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悩み悩み
続きです!
しばらくは何も考えられなかった。
そうして、時間が経ってようやくのろのろと考え始める。
どうしたら許してもらえるだろうか?
もし、このまま許してもらえなかったら、本当に主従だけで一生を終えてしまうのだろうか?
良にとっての僕はただの主人にしかなれないのだろうか?
良と僕の関係はこれからどうなるの?
必死に考えてもいい考えなんて浮かばなくて。
考えているうちに時間は過ぎて行く。
稽古の時も、夕飯の時も、入浴の時も考えて、結局何も浮かばない。
どうしようどうしようどうしようどうしよう
このまま嫌われたら
このままだったらどうしよう・・・
「香月様」
「良・・・」
合鍵で良が入って来た。
「泣きそうな声」
びくっとして急いでベッドに潜り込む。
「すいませんね。大人げなくて」
良の沈んだ声を聞いて僕は顔を上げた。
時間がなくてすごくしょーと!