プロローグ
初めまして、こんにちは。
誤字脱字があったらすみませんm(_ _)m
俺の名前は伊勢崎大地。ただの中学三年生。
中学校では受験が前期、後期と順調に終わり、一気に学年が卒業ムードになっている中でその内の一生徒として、普通の生活を送っている。
否、送っていたと言った方が正しいか。
なにせ今俺は、俺たちは、明らかに地球上に存在するとは思えない空間の中で、神と名乗る人物と対話しているのだから。
え?何故かって?ではまずはそれを説明するためにも、今この状況についてを一回振り替えってみるとしようか。
「ん?ここは……?」
目を覚ますと真っ白な空間にいた。
「お、ザキ、起きたか。おはようございます。」
「お前は、って、コウかよ。おはようございます。じゃなくて、ここはどこだ?」
「わからん。けどこの場所、どっかの神様にあって世界を救って欲しいとかっていわれそうな感じがプンプンする場所だよなー。」
いきなり丁寧語の挨拶で始まるという謎の会話。まあいつもいきなり変な事を口走るから、いつも通りとも言える。
今話してるこいつの名前は木ノ瀬煌太。
あだ名は単純明解。こうたのこうの部分でコウと呼ばれている。(ちなみにザキは俺の呼び名だ。)
豊かな体型が特徴。
豊かな体型ってあれだよ、食べ物を良く食べる人がなることの多い体型と言えばわかるかな?
「ちょ、変なフラグを建築しないで欲しいんだけど。てか他の奴らはいるの?」
「別にフラグ建築は自由でしょ。他の奴らは向こうにいるよ、何人かいないけど。」
なんだ、向こうにいるのか。
あ、本当に何人かいない、ここにいるのは俺も含めて6人か。いつもメンバーの数人がいない。
そう考えているとコウが何か言ってきた。
「多分あれだな、主役キャラが増えると後々面倒だから、こっちに来なかったんだろうな。」
「なにいってんの、てかどんだけなんかの冒険ものにしたいんだよ…」
「お、一希、よ。あれ?向こうの3人は何してる?」
「うい、おはよう。向こうの3人は置いてきた。というかマンボウ…じゃなくて石上が「この状況、異世界転移じゃね!?」とか言ったと思ったら急に厨二病発症し出して、今けいちゃんととーまが相手してる。」
今話に入って来たのは君川一希。
あだ名は良くわからない。コウ1にはカズちゃん、とーまにはクズ希と良く呼ばれているが、どちらも微妙なので一希と呼んでいる。
君川と呼ばないのはしっくりこないからだ。
特徴は目の下のクマ。
いつも眠いらしく、特に眠い時は機嫌が悪くなる。
他の3人については後で説明するとして、この状況になるまでのことを思い出してみるか。
ちょっとふたりと確認してみよう。
「なあ、ここに来る前、俺たち教室で雑談してたんだよな?」
「うん、普通の休み時間を過ごしてたけど。」
「普通にポプ○ピ○ックについて話してた。」
俺が聞くと一希、コウの順で応えてくれた。
うーむ、たしか―――
―――「あー、やっぱ面白いなーポ○テ。」
「いや、ザキは繰り返し見すぎでしょ。」
「そういうコウも見てるんだから同類でしょ。」
「いやいや、とーまはもっとちゃんと見ろよ!」
俺たちは教室でガヤガヤ騒いでいた。
ちょうどそのときは昼休みで、まだまだ寒いこの時期にしては暖かかった。
「ん?」
「どしたコウ?」
俺たちは教室の前の教卓付近で話していたのだが、突然コウが教室の窓から外を見て、首をかしげたので、声をかけるのと一緒にコウの見ている方を見ると。そこにはこちらに向かって降って来ている隕石らしき物体が。
「ちょ、何あれ、やばくね!?」
キョドるカニ…石上。
他のみんなは目を見開いて固まっている。
いやいや、なんで固まってんの!?逃げろよ!
という俺も体が動かないんだけどね、アハハ。
って死ぬ!どうしようどうしようどうしようどうしよう。えーっと、時よ止まれ!
まあ最高にハイって感じの人でもない俺は時を止めることなんてできるわけもなく、そのまま何もできずに隕石の光に包まれた。―――
―――「で、目が覚めたらここにいたと。」
というかなんでピンポイントで俺らに隕石当たったんだよ!謎過ぎるぞ!
「そんな感じだな。」
俺の説明をコウが肯定する。と思ったらまたへんな話しを始めた。
「やっぱこれって異世界転移じゃね?この後おじいさんが出てきてチートくれたりするんじゃね?」
「コウ…まさかお前もカニ…石上と同じなのか…」
「そ、そんな目で俺を見るな!」
一希に蔑むような目で見られてコウがたじろぐ。
いやでも、今の発言はさすがにちょっとな……
それにしてもおじいさんがチートをくれるか。
……あり得ないな、絶対あり得ない。
そんな異世界系小説のテンプレ展開が来るはずが
「ホッホッホ、元気じゃのう。まあこれから世界を救ってもらうのじゃ。元気な方が良いじゃろう。」
な……い………はずなんだけどなぁ…今考えたこと明らかにテンプレのフラグだったよなぁ………なんてね。
この声の正体がそんな白い布を一枚羽織って、賢者の杖っぽいものを手に持ち、白いひげをモシャモシャと生やした神様オーラを放つおじいさんなわけが
「ホッホッホ。どうしたんじゃ?そんな驚いた顔をしおって。」
………俺の考えたことはフラグにしかならないんだろうか。声のした方を向くとそこには神聖なオーラを放つおじいさんがいた。
べ、別にこうなることを期待して、フラグになるようなことを色々と想像したわけじゃ無いんだからね!そこんとこ、勘違いしないでよね!
というかその格好今考えてた格好と全く同じ格好な件について。
そしてその神様オーラはなんだ、何故に後ろが輝いているのだ。
とりあえず落ち着け俺、未確認生物と(変なオーラを放つおじいさんと)遭遇しただけじゃないか。こんなの普通だ。いや普通じゃないけど落ち着け。
ファーストコンタクトは大事だ、まずはコミュニケーションを取ろう、よし。
「は、ハロー?」
「なんじゃ、普通に日本語?という言葉で話して良いのじゃぞ。それにそんなに緊張するでない。今のわしの姿はおぬしたちと対等。普通にして良いのじゃぞ?」
はい、なにいってるんですかねこのおじいさんは。
何故日本語と言った所が疑問系なんだ日本語は日本語だぞ。そして今のわしの姿とはなんだ。元の姿があるんですか?なにそれこわい。
ん?他の二人はどうしたって?目を見開いて動かなくなりましたよ、ええ。……動けるの俺だけかよ。
そんな風に俺がオドオドしてると向こうからマンボウ………石上とけいちゃん、そしてとーまが歩いてきた。ナイスカニ!救済求む!……いい加減説明した方が良いな、石上というのは石上大駕。あだ名がカニの奴だ。何故カニなのかは……これは良くわからないうちに自然とついた。本人は前まで否定してたのだが、最近は半場諦めており、本人公認状態になっている。
よし、説明したし、これでいちいち訂正せずにカニvと呼べるな。え?メタい?知らんな。
とーま呼んでいるのは永井唐真。
とーまは、まあ呼びやすいから?でもひらがなで文字書くときも、とうまじゃなくてとーまなんだよな、不思議。こいつはゲームが好きで、スマホゲームをよくやっている。ちなみにカードゲームはそこまで好きじゃなく、あくまでテレビゲームとかが好きらしい。
そしてけいちゃんというのは、冬川啓介。
趣味はPC製作で、エリート風の雰囲気を纏っている。けどアニメとかは普通によく見る。てかここにいる6人全員がアニメはよく見る方だ。なぜか男なのにちゃん付けで呼ばれている、不思議。
するとこちらに来たカニがおじいさんを見ていきなり叫んだ。
「うおー!あきらかに神様みたいな人がいる!いや、神様がいる!」
「ホッホッホ、あまり騒ぐでないわい。これから、色々と説明するからの、あまり騒がずに聞いて欲しいんじゃ。あと、わしが神なのはあっておるよ。」
「しゃべった!神様しゃべった!スゲー!てか説明ってチートのことか!?あ、それとこれからむかわされるであろう異世界についてか!」
「カニ、一回黙ろうか。うるさい。」
「あ、はいごめんなさい、すいません。だからとーま、男の大事な部分を殴ろうとするのはやめて!」
「二人共、静かに。今からこの自称神様?の話を聞かないといけないんだからさ。」
いつの間にか復活していた一希が二人を止める。
まあ俺もこの状況から抜け出したいし、この神様?の話を聞くか。
「わしは本当の神なのじゃがな……まあ良いか。おぬしにはしっかりと聴いてもらわなければならん。これからおぬしたちを送る世界、ルシフルと、おぬしたちにやってもらわなければならないことを。」
ここまでで冒頭に戻るわけだが、まあほぼほぼ確定だろうけど。テンプレ展開にならないことを祈りながら話を聞きますか。
ゆったりまったり投稿予定ですが、
最初はなるべく早めに投稿します。