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観光の話(水害編)  作者: 観光地安全委員(自称)
2/3

 中編

今回は川と池を取り上げてます。

 ぶっちゃけると、五つと上げましたが、絶対に書かれないと思ってます。


 しかし、読んでくれた方は思い浮かべたと思います。


 ・急な温度差により、足がつる。

 根性では、どうにも出来ない痛みです。

 パンパンに引っ張られて、搾るような痛みは、泳ぐ処ではありません。


 ・水中の岩場に足を引っ掻ける。

 川は上流に行けば行くほど、ゴツゴツしてます。

 大抵の事故は、その岩に足が嵌まり身動きが取れなくなります。


 一度ど嵌まると中々ぬけません。


 ・ヘドロに足を取られる。


 これは川や海でなく。流れない湖や池で多い事故です。

 

 皆さんは、田んぼに落ちた事はありませんか?

 一度嵌まると、踏ん張りが利さかずズブズブと沈んで行きます。

 そして、底について漸く、動ける様になります。


 昔は、子供や酔っ払いが田んぼに嵌まって、死亡する事故が多かったそうです。


 田んぼの深さは、よりけりですが、大体大人の膝の中間位です。

 一度嵌まれば、大人でも大変です。

 当然、子供の力では難しく、バランスも取り辛い。

 そうなると手を付きます。

 後、ズブズブと田に飲まれてしまいます。


 この現象は、田んぼ以外にも、溜め池や湖にも多くあります。

 

 長年の泥やゴミが堆積し、ヘドロになります。

 その深さと粘度は、田んぼの比ではありません。

 

 最近、テレビで湖や池から水を抜く番組がありますよね?

 

 番組で水を抜いた後は、ヘドロが大量に堆積してますね。

 あの中に落ちると、どうなるかもうお分かりだと思います。


 「となりのトトロ」は、子供が池に嵌まる怖さを、ほんの少しですが、克明に描写してます。


 主人公の姉妹のメイのサンダルが溜め池に浮かぶ。

 あれこそ、池の怖さを現してます。

 泳ぎの上手い下手は関係無くヘドロは引き込みます。

 足掻けば、足掻く程、ズブズブと引き込むのです。


 そして、人間の構造は、腰まで嵌まれば下半身は完全に死にます。


 川や海は流れがある分。助かる可能性はあります。

 池や湖はそうではありません。


 しかも、溺れていても水の底で波すら起こせない。


 これが、整備されてない溜め池や湖での、遊泳や釣りを禁止する理由です。


 ・水の怖さは二次被害の大きさもあります。


 助けようとして、不用意に川に飛び込む。池に飛び込む。


 大抵は、溺れている人に引き込まれ一緒に亡くなってしまう。


 この様な二次被害のニュースが、毎年あります。


 水難救助は、それだけ高度な技術が必要になのです。

 映画「海猿」は水難レスキューの難しさを克明に表現してます。


 しかし、万が一、その様な現場に遭遇した場合。


 先ず、119に連絡してください。

 次に大声で回りに助けを呼んでください。

 そして、間に合わない場合は、先ず、長い物を探しましょう。


 ない場合は、下着やTシャツ等、薄くて丈夫な布を、真結びで固く繋ぎあわせて。

 それを水に浸し、更に固くして、片方を被災者に投げます。

 500ミリのペットボトルに、少し水を入れて、紐の先に括るのも良いです。

 ペットボトルの浮力はバカにできませんから、救命の確率が上がります。


 この時、一人の時は、絶対に水に入ってはダメです。

 引き摺りこまれます。

 必ず安全を確保してから、救助して下さい。


 今回、川と湖を取り上げました。

 特に池を重点的上げました。


 その理由は、これからバス釣り等の池遊びが、川遊びより先にシーズン入りするからです。


 そして何より、整備されてない無許可の溜め池や湖での遊びは、絶対にしてはダメです。


 何故なら、引きずり込まれるからです。

 これは比喩でなく事実です。


 濡れた泥で足を滑らせ、ヘドロに引きずり込まれる。

 そして、助けを呼んでも回りに人がいないので、意味がありません。 

 どんなに泳ぎが得意でも、ヘドロで泳げないのです。


 そして、一人では絶対に行っては行けません。

 万が一、その様な事態に陥っても、二人なら何とかなる可能性が、あるからです。


 まただ、今回はこれまで。

 

 次回こそ、〆ます。





  


 

 


 

 


 

 皆さんに解り易い様に、今回は伏せ字無しで、映画の作品名を上げてます。

 

 「となりのトトロ」

 「海猿」


 どちらも素晴らしい映画です。

 貶めない様に注意して書きましたが、改めて、貶める意図は全く無い事を、表記します。

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