表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/42

もしかして、酷いのはオチではなく終盤なのでは?

  ◇◇◇


 仁奈が話し、時折七海が補足した内容は、このようなものだった。


「……そうか」

 魔緒は、そっと呟く。

「満足したかしら?」

 七海は、静かに問うた。

「ああ。十分理解したさ」

 魔緒は仁奈のほうへ向く。

「ありがとう」

 彼はその一言だけを告げると、教室から出て行った。


「もう、終わりにしたほうがいいのかしら?」

 魔緒が出て行った後で、七海が呟いた。

「うん。これ以上、こんなことしてても意味無いしね」

 それに頷く仁奈。


 いつかのように、微笑みあう二人。それはただ、無垢な笑顔。無邪気な笑い声。以前のような柵など、存在する余地すらない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ