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奈落の空  作者: ぴこ
覚醒編
37/179

37話 名前

ルシルが泣き止んだ頃、コハルちゃんが服を持ってきてくれた。

もと着ていた服を参考にしたらしい。

ズボンはデザインこそ違え黒のカーゴパンツ。

上はタンクトップとドカジャン。

なんかガッツリ肉体労働者なんだがまぁいいや。

靴も脛まである安全靴とちょっとかっこいいラバー軍手が用意されていた。


グー。めっちゃ腹減ってるな。

それは皆も同じらしく昨日俺が集めた缶詰め達が大活躍した。

ご飯食べてる間もなんだかルシルは気まずそうにしてる。恥ずかしいのかな?可愛いいのう。

あっ睨まれた。

前ほど怯えてない俺がいる。


「なんだかお二人いい感じです♪」

ちょっコハルちゃん!

「何を言ってるんですか?コハルさん!」

しげに見ている。

コハルちゃんも笑い返しているが

おかしいな。見ため的には可愛い取り合わせな

はずなのになんだろ険悪に見える。


ルシルはとっさに距離を置きスティックを構えた。

「二人とも下がって」

臨戦態勢だ。


「いや、ルシルそいつは違う。」

「何を言ってるんですか?!確かにモフモフしていますが…モフモフしていますが…

てっ敵です!」

そんな苦渋の顔しなくても。


「馬鹿なのかこの女は?」

「殺す!モフモフだけど殺す!」


相性悪いなこの二人。


「ルシル…こいつはロボってんだ。仲間だよ仲間。」

「仲間?犬ですよ?しゃべってますが。」

そんなビックリした顔出来るんだなお前。

ほら、心読んで睨まない。


「犬ではない狼だ。」

いや、犬だよ。トイプーだよ。

「私は狼の王ロボ!」

わかった。わかったから。


「変わった犬ですね。」


ルシルが冷たい視線でロボを見つめる。

「犬ではないゴリラ。」


あっ殺しあいが始まる。

「ストップストップ!」


なんでそんなに武闘派なんだこいつら。


あらためて紹介する。


「この見た目トイプーなのが」

「狼だ!」

「黙ってろめんどくさい!こいつはロボ。

俺の…」

なんだろ?

「親友だ。」

おう、なんかもろもろすっ飛ばして距離詰めてきたな。

「…だそうだ。で、この子はコハルちゃん。天使だ!」

「猫ではなく?」

「ちょ~とワンちゃん後でふたりでお話ししよっか?」

あれ?コハルちゃんがちょっと恐い。


「うむかまわんぞ。」


よくわからんがまぁいい。

「で、こっちがルシル。…正体不明のシリアルキラー系女子だ。」


殴られた。


だって俺お前のこと何にも知らない…

ルシルは気まずさを打ち消すように問いかけてきた。


「私だって貴方のこと何も知りません!」

だから心を読むなし。

「俺は…」

今さら気づいた。


「俺は黒滝 ユウマ…」

「俺は黒滝 ユウマ!…」


「そうゆう名前でしたのね?」

「そーいえば初めて聞いたねお兄ちゃんの名前。」

「私は知っていたがな。」

三人のやりとりに今一つ反応出来ない。


「俺は…名前以外何も思い出せない…」


???

三人は愕然とした顔で俺を見つめるのだった。

愕然としたいのは俺だっての!



37話かかって主人公の名前がでてきました。

ハルヒみたいにずっと出さないのも考えたんですがやめました。

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