前へ目次 次へ 25/30 (三) 「こっちはダメよ」 宮木美代子が小銃をセミオートで撃ちながらそう言った。 「クソっ。なんでまた待ち伏せされてたんだ」 悦子は舌打ちした。 隠れている建物の陰に着弾音が鳴る。 「今はそれより、どっち行くの、姐さん」 芙美恵も銃を撃ちながら悦子に尋ねた。 三人は爆破のリベンジで、先週の事件現場から少し北に行った所に爆弾を仕掛けにきていた。爆弾をセットしたところで民間警備会社のMGKSの連中に見つかってしまったのだ。 (続く)