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SFかよ②

 「私たちの起源については分かったかしら?」


 「理解するのを脳が拒否ってくるけどまあ大体は分 かったよ。」


 だいぶこのびっくり物語に耐性がついてきたようだ。中2のくだらない妄想を聞いてる気分だけど。


 「そう!なら良かったわ

───────じゃあ、ここからが本題よ。

 私たちの、原初の世界(ちきゅう)の現状について」


 そこから、ガイアはまた寂しそうな哀しそうな雰囲気を纏い、ゆっくりと現状について話し始めた。


 「私たちね、絶滅しかけてるの」


 これまた強烈な導入だった。なんか毎回どでかい衝撃から話が始まるのやめてほしいんですけど!以降の話何も入ってこないから!!


 「え?絶滅って絶滅だよな?炸裂じゃないよな?」


 「ええ絶滅よ。文字通り種が断たれるの」


 あらあっさりぃ。えらく淡々としてるのね!


 おふざけはこのくらいにして、原初の世界(ちきゅう)内はこうなってるらしい。

──曰く、"観測者"たちは退屈を紛らわすために自分たち以外の知的生命体を創った。それを観察したり、ちょっかいをかけたりするのはとても面白く、愉快な毎日に変わったようだった。


 「・・・そこまでは、良かったわ」


 原初の世界(ちきゅう)は文明も種も、世界としてメキメキと進化していったようだ。それこそ、魔法が使えるというのも最たる例で、聞く人が聞けばすごくわくわくする話だろう。

 ただ、"観測者"たちは面白くなかったようだ。

言わば、自分たちの"劣化"である下等種族がなぜ自分たちより楽しそうな生活をしてるのか、というなんともまあ身勝手な理由で、自分たちの子供とも言える始人類(イグニス)へのちょっかいはエスカレートしていった。


 「初めは、ちょっとした恐竜とかを送り込んでくるくらいだったわ」


 ちょっとした恐竜てなんだよ


 「そのくらいなら余裕で倒せる、いや、倒せてしまったのがさらに面白くなかったのでしょうね。」


そこから、恐竜のみならず、魔物、魔人も送り込んでくるようになったようだ。そして、さすがに個人で対処できなくなって来た始人類(イグニス)たちは、集団で魔物たちを狩るようになっていった。

 そうしていくうちに原初の世界(ちきゅう)内には魔物が蔓延り、民間の安全をとうとう守れなくなっていったようだ。

 

 「この状況にブチギレたママは、"観測者"のうちの一神(ひとり)をぶっ倒したのよ!!」


 誇らしげにキラキラした笑顔でガイアは言った。


 「でも・・・。」


 より一層暗く、哀しく、ありったけの慈愛を込めて

 彼女は紡ぐ。


 「ママもパパも、いなくなっちゃったんだけどね」


 ずっとかなしそうに話してたのはこういうことだったのか。お父さんとお母さんを亡くしてたんだな。そりゃあ悲しいに決まってる。

 だから俺は、精一杯の微笑みを向け、優しい口調で言った。


 「そっか、お前のお父さんとお母さん、頑張ったんだな。」


 「ふふ、優しいのね。それでこそ私の王子様だわ」


 「おう、任せとけ。俺がお前のそばにいてやる。

 絶対に離れないからな。」


 俺の人生をかけてでも、絶対に。


 「な、なに恥ずかしいこと言ってるのよ!!

 そんなの、おうじさまなんだから、ととと、とうぜんでしょ!!」


 なんだこいつまじで悪女からまた天使になりやがったなんなんだこの生き物!!どれだけ俺を転がしてくるんだ!!


 「ふん!はなしをもどすわよ!!」


 そこからの話は俺にとってもガイアにとっても原初の世界(ちきゅう)にとっても重要な話だった。


 "親越え"をしてしまったガイアのお母さんは規格外に強い人だったそうだ。始人類(イグニス)の誰も彼女に及ばなかったのだという。完全なる外れ値だ。同胞を倒された"観測者"たちは完全に激怒し、全員でガイア母を封じ込めようとしたが、完全には封じ込めれなく、原初の世界(ちきゅう)に命からがら帰還できたみたいだ。

 だが、気づかない間に"観測者の世界"の神気にあてられ、衰弱していたようだった。どうやら耐性がないと猛毒らしい。そんなとこに1週間近くいてしかも"観測者"を倒してるってんだからガイア母がいかに規格外がわかるな。そして、ガイア母を心配したガイア父は、ガイアを置いて、"観測者の世界"に行ってしまったようだ。


 「あれから何年も経ったけど、まだ帰ってこないの。きっと、もう…。」


 「じゃあ俺が救ってやらなきゃな!!

 そのための俺だろ??そんな暗い顔するなよ

 俺が必ず救い出してやる。」


 盛大にかっこつけてるのは許してほしい。

 ガイアを想うとこうなってしまうのは仕方ない!!だってこいつ元々庇護欲はんぱなくなる妹系美少女なんだぜ!?!?守ってやりてーじゃん!!


 「……!!そうよね!!帰ってこないだけで死んだとは限らないわ!!ありがとうショータ!!」


 ガイアが抱きついて来た。小悪魔になったり天使になったり悪女になったり子供になったり忙しいやつだ。」


 「おうおうまかせとけ!!俺はお前の王子様なんだからな!!」


 勢いに乗ってそのままゴー!といきたいがまだ疑問に思ってることをガイアに聞いといた方がいいな。

見切り発車はよくないからね!


 「俺のやるべきことはわかった。要はその"観測者"どもをぶっとばせばいいんだろ??」


 「そうよ!そしたら私たちも平和になってパパも帰って来てハッピーエンドだわ!!」


 「了解だ!それで、何で俺なんだ??」


 そう、最大の疑問点がこれだ。

 こんな壮大な話をなぜ地球人で劣等種族である俺が聞かされ、救わされようとしているのか。


 「ん?言ったじゃない。好きだからよ。」


・・・?

・・・・・は?


 「え、そ、それだけ??」


 「うん、それだけ」


 なんということだ。

 つまり、つまりだぞ??

──俺には何にも特別な力とか強靭な肉体とかチートスキルとかも何もなくただ、惚れられてしまったから世界の敵に立ち向かわなくてはいけないことになる。


 「いや、いやいやいや!?!?

  むりむりむりむりむり!!!!むりだって!!

 ただのパンピーなんだぞ俺!!非力な高校生なんだ ぞ!!てかなんで俺のこと好きなんだよおかしいだ ろ!!!!」


 「ふふっ、お母さんの遺言なのよ。好きな男の子を さがしなさい。そして、王子様にして契約を結んで逃 げられなくするの。私が波紋を伝授するわ。

 ───そして、愛の力であいつらを倒してね

 って感じで♪」


 おかあさぁーーーーん!!!!

 ミスってる!!ミスってるぞー!!

戦いに強くても頭は弱いとダメさがすごいぞ!!!


 「守ってくれるのよね、お・う・じ・さ・ま♡」


 小悪魔がああぁぁぁぁぁ!!!


 誰か!!このクソSFを救ってくれー!!!


結構世界観はわかってきましたか!

更新バカ遅いけど脳内でもうかっけぇ戦闘シーンは始まってます♪

3話まで見てくれた人!!ほんとにほんとにありがとうございます!!あなたたちがいるから楽しくかけてます!!精一杯のありがとう!

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