸の背をるんるんの足取りで追うのだった。
と、そこに入れ違いで菊亭一のお家来さんがやって来た。
汗も汚れもさっぱり落とし。ちょっと気取った着物に着替えた菊亭一のお家来さんは、発見! お目当てを見つけると声を出して、取次役のこれまた菊亭一のお家来さんの元へと足早に向かい声をかける。
「是知、若とのさん、ええことあらはったんか。今さっき羽が生えたように表に参らはったけど」
「茶々丸殿と話し込まれておられた」
「ふーん。で? なんでお前が不機嫌なん」
「某は……、かなり高度な会話で、不覚にも内容についていけなかった。無念ぐぎぎぎ」
「あ、そう。賢のお前でもなぁ。ん? でもちゃうよね。某の訊いたことちゃんと答えて」
「いや訊ねたであろう」
「知らんし。お前のことなんかどうでもええ」
「くっ、ならば何をお尋ねか」
「だから! 若とのさんの上機嫌な理由やん。アホやな是知は」
「ちっ……だが、さあ。某には殿にとってどの場面が喜ばしかったのか、皆目見当もつかぬでござる。殿はいつものようにずっと詰られておられたから……」
「へー。ようわからんね。そっか。ほんで参らんでええのんか」
「何やら向かう先は鉄火場らしく、我ら諸太夫はお役御免との由にござった」
「へー。……え。鉄火場、え、戦?」
「西院衆には招集をかけられ、我らは陣屋待機との下知がくだされた。そうであろう。なんぞ」
「やば」
「待たれよ」
「え。嫌やけど」
雪之丞は是知の話を聞き届けた上で踵を返した。返そうとして肩を掴まれ回れ右。……なに? 某、急に忙しいねんけど。
「取って付けたように。いいから待たれよ。某の話を訊いておったか」
「訊いたけど。それがどない」
「どないこないも我ら文官諸太夫、待機にござる」
「我ら? 訊いてないよ某」
「たった今! この口で! 某が! お伝え! 致したのは何か」
「あ、そう。でも嫌やけど。普通に」
「ふつ……、まあよかろう。あいにく待機。貴殿、今日という今日は膝を突き合わせて語らい合おうぞ。侍を何と心得ているのかを、栄えある清華家直系大菊亭家の家来であることを何と心得ておるのかを、じっくりと時をかけて語らい合いたくござる」
「え。もっと嫌やけど」
「何をっ!」
「もう五月蠅いなぁ。大声出さんといてんか。何をって、そんなダルいこと佐吉としいや。好きそうやんお前もあいつも。佐吉は?」
「存じるか! ダルい無礼ではないか。貴様、今日という今日は許さんぞ」
「え。なんで怒ってるん。是知はいっつも唐突やから某しんどいわ。そやヤバそうなんや、ほな!」
「しんど……あ! 朱雀殿、待たれぬかっ」
雪之丞は意外に足が速かった。だがきっと主に逃げ足だけに発揮される特殊スキルだろうけど。
【文中補足・人物】
1、惣国
地区のまとまりを郷、郷のまとまりを惣といい、惣がまとまった地域を惣国と呼んだ。原則自治であることがほとんどで幕府から指名されて派遣される守護大名不在の地域に多く見られる。
この惣国の中から抜きんでて出現するのが戦国大名であり、その最大有名勢力が毛利家である。
2、神足氏
小塩荘の土着国人、細川家の被官、乙訓郡西岡被官衆の纏め役。
お読み下さいましてありがとうございます。