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ナンバー1

 おおよそではあるけれど

 いまの世界に人間は

 75億人ほどいるらしい

 そのなかで真っ先に死ぬ人間を1として

 もっとも遅く死ぬ人間を75億とすると

 ぼくに付される数字は

 何番目になるのだろう

 桁数くらいは

 教えてもらえないものだろうか

 こんな考え方は

 運命論に傾きすぎか

 まあ順番が決まってなかろうが

 決まっていようが

 人はどんどん死んでいく

 生きている者は老いてしまうが

 数字はひたすら若返り

 いずれは1番になるときが来る

 だれでも人生の最後には

 1番になれる日が来るのだ

 ナンバー1が好きな人は

 そんなふうに考えて

 死を楽しみにしたらどうだろう

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