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だい20わ
”そうだ、思い出してみれば、あれがとどめだったんだよなあ――”
ケビンの後悔は続く。
「マスター――」
ケビンの傍らを歩くジュエリーヌがこちらを除き見るように、悪戯っぽい視線を投げかけてくる。
「あ-―」
ケビンが何か答えよとすると、ジュエリーヌは知らん顔ですかしてしまう。
困惑のケビンを見返しながら、幸せいっぱいの笑顔でジュエリーヌは立っていた。一旦身動きすると、たとえ静かに立ち止まっていも、二つの山は余震でしばらく柔らかそうに震えている。
誰がどう見ても、二人は非の打ち所のない、幸福なカップル以外の何者でもなかった。
”しかし-―”
ケビンにも気になる事はある。ジュエリーヌの服装だ。
如何に彼女との間に揺るぎない信頼が生まれたといっても(少なくともケビンはそう思っていた)これだけはどうにも目のやり場に困る。
ジュエリーヌの方に目を向けると、歩くたびにその美しい体がどこかしら柔らかく揺れている。
”意識するな。こんなものは、慣れてしまえばどうって事は-―”
ジュエリーヌがこちらに目線を向けると、ケビンは慌てて目を反らした。
「マスター-―」
ジュエリーヌが妙に持って回ったような口調で言った。
「今、やましい事、考えてらしたでしょ?」




