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車掌の死後は天国への案内人  作者: りーたろう
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15/15

14話 手段

(さて、移動するにも現世のような交通機関

なんてないだろうし

 どうやって江戸があった場所まで行くべきか、、、、


 一度帰って調べてみよう)


こうして自宅に帰り移動手段について調べてみることにした

改めてこの世界について知らないことばかりで、

どうしていいか分からない


ふと来た頃に必要な物を注文するのに使用したノートを

思い出し移動手段に使えそうな物を書いてみることにした


(移動手段か・・・・

 思いつくのは「自転車」「車」「電車」   

 いや流石に電車は無理だよな。

 でも書いてみるか)


「電車」






「ピンポーン」


「うっそだろ!?」



いくら何でも電車が届くわけない

そう思って玄関を開けると目を疑う光景がそこにはあった



そう、、、、電車そのものが一両置いてあった


「しかもおれが生前に乗っていた形式、色そのままだ」


しかしながら疑問に思うことがある

生前行っていた仕事は車掌業務であり運転ではない

このまま電車だけが置いてあっても、動かすことは

できないはずである


そう思いつつも運転台に入り中の様子を見てみることにした


(中の様子も再現されているな、、、、

 スイッチとか動かせば同じように機能するのだろうか)


そんなことを考えていると一枚の張り紙が目に入った


「運転なんてしたことない。そんなことを考えた君へ

 良いことを教えよう!


 この電車は自動運転だ、頭の中で思い浮かべた

 目的地まで運転するぞ

 またスピードや停車なども思う通りになる

 今後君が天国へ導く人々、そして君自身の為に使ってくれ

  

 電車である必要性は本当はないのだが

 生前の仕事からやりやすそうな形をとらせてもらった


 ではよろしく頼むぞ」






(・・・・そんなのありか!?)



思わず頭の中で突っ込んでしまったが

せっかく確保した移動手段である、活用するしかない

目指すは「東京」

また、一郎がいた時代であるなら「江戸」」と

言われていた地である




とにかく行ってみるしかない    

生前の業務が体に身に付いていたため

ついこの言葉を発してしまった

しかしこれはこれでいいのであろう


「発車!」





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