7.誕生
プリスに渡されたメモの場所に向ったクレアは途中で通行人に不思議な目で見られながらもなんとか誤魔化していった。すると見つけたのは公園の一角にあるコンクリートで出来た台だった。その題の前でどうすればいいのかと考えているとコンクリートの扉が開いた。
それでクレアはそこをくぐるといきなりロボットアームみたいなものに掴まれてしまった。そして地下深く連れ去らわれてしまった。そしてそこで見たのは・・・・
「クレア! 嬉しいわ! こっちの側に来てくれて!」
プリスがいたのだ。いや、プリスに似たガイノイドがたくさんいたのだ。彼女らは全てプリスによって機ぐるみを着せられて機械娘に生まれ変わらされた「元」人間の少女たちだった。
「これって、一体歓迎かなんかですか?」
「そうよ! 私たちは来るべき世界のために人間と機械との融合の技術を実証しようとしているのよ! だから仲間に迎え入れてあげるわ!」
「人間と機械との融合? なんですかそれって?」
「詳しい事はおいおい分かるわよ。でも、もう少しすれば世界中の人間は同じ姿になるわ」
「それって、つまり・・・」
「人工進化ということよ! いいんじゃないの、誰よりも早く機械と一体化することが出来て! クレア!」
そういうとその場にいたガイノイド、いや機械娘にされた少女たちに取り囲まれクレアは困惑気味にハグしなければならなかった。この姿でずっといないといけないのは間違いなかった。彼女らは人類から支配権を簒奪し優位に立とうという秘密結社の工作員だった。
「クレアみなさまに役立つように頑張りますので、仲良くしてください!」
クレアは誇らしげにそういった。混乱した世界を収拾する存在である機械娘に生まれ変わった自分に対して。その日から麗良はいなくなりクレアが誕生したわけだ。
-了ー




