第48話こういうのはな、堂々としてればいいんだよ
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「フランクフルトがうめぇ!」
「棒ごと食べたらダメだよ」
「分かってるよ!」
久しぶりにまともな飯を食べたことで、テンションが非常に高くなっている蓮真
「・・・・」
「どうした?ドラ」
「なんでもないよーーそれでレンマは水着は着るのかい?」
「うーーん。どうしようかな」
水着かぁ、、海パンのみは流石に嫌だな。上も着るのならいいけども
「あそこに水着借りれる所があるよ」
「ホントだ。見てくるわ」
「行ってらっしゃい。財布は渡しておくね」
「ありがとう」
手を振りながらドラから離れる
「店員さん。ここの水着って何時間借りれるんですか?」
「はい。半日、、、」
店員と目が合う。すると鳩が豆鉄砲をくらった表情になり、硬直する
「どうかしましたか?」
「・・・いえ。半日ほど借りることが出来ますね。レンタル料はこれぐらいです」
「結構安いですね」
「他の人が着ている物ですので」
「へぇーーー。これとこれを借りれますか?」
「はい。レンタル出来ます。お値段はこれです」
レジの電子板に値段が表示される
「これで」
「はい。ピッタリお預かりしました」
「ありがとうございましたーー」
店を出る
「・・・」
蓮真は周りを見回す。着替える場所を探している様子だ
店に戻った
「すいません。着替える場所ってどこですか?」
「・・・え?右の方に一般開放されている更衣室がありませんか?」
「無いですね」
店員と一緒に店を出る
「あれ?壊れてますね、、」
「・・・どうしましょうか?」
「・・・これは独り言なんですが、あそこの岩場の裏はあまり人が来ません」
「ふむ。しょうがないので少しだけ休憩することにします。岩場辺りで」
店員さんの独り言を聞き、岩場まで移動する
着替えるのも速攻で終わりだろ。見られたとしても、大丈夫だ
この体、生殖器とか付いてないし。いや見られたらダメだな。魔物ってバレるわ
そんなこと考えながらも岩場裏で急いで着がえる
「ふむ。サイズはピッタリだな」
「着替え終わったみたいだね」
「うお!」
岩の上からドラの声がし、普通にビックリする
「覗きだ!」
「いや。守ってただけ」
「乙女の素肌見られたわ。恥ずかしい」
「心にも思って無いこと言わないでよ」
ニヤニヤした表情のドラがこちらを見ている
「あれ?ドラも水着着たのか?どこで着替えたんだ?」
「レンマにいいことを教えてあげるよ。本気出せば2秒で着替えられるんだよね」
「・・・・弱体化してて2秒?」
「久しぶりの人間の体だから、実際は4秒ぐらいかかったけどね」
普通の人間なら相当速い。だけどドラの強さを考えたら遅い時間だ
「じゃあ泳ぐ?」
「沈んだら助けてくれよ」
海へと足を進める




