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第一章 11話 友よ

ここはクライン王国から離れたとこにある森の中

4人は座りレインの話しに耳を傾けていた


『先程の話…精霊使いは精霊王と言う世界を護る精霊の番の友だったんです』




『精霊王、俺はお前の手助けがしたい、だから俺に人間を護る手助けをさせてくれないか』


『友よ…そう言ってくれるのは嬉しいがそれではお前に危険が及ぶであろう』


『お前に救われた命…恩を少しでも返したいんだ』


『…そこまで言うのなら、精霊をお前の元へつける、スペ…ダーディン

、光の精霊と闇の精霊だ』


こうして精霊王が友と呼ぶ男に精霊を使わせたのが精霊使いの始まりだった

そんな精霊使いは人間界に戻って人間を護り精霊に愛されし存在と皆から慕われていた


そんな時あの事件が起こった

精霊使いは裏切り精霊王を殺してしまったのだ


『精霊使いは私達の王である精霊王様を裏切ったのです…あんなに仲がよろしかったのに…』


レインは苦しそうに精霊使い精霊王の関係を話した。


『少し気になったんだけどさ…精霊王がいないのにどうして君はここにいられるのかな』


殺されたという事は精霊王はもういない、だが、精霊王がいなければ精霊は人間界を自由にはいられない、そもそも魔物は増え続け人間は住んでいられなくなってしまう


『やはり…詳しいですねアルビスさん、レイヴだとしてもそこまで知っているのはおかしいです…何故です?』



『あれ?知らなかったのかい?精霊の話は本に記されていて知ってるんだ』


『…本?…どういう事です?』


『どういう事も何も…世界中に精霊や精霊使いの話の本が売られているんだよ、まぁ、御伽話という事にはなっているけどね』


『…なるほど、だから詳しいと…闇の精霊はレイヴの手元にあり私達は敵という事は狙われます…精霊に関しても詳しいのなら面倒ですね…』

 

言いはしないがまだアルビスの事を信じてはいないレイン

暫くは身を潜めるために野宿を繰り返す

まだまだお互い気になることだらけだがそれなりに仲も深まっていくのであった



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