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37.再会

エリはサラと一緒に立ち寄った土産物屋で商品を物色していた、祖父祖母をはじめ兄弟全員分買うつもりらしい、真剣に選んでいる姿を少し離れた場所で見ながら自分は最低限の衣類や日用品しか買わないのに家族には惜しみなく金を使うと言っていた美咲の事をサラは思い出していた

(美咲さんはエリさんのそういうところが重荷に感じいているのかもしれませんね)

そんな事を考えていると店内で不審な動きをする女にサラは気がついた

すこしウエーブのかかった肩まである黒髪にサングラスをしている地味な服装の女が先ほどから辺りを見回し落ち着かない様子で店内をうろついている、目で追っていると徐々にエリのほうに近づいていく、商品を見るふりをしながら横目でエリが肩から掛けているトートバッグの中身を覗いている、エリは土産を選ぶのに夢中で気がついていないようだ

不振な女はエリのトートバッグの中に手を入れた、その手をサラが掴む

「何をする気ですか?」

驚いて振り返った女がサラの方を見るサングラス越しに見開いた女の目が見えた

どこか見覚えのある顔だと考えていると振り返ったエリが女と目が合い驚いた顔をする

「え、美咲?どうしてこんな所に...」

エリの言葉にサラも気がついた、髪型を変えているが顔立ちは確かに美咲だった

彼女も驚いた様子だったがすぐにサラの手を振りほどいて店の出口の方に駆け出した

「ちょっと、まちなさい!美咲!」

エリが追いかける、その後にサラも続いた

「お嬢さん達、そんなに急いでどうしたの?君たち観光?俺とちょっと付き合ってくれない?」

エリ達が女を追いかけようと店の出口に走るとちょうど店内に入ってきた男が両手を伸ばし出口を塞ぐように立ちはだかった

「どいてください」

男を押しのけて通ろうとするサラとエリを、いかにも伊達男といった風体の男は二人の手を掴んで離さない

「そんな事言わないでさ、俺とちょっとそこのカフェでお話ししない?」

なおも食い下がる男にサラは腹が立つ

「あなたと話すことなんてありません、どきなさい!」

サラが男の手を振りほどこうとしたが男の手はびくともしなかった強く掴まれている訳ではないのに合気道の関節技のように動けないのだ

(この男、一般人じゃない)

サラの表情に焦りが出る、エリも手を振りほどこうともがいていると突然男の声と口調が変わった

「まあ、そう言わず話だけでも聞いてもらえませんかね?」

その声を聞いてエリとサラの動きが止まった、思わず二人とも男の顔を見る

「その声はあの時の...」

目の前の男の姿はまるで違うが声と口調は確かにエリが里帰りした時に聞いた南国日報記者の大野一馬と名乗っていた宇宙軍情報部員の声だった



広場の川沿いにあるオープンカフェ、たくさんのテーブルと椅子が並び人々は思い思いに昼前のひと時を過ごしている

その端の方のテーブルに先ほどの伊達男改め宇宙軍情報部員とサラとエリの3人が向かい合うように座っている、情報部員の両側に座るサラとエリは彼を睨みつける

傍から見れば伊達男の彼女と浮気相手を交えた修羅場に見えなくも無い

彼女達の只ならぬ殺気に穏やかな朝のひと時を楽しみたい周囲の客は痴話喧嘩に巻き込まれたくないのか彼女達のテーブルから離れて座っていた

「殺気を帯びた目で見つめないでもらえますかね」

ふたりの殺気に耐え切れず最初に口を開いたのは伊達男の方だった

「美咲がなぜ情報部のあなたと行動しているのか理由を聞かせてください」

エリが少々怒気を帯びた声で質問する

「え?私はお二人を見かけて懐かしくて声をかけただけですよ...」

ヘラヘラと笑顔で話す伊達男の話をサラがさえぎった

「そんな言い訳で本当にごまかせると思ってないでしょうね?大野一馬...いえ、ここでは別の名前ですか...」

「ここではジョゼ・ロドリゲスと名乗っています、ジョゼと呼んでください」

「美咲さんを宇宙軍情報部がスカウトした理由をまず聞きたいのですが」

口調は落ち着いているが敵意をくずさない鋭い目でサラは彼を睨みつける

「誤解です美咲さんの方がこちらを尋ねてきたんですよ」

サラはハンドバッグの中からテーブルの上に小さな化粧ポーチを置いてそれに手を添えた、恐らく中身は護身用の銃だろう返答次第では撃つと言わんばかりだ

「あなたの所属している組織は公式には存在していない事になっているはずですが、いつから求人広告を出すようになったんですか?」

宇宙軍情報部は公式には各国から公開された情報や戦場で記録されたデータをもとに敵の武器や戦術などの評価分析する組織であるが、実際は公表されていない諜報機関が存在しスパイ活動も行なっている

「実はこれは私達の失態なんですがね、美咲さんが尋ねてきたのは本当です」

そう言うと彼は一枚の名刺を取り出した「南国日報 記者 大野一馬」と書いてあるエリも見覚えのある名刺だ

「この名刺と同じ物を美咲さんにも渡したんですが、この名刺を頼りに私を訪ねてきましてね」

「南国日報を訊ねても何も知らない本物の大野一馬がいるだけでしょう?なぜ諜報員のあなたのところに美咲さんがたどり着くんですか?」

「いえ、彼女が調べたのはこの名刺の表面ではなく中身の方です」

「中身?」

ジョゼは手に持った名刺を指差した

「ええ、この中にはデータを記録するマイクロチップが入っているのはご存知でしょう?」

この時代の名刺はマイクロチップが内蔵されていて携帯端末から読み込む事で内部に書き込まれたデータを読み込めるようになっている、書き込みや消去も可能で企業などは会社のPR動画や商品の解説などを入れている場合が多い

「美咲さんは名刺を剥がして中のチップのパーツごとのシリアルナンバーをひとつづつ調べてメーカーとその納入先などを調べ上げたんですよ」

ジョゼはまるで他人事のように愉快そうに話す

「名刺の中のチップみたいな大量生産されている物で特定なんて出来る訳ないでしょう」

チップ自体はどこにでもあるただのパーツなので名刺以外にも様々な用途に使われていて通常特定は難しい

「ところがごく最近そのチップに使われている部品メーカーの一部の生産ロットに製造番号の繰上げがありましてね桁数が変わってしまった物があったんですよ」

「まさか...」

美咲の性格を良く知っているエリには何となく察しがついてしまった

「そうです、私が美咲さんに渡した名刺がその桁の繰り上がった番号でして、彼女はそこから先の時期に該当するチップを名刺に組み込んだメーカーの納入先リストを調べて数社まで絞り込んでそれぞれの会社の公開情報をもとに取捨択一し我々の組織を探り当ててしまったんです、まあ末端組織のダミー会社ですがね」

エリは自分の妹のあまりの行動力に呆れて頭を抱えた、妹の美咲は見た目に似合わずこつこつと努力して実績を積み上げていくタイプだ、あと結構執念深い

「驚きましたよ末端組織とはいえ普通の高校生が、あの日私が大野一馬を名乗って行動していた事を知っている人間がいる程度の組織までたどり着いてしまったんですから」

大げさに驚いたような仕草で話す男にサラは質問を続ける

「たとえそうだとしても知らないと言い張って美咲さんを追い返せばいいでしょう?美咲さんを巻き込んでどうするつもりなんですか?」

サラの問いに男は鋭い目を向ける

「末端とは言え組織の情報をそこまで知ってしまった美咲さんをもはや我々も民間人としては扱えないんですよ、しかも美咲さんは我々にとっても保護対象です、そうすればもう味方に取り込むしかないというのはアルメイダ家の人間なら解るでしょう?」

確かにそのとおりだった、諜報機関の情報を知ってしまった人間はいつかその情報を他の組織に狙われる、そうなったら組織の諜報網が崩壊しかねないので通常は味方に取り込むか消すしかない

「だからと言って美咲にスパイなんて...」

次に口を開いたのはエリだったスパイが危険な任務だと言うのは素人のエリにも解る、そんな危険な事に首を突っ込んでいる美咲を本気で止めたいと思っていた

「私は美咲さんを現場に出す気はありませんよ、彼女は現場でもいいと言っていますがまあ無理でしょうな」

男の思いもかけない答えにエリは驚く

「でも美咲とこうして訓練しているじゃないですか」

「これは現場体験といいますか諜報員というものがどんな活動をするのか知ってもらうための言わば実地研修です、だいたい美咲さんはスパイには向いてませんよ、さっき私が美咲さんに出した命令を教えましょうか?」

美咲が自分に接触したのは命令だったのだ、彼はどんな命令をしたのかエリはしりたかった、男の問いにエリは頷く

「あなたのバッグの中の情報端末を取って来い手段は問わない、です」

この命令がどんなものかサラは理解して言葉を失う、エリは意味を理解していないようなので男はさらに説明を続ける

「つまり目的のためならどんな手段を使ってもいい、必要と判断したら対象を殺してもいいし何なら周囲を血の海にしてもいいから取って来いと言う意味です、そのための武器も渡してあります」

さっき見た美咲がそんな怖ろしい指示で行動していたのを知ってエリは血の気が引いた

「そんな怖ろしい事を美咲にやらせようとしていたんですか...」

エリにとっては恐ろしい事でも、この男にとっては日常である、彼はやれやれと少し呆れた表情でエリに答える

「しかし彼女はできなかった、それが全てです美咲さんはスパイには向かない」

そう言うと男は少しさめてしまったテーブルのカプチーノのカップに口をつける

「スパイと言うのはね映画みたいにスマートなものじゃないんですよ、地道な調査と騙し合い、任務の障害になるなら身内ですら排除する汚れ仕事もしないといけない...そういう世界です、いくら美咲さんが望んでも彼女には無理だ」

動揺するエリと裏腹に落ち着き払った態度で男は答える

「じゃああなた達は美咲をどうしたいんですか」

「諜報組織と言っても全員が現場に出る諜報員と言う訳ではありません、美咲さんにはもっと向いた仕事をやってもらうつもりです」

「情報分析ですか...」

いままで黙っていたサラが男に聞く、諜報活動というものを知っているサラはエリほどは動揺していない

「正解です、美咲さんは我々が持ち帰った情報の調査分析をやってもらうつもりです、そちらの方が彼女の能力を生かせるし保護対象としてもやりやすい、それに...もともと我々は美咲さんのそちらの能力の方を高く評価していますから」

あまりに飄々としているジョゼにエリは怖ろしいものを感じる

「どう評価すれば情報分析に向いていると思うんです?美咲はまだ高校生ですよ、スパイの世界なんてわからないし今回だってたまたま製造番号がそうだっただけで偶然です...」

美咲にこんな世界を知らずに普通に生きてほしいとエリは情報部に入れるのを阻止しようと説得しようとするが、そんな思いをさえぎる様にジョゼは話す

「エリさん、情報分析と言うものはですね、情報をこつこつと集めその断片から分析し精査して仮説を立てそれをまた精査する地味で泥臭い作業の繰り返しなんです、確かに製造番号が変わっていたのは偶然かもしれない、しかし美咲さんはそれを調べ我々にたどり着いた、そんな事を出来る人間は貴重です、華やかな映画の中のスパイに憧れて志願してくるような人間より私はそういう人の方がはるかに貴重だと思っています」

ジョゼは安心させようとしてるのかニッコリ笑って見せるがエリにはそれがよけい不気味に思える、目の前にいるこの男は必要とあれば身内ですら殺す非情な世界で生きているのだ

「では宇宙軍情報部の意思として美咲さんに危険な仕事をさせる気は無いんですね?」

まだ後戻りできると思っているエリと違いここまで来てしまっては美咲を取り込むしかないと言う事を理解しているサラは改めて念を押すようにジョゼに質問する

「先ほども言いましたように美咲さんは保護対象でもあるんです、現場に出すのはありえません」

ジョゼはきっぱりと答えると懐から自分の情報端末を取り出し操作する、エリの端末に位置情報が表示された

「美咲さんにここに来て待機するよう指示を出しました、後は姉妹の問題ですので良く話し合ってみてはどうです?」

そこまで言うのなら美咲を説得してみろと言いたげな表情だった

彼の突然の提案にエリはサラの顔を見る、サラはエリに黙って頷いて見せた

「じゃあ行ってくるね」

エリは少し躊躇いながら1人で美咲のいる場所へ向っていく

その姿をサラと男は見送る

「美咲さんは人質という訳ですね...」

エリの姿が見えなくなったころエリが去った方向を見たままサラが呟いた

「だから誤解ですよ我々が美咲さんを高く評価しているのは事実です、こちらも何かと人手不足でしてね正直言って能力のある人間なら誰でも雇いたいのは事実です」

「どうだか、いざとなったら美咲さんを拘束して艦長を脅すつもりなんでしょう?」

なおも疑うサラに男は言い訳をする

「そんなつもりはありませんし必要も無いです、先ほども言ったように美咲さんは我々にとっても今のところは保護対象です、それに情報分析の才能がある貴重な人材を危険な現場で使い捨てるような勿体ない真似はしません」

「今のところは...ですか、まるで私とあなた方の利害が一致しているような口ぶりですわね?忠告しておきますがもしあなた方がエリさんとその家族に害なすことがあれば私はあなた方の敵になります、たとえ私一人になろうとも徹底的に叩き潰しますからそのおつもりで」

これ以上話しても同じ答えしか聞けそうにないのでサラは話題を変えることにした

「では本題に入りましょうか、あなた達が私達に接触してきた訳を教えて頂けます?」

エリといる時とは違う底冷えのするようなサラの表情に冷や汗が流れるがジョゼにとってもようやく本題に入れたという事で話を続ける

「じつは探している物がありましてね、たぶんあなたも探しているんじゃないですか?」

男がそう言うとサラの表情が変わる

「私は何もなくしてはいませんが?」

「いいえ、あなたは探しているのでしょう?ノーチラス船体の外板を」

「さて何のことでしょう?」

「隠さなくても結構です、そのためにわざわざ3年も帰っていない実家に戻ってきたのでしょう?」

「だとしたら、どうだと言うのです?」

鋭い目をして男を見据えるサラ、エリが聞いたら震え上がりそうな低い声だった

「実は我々も同じものを探していましてね、地球に飛来した外板の破片はほぼ迎撃されて消滅していますしノーチラスの残骸も第6艦隊が回収してしまって放射能汚染を理由にセバストポリ要塞近郊の宙域に厳重に封印されている...正直言って我々も手詰まりなんですよ、そこでアルメイダ家の実家なら何か情報があるのでは無いかと」

「買いかぶりすぎです、私の家は祖父がこの国の情報局で働いていたので少し他より情報が早いだけです、宇宙でも広く諜報網を持っている宇宙軍情報部とはスケールが違います」

「それこそ買いかぶりすぎです我々の組織など設立からたかだが50年程度です、この国を国王が統治していた時代から情報戦の中で暗躍し今や世界規模の情報網を持つアルメイダ家とは歴史も格も違います、正直言いましてこうしてあなたと話しているだけでプレッシャーに押しつぶされそうですよ」

空いていたサラたちが座っている席の周りにはいつのまにか客達が座っていた、傍から見れば和やかに昼食を楽しんでいる観光客にしか見えないが常にこちらをそれとなく監視している、恐らく全員アルメイダ家の関係者だろう

「それでノーチラスの外板を見つけてあなた方はどうするつもりです?ノーチラスは漂流していたのを小惑星連合に発見され最新のステルスコーティングを施されたあと今回の攻撃に利用されたと言うのが公式見解のはずですが...」

サラがテーブルに置いていた化粧ポーチをハンドバックに仕舞うのを見てジョゼは周りの人間がアルメイダ家の関係者だと確信した、冷や汗が流れるがここで引き下がる訳には行かない

「あなたはその発表を信じているんですか?いや信じていないからこそここにいる」

「随分と確信を持って言われますわね、さすがは宇宙軍情報部」

「茶化さないで下さい、あなたも気がついているでしょう?ただでさえ迎撃の艦船が足りない中で大気圏に突入したら地表に届く前に燃え尽きるはずの10cmクラスの破片まで迎撃せよという命令自体がおかしいと思いませんか?まるでノーチラスの破片を第三者に入手されるのを恐れているみたいだ」

「あれは命令ではなく通達です」

サラは男の言葉を否定した、命令と違い通達は努力義務であり拘束力も罰則も無い、現に隣の宙域を担当していたドニエプルの艦長は弾薬不足を理由に従がっていないが注意すらされていない

「なるほど、ではこれはどうです?」

そう言うと男は数枚の紙を取り出した、連邦政府から出された警察艦隊への指令書のコピーだった、モニター画面を直接撮影したものを拡大したらしい荒い画像がいかにも非合法な手段で手に入れた事を物語っている

「これが何か?」

「連邦政府から警察艦隊に出された指令書です、今回のノーチラスからの飛来物対処に関する方針が書かれています、あなたがた警備部に命令を出す立場である警察艦隊はこの指令書に従って行動していました、まあ読んでみてください」

サラは荒く少々読みにくい文章を読み進める、内容は飛来物の対処を警察艦隊から求められた時の指示と同じ内容だ、地球に飛来するノーチラスの残骸は原子炉の破壊に伴う放射線の影響で汚染されているため小さな飛来物に至るまで可能な限り排除する事と書いてあった、そして2枚目以降の文章を読み進めていくとサラの手が止まった

「どうです?なかなか面白い事が書いてあるでしょう?」

文章にはノーチラスの船体の回収および調査は第6艦隊が行い警察艦隊だけでなく他の連邦地球軍艦隊や研究機関には船体は提供しないと記されていた、要はノーチラスの調査は第6艦隊が行なうから他は手を出すなと言う事だ、そして文末にはサラの父であるアレッサンドロ アルメイダの署名があった

「あの時なぜか第6艦隊の工作艦が2隻も地球近郊のドックで定期点検を受けていました、これも出来すぎていると思いませんか?」

当時、第1艦隊の工作艦が既に現場に到着していたにもかかわらず第6艦隊の工作艦に割り込むようにやってきてこの命令書を出し半ば強引にノーチラスを曳航して去って行ったという話はサラの耳にも入っていた

「定期点検ぐらい宇宙軍のどの艦隊の船でも地球近郊のドックで受けています、何も珍しいことでは無いでしょう?」

なおもサラは反論する、しかし平静を装ってはいるもののサラの目線の僅かな動揺をジョゼは見逃さなかった

「そうです点検自体は珍しい事ではない、それが2隻とも対放射線防護装備のついた核汚染対応工作艦でなければね、あの時点であの工作艦が2隻も同時にいたというのは都合が良すぎますよ、あなたも我々と同じ結論に達しているんでしょう?」

「何が言いたいのですか?」

凄みのある声でサラが聞く

「あなたの考えてる事と同じですよ、我々もあなたのお父上、第六艦隊指令官を疑っています」

ジョゼはニヤリと笑ってそう答えた


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