18 貯金が潤いまっせ!
ブックマークなど読んでいただきありがとうございます!!!
「じゃぁこれ商品ね。重いわよ。またのご来店お待ちしているわね♡」
「うん。ありがと。気が向いたら来るね。アンドレオネェさんこそ会いたくなったらいつでもアルヴァレズの屋敷に来ていいよ?先ぶれを出してくれたら大体会えますわ。」
「まぁ、素敵ね。」
そんな会話をしながら瓶が入った紙袋を受け取る。
……でっかい。あれ、でも思ってたより軽いな。軽量化の魔法でもかかってるんだろうな。ありがたや。それでも重いけどね。よく破れないなこの紙袋。強化魔法でもついてるんだろうか。
「じゃぁ行こうか。世話になったありがとう。」
「アンドレオネェさんありがとう!またあいましょ〜」
中身の確認をしようとしたらセオ様に体を抱き上げられ、セオ様は出口の扉を潜るので急いで挨拶をした。
どうやら帰りも私は歩けないらしい。うん。心臓もつかな?
外に出てずっと鞄の中でおとなしくしていたレドラとホドラを外に出してあげる。
どうやらずっと一緒に寝ていたらしい。
今は私の頭の上に乗ってご機嫌だ。勿論レドラが私の頭の上に乗ってその上にホドラが乗っているのだが。
あぁ、ほんと見た目の割に軽いわこのドラゴン達。
セオ様の腕の中で紙袋の中身を確認する。ガラス瓶はいっこ〜 に〜こ さんこ〜………うん。あるね。
ん?なんか紙袋の底に夢かわな箱が入ってる。
取り出して中身を確認するとそこにはファンシーな短刀とメモが一枚。
なになに?
エレノアちゃんへ♡
今日はお買い上げありがとう!
そしてとても有意義で面白くて懐かしい思いをする1日でした。
お礼の気持ちとまた会いましょうの気持ちを込めてエレノアちゃんに賄賂ことおまけを贈ります☆
高い身分の分、危険なことがたくさんあると思うけど、それ持って頑張ってね!!
あんちゃんより♡♡
って、これ魔法剣だよね?
めちゃかわだけど超切れ味良さそうだよ?いいの?これ普通に買ったら…いくらになるんだろ?まぁ、絶対に男爵家くらいなら建つよ?
持ち上げて重さを確認していたら(めちゃ軽い)上からセオ様の驚きの声が。
「《鑑定》……キラキラ…魔法剣…小さいバージョン……ミスリル…ヤバイな。買ったの?」
あぁ、あの飾ってあった魔法剣の小さいバージョンなんだ。…で、性能は一緒と…。
ふぅ、激強なもんゲットしてもうた。
「なんか、オマケでくれたみたいです。」
「そうか…オマケ⁉︎ すごいオマケだな。まぁ、エレノアそれ、なかなかに強いから持っておくといいぞ。」
あ、エレノアって呼び捨てだ!兄弟設定ですね!
んふふ〜なんか楽しいぃ。
***
「えぇ!不思議な路地裏があったから入ったら魔女の家があってガラス瓶の買い取りの話をしていたら暗黒病の話になって暗黒病の薬の依頼をしたら作ってくれた⁉︎え、しかもオマケで凄い短刀をくれた⁉︎なんでそうなったの!!」
ヴァルツ兄様、説明したことを一気にまとめて頂きありがとうございます。
ふぅ、膝の上にレドラとホドラが乗ってるからあったかいわぁ…ふぅ
お父様とお母様は子供たちの顔を見にいったんこちらに来ていた様で、今はお兄様の部屋で皆んな集まっています。みんなでソファーに座りお菓子を摘んでいたんですけど。
皆さん驚いてますね。ついて来ていたセオ様以外の視線が私に突き刺さりますわ。
「しかもそのオマケでもらった短刀はミスリルとワイバーンの皮で出来ており魔法付与が四つ。相性の良い魔法属性は全属性という。しかもデザインも凝っていて細かい細工がな…まさに国宝ものだ。」
あぅぅ…セオ様余計なこと言わなくて良いのよぉ。
恨めしげに横に座るセオ様を見るとニコッと笑われ頭を撫でられた。…恨みが伝わってないぃ!くそっ!見たときにやっぱりカッコいいね!で思ったのが祟ったか!
「と、取り敢えず。お父様たちはこの薬を国に買い取らせて来てね!」
「そういえばいくらだったんだ?そんなに隠れている魔女の品だ高かったのではないか。お小遣いで足りたのか?」
「うーん。それがね。5000リンだったんだよ?ていうか最初は1000リンでいいって言ってたのを私が無理やり5000リン払わせてもらったんだけど。お小遣いあり得ないぐらい持ってんだけどね。凄い安くしてくれたんだ。」
「そ、相当気に入られているな。」
「だね。いい人だったよ」
相当ビックリしているのか余り表情の動かないお父様が顔を引きつらせている。これは面白い。
ヴァルツ兄様は一体どんな交渉術だってほざいてるけどマジ何もしとらん。
こんなにも可憐で、無垢で、まだ幼い少女、が交渉術なんか知ってるわけないでしょ〜
「そういうことですので、おかねあんまりかかっていないので、きをぬいてこうしょうしてきてくださいな。」
とびっきりのスマイルを添えて薬たちの入った紙袋をお父様たちに差し出す。
あ、薬の説明書を書いとかないと。
字…書いても違和感ないよね?前世の記憶あるし、本沢山読んでるし…
サリーに髪とペンの用意をさせ書くのに邪魔だから二竜を退ける。
えぇと、朝昼晩に…
ガリガリ…ガリガリ…ガリガリ…ガリガリ…
注意書きを書いた7枚の紙を紙袋に入れお父様たちに一つの病院にそれぞれ一瓶ずつ配ってねとの説明。
魔女は隠れて過ごしているので足りなくなったらアルヴァレズ家に取り寄せる様に。
さぁ、お父様たち!しっかりお仕事してきてくださいな!
「明日の午前にはセガリット帝国に向かいましょうね!」
つまり、さっさと目立たないうちにとんずらしましょう!
(もう十分噂の的だと知らない。)
お父様たちは泊まっている王城へと交渉へ帰っていった。
****
ガタガタ
と言ってみたが実際はそんな音はなってないし揺れてもいないセガリット帝国への行きの馬車の中。
なかなか一緒に入れなかったからとお父様とお母様と一緒の馬車に乗せられた私。エレノアです!
いま、とても驚いております。
「ふぇ?私のちょきんに今回のもうけの8割を 入れておく?そんなにもらうわけにはいきません!わたしはたいしたことしていませんもの!」
「いや、エレノアが大したことしてなかったらお父様たちは何もしていないも同然だ。いいからもらっておけ。結構な額だから持っておくに越したことはない。」
「…ついでにおいくら…」
「だいぶ値引いてやって、3000万リンの8割」
5000リンが…そんなに進化して⁉︎しかも結構ねびいてあげた?あちら側は最初いくらにしていたんだ…
「本当は全部あげたいのだけどアルヴァレズの名前が交渉の時関わるから取り敢えず2割は家に入るのよ。あら、でも驚いてるわね。エレノアちゃんお金があって困ることはないわ。貰っておきなさいな。」
お母様…そうだね。大は小を兼ねるってやつだね。将来何か欲しいものがあったらこのお金で買おう。
そうなこんなで私たちは無事セガリット帝国に向かっているのでした。
「えぇぇぇれのぉぉぉぉぉあじょぉぉぉぉぉうっ!!!!素敵な素敵なお爺様が迎えにきたぞぉぉぉいっ!!!!」
「ふふ、失礼奇襲ですわ。」
そう言いお母様は優雅に飲んでいた紅茶を置きティースプーンをとり、優雅に馬車の窓を開けそのティースプーンを暗器の如く弾き出したのだった。
「グホッっっっ」
…お爺ちゃん、大丈夫かな?
ありがとうございました〜!




