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すれ違い

「ようこそ、少年、ここが超常現象対策課うちだ!。」

と言われたがどう考えてもここは警察署だ、この人のうちには見えない。

「あの…ここって警察署ですよね?」

琴蝶ことはさんは、僕の方へと向き直り、答える。

「もちろん、その通り、警察署うちだ。」

…どうやらすれ違いを起こしてしまったようだ。

(せっかくこの人の家に行けると思ったのに…残念だ。)

「…ふふ、きみ〜私の家に行けると思ったのかい?残念、警察署でした♪」

この人は相変わらず人の心を読んでくる、何とかならないだろうか?

「まあ、まあ、とりあえず中に入ろう、早くシャワーを浴びたいんだ。」

そう、この人は自分は運動神経もいいんだよ、とか言いながら、おもっいっきり転んで、泥まみれになった、人なのだ。

__________警察署内__________

「ゲッ…」

受付嬢の人が、泥まみれになった琴蝶さんを見て、面食らったようだ。

「ただいま〜帰って来たよ〜」

「泥まみれで、ですか?」

すると琴蝶さんは悪びれもなく…

「てへっ♪」

「はぁ〜〜↓早くシャワーして来てくださいよ。」

「へへ、悪いね〜」

「ちょっと待ってください。」

そう言うと、受付嬢の人が琴蝶さんの右手を掴んだ。

「誰ですか、その、少年は?」

…僕のことだろう、琴蝶さんは何と答えるだろうか?

「この子?あぁ~見つけたの、,,,能力者,,,。」

すると受付嬢の人は驚いたのか、こちらを凝視している。

「……マジなの?」

受付嬢の人は琴蝶ことはさんの方を見る。

「マジ、マジ、めっちゃ、ラッキーしょ。」

「すごいわね…。」

「と、言うわけで、この少年、連れて行ってもいいよね?」

「分かったわ、どうぞ。」

と少し気だるげに受付の人は僕をとうしてくれた。


「さて少年、ここが正真正銘、超常現象対策課うちだ。」

「誰もいないんですか?」

「いや、あと二人、同僚と課長がいる、今は何かの事件で出ていっているだけだよ。」

超常課は広く、たくさんデスクがあるが、デスクは3つしか埋まっていない、後は全部空っぽだ、だが一際目立っているデスクがある、それは…

(めっちゃ青いなぁ…)

「そう、そこが私のデスクだ、そこそこキレイだろ。」

琴蝶さんのデスクは、辺り一面青の蝶飾りと書類で埋まっている、飲みかけの冷めたコヒーのカップもある、もちろん柄は青い蝶だ。

(これのどこが、キレイなのだろうか?)

「まぁ、まぁ、少し私のデスクで待っていてくれ、私は少しシャワーでも浴びてくるから。」

そう言い終えると琴蝶さんはそそくさと準備をし出ていってしまった。

僕は一人この部署に取り残されてしまったようだ、僕はとりあえず、琴蝶さんのデスクチェアに座って、待つことにした。

しばらくして、ガチャと扉が開く音が聞こえ、振り返ってみると、そこには全くもって知らない男の人が立っていた。

「…えっと、君、誰…?」

珍龍の一言?解説

能力者は10万人に一人の確率でいるが、知らないフリをされると見つけるのはさらに困難になるので、受付嬢の人は驚いていたし、琴蝶さんはめっちゃラッキーと、思っていたのだ。


人物紹介

受付嬢の人:琴蝶さんとは同期でプライベートでも会う仲で、性格は真面目に見えて実は天然で、琴蝶から超常課の事情をちょくちょく愚痴っ…教えてもらっているので、意外と詳しい。

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