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女騎士団長、異国に召喚させられ、聖女と祭り上げられる。  作者: DC224T
第1章~騎士団団長、聖女になる
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帰還!

あの後、超上位魔法をメリダス様から大量に教え込まれ…私はパワーアップしました


ヒール、リザレクション、アークヒール、プロテクション、トランスファー、ピュアリティーに転移魔法と収納魔法…幻術魔法を教えていただきました!


…つまり、私はウェイライン大陸とイグラシア大王国を往復する必要があるからです。


両大陸ともに時差があり、ラインツ王国が朝になると、イグラシア大王国は夜になる真逆な時差。


…つまり、私はついに24時間フル活動で動かないといけなくなりました…なんてこったい


幸いな事に、実は私は疲労も怪我も何もかも無効になっている不老不死というスキルがあるので、理論上可能です


とにかく、ラインツ王国や他国は私が一言言えば黙ってしまいますが…イグラシア大王国では影響力があまりにも少ないです


なんせ、転移させられてまだ僅か2日しか経過していませんからね…


とにかく、影響力と権力を手にしなければなりません。


とりあえず、イグラシア大王国が夜に入ったら、ラインツ王国に転移する事にします。


今はイグラシア大王国の王宮…私室にいます


「サーラ…実は話したいことがあるんですが…いいでしょうか?」


「サラですよアリス様、それで…話とはなんでしょうか?」


自然にサーラって呼んでしまいました…悪い癖ですね…


コホンッと咳をして、サーラに真剣なお話をします


「私、実は元の世界ではベリテ教の神官をしていまして…夜が来ると同時に眠らなければなりません…夜更かしをすると悪魔の化身が私の身体を蝕み、いずれ死んでしまうのです」


「…はぁ?」


サーラは変なこと言い出したというような顔をしていますが、これは言い訳ですが無理やり通さないといけません。


じゃないとラインツに帰れませんもの


「なので、これからは夜に入る前に就寝し、太陽が完全に出た時に起きる生活をしたいのです!…メリダス様にもベリテ教の信徒でいて構わないとお墨付きをいただきましたので、せめてこれだけは譲れないんです」


「そ…そうでございますか…アリス様がそれほどご熱心に信仰しているのであれば、その通りに準備致します」


引き気味のサーラ…


ごめんなさい!ベリテ教なんて存在しません…可愛いサーラを騙すことになりますが、それも仕方ない事です!


世界平和の為に…!


サーラは渋々でしたが、これで夜間は安心できそうなので


後は夜を待って転移するだけですね


とりあえず、抱き枕を私に見えるようにする幻術と、室内に侵入されたら戻れる魔法を練習しておきます


転移魔法はぶっつけ本番ですけど、なんとかなると思います…たぶん?


☆☆☆☆☆☆


さて…お待ちかねの夜になりました。


サーラと就寝の挨拶を済ませて、抱き枕をあたかも私が眠っている様に盛り付けた後、魔法で本当に眠っている風味を加えてあげました。


いよいよ転移魔法を使う時ですね!


「光の使者よ…我が求める場所に導きたまえ…」


目をつむりながら詠唱を終えると、地面に魔方陣が描かれていました。


成功みたいです!


フワッとした浮遊感を感じて、私は目を開きます。


あぁ…ここは、騎士団のシャワー室ですね


私の執務室に転移したつもりだったんですが…まだまだ練習が必要みたいです


「うおっ!?」


野太い男性の驚いた声が後ろからしたので、何も考えず私は振り向いてしまいました…


この行動を一生後悔しています…はい


振り向くと全裸の騎士が驚いた顔をして立っていました


うわぁ…


あら?よく見たらガードナーでした


ガードナーは慌てて両手でガードナーを隠していましたが…既に遅いです


ガードナーのガードナーを見てしまったので目が呪われてしまいました…私が見てきた世界の中でも一番醜いものでしたね…


私の目が腐ってしまったので、心の中でピュアリティーを詠唱してガードナーにぶつけました。


ガードナーは見事に全身の毛がなくなってしまいました…


ちょっと失敗ですかね?


毛むくじゃらで汚らわしいガードナーの体がツルツルのガードナーに生まれ変わりました


ついでに髪の毛もなくなっちゃいましたけど…ガードナーですから大丈夫でしょう


…戯れが過ぎました、とにかく私はシャワー室から離脱して、自分の執務室に戻ってきました


すぐに騎士服に着替えて、机の上にある報告書を確認します


これは…私が転移する前の書類ですね


とにかく、まずはガードナーからの不在時の報告を聞いて考えましょう


しばらくして…ガードナーが入室して来ました


「あら?ガードナー、髪の毛を切ったの?ずいぶんとサッパリしたわね」


「あら?…じゃありませんよ団長っ!どうしてくれるんですかこれ!?なんであなたはそんな器用に体毛だけ消し飛ばしてしまうんですか!?」


「なんの事かしら?私は2,3日は出掛けてたんだけれど…あたかも私がやったみたいに言うのね」


知らぬ存ぜぬ…これが一番…都合がいいので突き通します


ガードナーは私の態度に悟りを開いた様にため息をついていました


「それで…不在時の報告は?」


「はっ!団長の消息を追って第2、第3、第4騎士団が出向の準備をしております!総長は第2騎士団と共に行動予定です!ローゼンハイム侯爵家は影を派兵させた様です!国王陛下は国軍総出で大捜索を命令しております!」


あちゃー…ずいぶんと大事になってしまいましたね


戻る方法を探すのに手こずったのもありますけど…急いで私の帰還を報告しないといけませんね


「ガードナー!分かるわね?急いで触れ回って!」


「はっ!」


ガードナーは、慌てた様子で執務室から出ていきました


全く…私がたった3日もいなかったからってお兄さまもお父様も慌て過ぎです…


これから起きる出来事に私は思わずため息をついてしまいました

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