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死はコントロールできない
好きな漫画家が以前
自殺した作家は信用できない
好きになれない
というようなことをネットで呟いていて
ずっとそれが引っ掛かっている
その漫画家には敬意を抱いているけれど
その意見には全く賛同できなかったから
あの作家、この作家、と
自分の好きな作家、表現者で
自殺した人は何人もいる
未遂を含めればなおさらだ
嫌いな作家もいるが
別にその人が自殺したから嫌いなわけではない
自殺した作家は信用できない
そうだろうか
その結果だけで、それまでの思考の軌跡や表現の強度は疑念を呈されることになるのだろうか
どう死ぬのかを、コントロールできる人間などいないのに
どれだけそれが、周到に計画されたように見える自殺であっても




