刺客と戦う日々と領主としての日々
あの刺客Aをきっかけに毎日…至るところで襲撃を受けているアイリスです。
昨日は眠ろうとしたら、屋敷に侵入していたらしく…イブが刺客を捕らていたり
今朝方には私の分身が奇襲を受けて反撃して倒したり…と、日に日に過激さを増していました。
私は相手にするのが鬱陶しい気持ちを持ちながらも、宣言した通り…相手が対抗馬が出てこなくなるまで粘ってやるつもりです。
そして、現在も私は敵と対峙していました。
ババババハッ
爆発音が響き渡る…謎の物体を持った敵です。
どうやら、弓矢の様に鉄の異物が発射される、あの謎の武器を持った…草と同化した色の格好をした男4人組を相手に戦っています
なんなんですか…出てきて正々堂々と戦っていただければ楽なのですが…。
相手は物陰からあの武器を使って鉄の異物を打ち込んでくるのです。
あれは…遠距離でも相手を殺傷できる恐ろしい武器ですね…
あんなものがこの世界に出回ったら…きっと大変な事になりかねないでしょう
何十も重ねたシールドがその鉄の異物を防いでいました。
ババ…ババハッ…
凄い音がこの広大な領地の草原に響き渡っています
あぁ…あと、刺客を倒して気が付いたのですが
彼ら、死体どころか何もかも残らないんです。
まるで、そこにいなかったみたいに…。
サラサラって砂みたいに風に流れて消えていくみたいに消えていきます。
「いい加減…出てきてください、もう付き合って10分以上は経っていますよ?」
痺れを切らした私は、刺客D.E.F.Gの4人に声をかけます。
ですが、出てきません。
…なので、転移魔法で背後を取って、死角からその鉄を発射する謎の武器を奪い取ってみました。
あ…意外と重いですね
奪われた相手はダガーナイフらしき物を懐から出すと…突き刺そうと振り下ろして来ます。
私は奪った武器を…彼らの見真似でボタンを押してみます。
ババババハッ
わおっ!なんですかこれっ!
押したらいっぱい出ていきましたよ!
発射される音に驚いて、私はボタンをすぐに離しました。
ナイフを持った敵は至近距離から打ち込んだのか、サラサラ~っと砂粒みたいに消えていきました。
あ…あれ?
私が奪い取ったあの武器も溶けてなくなっていました。
ちぇっ…なんか面白そうだったのに。
残念な気持ちを持ちながらも、同じ様に背後を取って…全員を後ろから剣で突き刺した。
せめて苦しまずに天国に行ってくださいな。
それはとにかく…
私は今、農村の方々と交流していました。
優しそうなお爺様やおばあ様と交流し、色々と昔話や色々な事を聞きました。
この領地の昔話から…この領地の未来について…様々なお話をしっかりと聞いて来ました。
「美人の姉ちゃん、また来なさいな」
「ありがとうございます~!また来ますね~!」
時折、お年寄りの方々とお話をするのもいいものですね。
お土産に沢山のじゃがいもを頂いてしまいました。
我が家と騎士団に渡し、楽しい気分で今日1日を過ごしました。
今日は刺客に苛立ちを感じたことをすっかりと忘れてしまいました。




