表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/44

だい21わ

「や、やましい?」


ケビンの反応が面白かったのか、ジュエリーヌはクスクス笑い出した。


「だあってえ、マスター、目を反らしましたりしたでございましょう?」

「べ、別に……」

口ではそういいつつも、内心をずばりと言い当てられてケビンも立つ瀬がないといった心境だ。


「もしもお、やましい事考えてなかったら、目を反らしたりいたしませんことでございましたりしますよね?」

「な-―」

またしても、ジュエリーヌは口を押さえながらクスクス笑い出した。

「マスターってば-―」

ジュエリーヌは甘ったるい、妙な慈愛に満ちたような目をケビンに向けた。


「ホント、マスターってばスケベさんでございましたりいたしますわね」

「スケベ-―」

ケビンは言葉を失った。


「うっふ~ん-―」

ジュエリーヌは、余裕綽々でケビンを往なしている。

「ジュエリーヌ、なんだか不安でございましたりいたしますことですのよ」

まったく安心しきった顔で、ジュエリーヌはしなを作る。完全におちょくられているのだ、ケビンは。


「そ、そんな事-―」

腕組みしながら、ケビンは何とか言い返そうと懸命だった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ