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文学のご馳走
チェーホフ、ベケット、シェイクスピア
カフカ、ジョイス、フローベール
ウォーにウルフにチェスタトン
聖書、ボルヘス、アウグスティヌス
ムージル、ロート、プルースト
ポーにメルヴィルにヴォネガット
セリーヌ、ブレヒト、ベルンハルト
ダンテ、プラトン、アイスキュロス
ナボコフ、マルケス、クリストフ
論語、ゴーゴリ、エックハルト
ホメロス、セルバンテス、ドストエフスキー
本棚に並ぶ
文学のご馳走
贅沢な遊び場
言葉の森
ああでもみんな
異国の人の
異国の言葉
鏡に映った舶来の言葉
楽しく奥深いこの遊び場も
いつかは潰される日が来るのだろうか
遠くの言葉がことごとく燃やされて
触れた者みな吊るされる日が来るのだろうか
なんだか嫌な予感しかしない
不安の雲しか浮かばない