↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
16/16

LHR(ロング・ホーム・ルーム)


「明菜ちゅわーん!」

「秋蘭ちゅわーん!」

 翌日の授業開始二十分前、いつものように大きな声が廊下中に響きました。

「こらー秋蘭待たんかーい」

 続いて笹城美稀の声が聞こえました。

「いつもご苦労様」

 続いて山内禾の声が聞こえた気がしました。

「相変わらず元気やなぁ」

 五組の教室で机に頬杖を突きながら、春日浦みちるが言いました。

「元気が一番ですよ」

 みちるの後ろで、黒崎桃が言いました。

「まあ限度があるが」

 桃の隣で、神ノ崎かおるが本から目を逸らさずに言いました。

「それにしてもピーチちゃん!台本を覆すほどのアドリブとは大胆だね!」

 みちるの隣で拍手をしているのは、翠園若の貴公子、在寺院隆也です。

「い、いやぁ大胆だなんて」

 桃は後ろ髪をいじりながらどぎまぎしています。

「劇の中でリアルな告白をかましてくるとは。桃、おぬしも悪よのぉ」

「悪でも越後屋でもないが」

 悪代官の表情さながらで言い寄ってくるみちるを、かおるが制します。

「皆さんが背中を押してくれたからです。本当に感謝しています」

 桃はぺこっとお辞儀をしました。

「こらー!在寺院、またお前か!早く自分のクラスに戻りなさい!!!」

 桃がお辞儀をすると同時に、五組の担任諸星統(おさむ)の怒号が教室に響きました。

「え、先生、まだ始業ベル鳴ってませんよ」

 隆也が目を丸くして諸星の方に顔を向けます。諸星は教壇にたどり着き、持っていた出席簿を荒々しく机に叩きつけました。

「知らん知らん!先生は大事なことを連絡しなければならんのだ!クラス全員に伝えるべきだが、女が怖いのでもう今言っちゃう!みんな集まってないけど言っちゃうもんねー!」

 一気にまくし立てると、諸星は白のチョークを手に取り、何やら黒板に書き始めました。

「『六神、転校』!!わかるか!?六神は転校したんだ、もうこの学院にはいない、今日の朝には海外に飛んでうわぁぁぁー……」

 哀れ、諸星は鬼気とした女子生徒の集団に群がられてしまいました。

「お前いつも連絡遅ぇんだよ!」「だってだって今朝知ったんだもん!」「本当は昨日から知ってたんだろーがよ!」「知らない知らないそれでも先生は知らない!」「あぁ?こいつ連行しよーぜ」「だめ!今チューキしてるんだから!チューキしてるときは手出しちゃだめな」「ぶつぶつぶつぶつうっせぇんだよこのタコ!」「た……た……」

 タコブツ~――か細い声を残して、諸星先生はどこかに連れ去られてしまいました。

 一通りのどんちゃん騒ぎが終わったあと、みちるは桃を振り向きました。

 かおるも、ちらっと本から目線を上げて、一瞬桃を伺いました。

 桃は、どこか晴れやかな顔をして、諸星が黒板に書き残した文字(ダイイングメッセージ)を見つめていました。

「別れの挨拶も無したぁ水臭いねぇ~」

 隆也が両手を上げて、首を振りながら言いました。

「そうですね」

 桃がそう言って微笑みました。

 誰かのように、首をひょこっと傾げたりして微笑みました。

 

 私は美女ではないけれど、恋した誰かは、美女で野獣。



                       遠藤

お…終わった…(゜д゜)


ひいず「それを言うなら、無理やり”終わらせた”よね~」

 禾はそう言って、一口紅茶をすすりましたってひどいよひいずちゃん!これでも必死で考えてるんだよ!

あきら「じゃあ私の服の描写をもう少しがんばってください」

 うん、それを言われたらもう、何も言えなくて、夏。

翠園若シリーズ2作目、『美女で野獣の恋物語』を最後まで読んでくださった画面の向こうのあなた様、本当にありがとうございました。こんなにしょーもないギャグと稚拙な文章にお付き合いいただき、キャラ共々非常に喜んでおります。

みちる「ギャグとも気付かんギャグはこいつに言わされてるだけやけどな」

 ね!ひどいでしょ!実はこれ作者最弱チートの後書きなんですよねーもうやだ早く本文行きたい。

はるな「と!言う訳で、なんやかんや言うとりますが、第1作目の『幼なじんでマイ・メモリー☆』の方もよろしくお願い申し上げます~♪」

みき「哀れな作者に慰み・励まし・お叱りの言葉をかけてくださる人がいれば、あいつも救われると思います」

 うん!みんな仕切るよねー!仕切っちゃうよねー!

かおる「完」

 セリフより名前の文字数の方が多いよかおるちゃん!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。