↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Summer memory.  作者: れむ
PR
1/9

プロローグ

「またいつかここにこよう。

それで、また………だから――…」


「だから。…また、会おうな」

大丈夫。

きっとまた僕らは出会える。

だから、その日まで――――…。












「…とするため、xの値は」


暑い日差しの差し込む窓辺。

 中学2年生の僕、小坂(コサカ) 京(ケイ)はたった今夏休み補習の真っ最中だ。

視線は窓の外、白チョークを片手に黒板に響く音と先生の淡々と喋る説明だけが、耳に聞こえては通り過ぎるように流れていく。

科目は僕の嫌いな科目兼、苦手科目の数学だ。

(全く。なんで数学なんてこの世にあるんだか…。)

 シャープペンシルを机の上に転がして、ため息をつく。

クーラーは入っておらず時折窓から吹き込む風だけが唯一、この教室の暑苦しい温度を少しだけ涼しくして、開いたままでまだまっさらなノートをパラパラとめくって吹き抜ける。

(早く終わらないかな、補習…。)




夏――――…。

 うだるような温度が漂うこの季節は、なんだか不可思議な物語に出逢えそうな気する。




 後にこの予感が的中することになるとは、このときはまだ知る由もなかった。














評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。