EP1
初書きになります。よろしくお願いいたします。
進級をして、授業が始まりもう二か月ほどが経ち、もうそろそろ慣れてきたはずの頃教室ではまだ慣れない光景あった。それが薫坂 灰夜だった、銀髪のウルフカットから覗く目はいつも睨むような目つきで缶コーヒーを片手に授業をうけ愛想なくけだるげだった午後からは机に突っ伏して寝ていた。
~チャイムがなりお昼休みに~
「なあ、また見てお前まだあれが気になるのか?琥珀」
後ろを振り返き友人の茶野 玲が聞いてきた
「まあ、だってまただよ?」
「それがそんなに大事なことかよ」
「だって毎日しょうがないみたいな顔で缶コーヒーのんで、、」
ちょうど灰夜が缶コーヒー呷る
「コーヒーコーヒーいってさぁそこじゃないだろ?」
「だってコーヒーをあんな感じに、、」
「まあわかるがな」
幼さの残る童顔の黒髪、深煎 琥珀の実家はカフェバーである
「なあ放課後またお前の店行っていいか?」
「来るの?今日はプリンを冷蔵庫に仕込んできたよ」
「お、今日はあたりの日か楽しみだ」
「ただの裏メニュー的なんだけどね」
帰りの準備を済ませ玲と店に向かった
カラン♪カラン♪
「いらっしゃい、っておかえり琥珀、玲くんもいらっしゃい」
「マスターカフェオレと琥珀のプリン一つ」
「はいよ」
まるでギルドマスターをやってそうなマスターは裏の冷蔵庫からプリンを持って来て
「あら、今日はあたりの日なの?」
「ただのプリンですよ」
「はい琥珀プリン」
「それがあたりの日なのよ!」
嬉しそうに常連のお姉さんもプリンをマスターに注文する
「ほう、今日はあたりの日のようじゃな」
「今日はプリンですって」
入ってきた常連のおじいさんも入るなりプリンといつものブラックを頼む
「琥珀くんのデザートがあるときはあたりの日なのよ」
「そうそう」
「そうじゃな」
「おっ、下からとろとろのカラメルがうっま」
「ほんと美味しぃ」
「うまいのぉ」
「そこまで言ってもらえると嬉しいですね」
珈琲のいい香りがしてくる
「あいよ、カフェラテといつものブラックね」
「待ってたぜ」
「これと一緒に、、、うまいのぉ」
「そうねぇ私は紅茶が欲しいわ夏織さんお願い」
「わかったわ」
カウンターの奥でゆったりしていたマスターの奥さん琥珀の母、夏織さんが紅茶を入れる
この店はコーヒーとお酒をマスターこと、深煎 冬吾が紅茶をその妻、夏織さんが紅茶を担当する、カフェバー「深煎り」だ。
「プリンはもう一つ種類を用意してますよ」
「「え(ほう)」」
「そんなに?固めのクラシックなプリンもありますよ」
「「それも!!」」
「あいよ」
琥珀は趣味でデザートや料理をお父さんの許可のもと裏メニュー的に出している
常連の間では通称「あたりの日」である
「はい紅茶」
「いい香り」
「はい固め琥珀プリン」
固めのプリンの上には炙られキャラメリゼされた砂糖がのっていた
「これは、、」
「「やっばい」」
「固めがお好きですか?」
「おれは柔いほうかな」
「私は固めかしら」
「わしは固めかのぉ」
こうして常連との会話が弾んでいた
ありがとうございました。




