表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/29

【匠君 ランチセット】その後  SS





「お母さ~ん、蘭ちゃ~ん・・・・・このままじゃ僕、デブになっちゃうよ」


『何のためにウインドやってるの!』


「だって練習にならないんだもん」


『ぬ・・・・・・』


匠人気でメニューに加えた【匠・・・・ランチセット】は大好評で、練習に来た日は匠は引っ張りだこだ。


でもそのせいで、練習になってないらしい。


確かに毎週毎週殺到して、練習の妨げにはなっている。


このランチセット、人気がまったく衰えず・・・・・既に2年。


匠の血のつながらない双子の妹たちももうすぐ3歳になるし、そろそろ世代交代か?


実は双子たちも毎週この店には来ていて、亨さんと浜辺で遊んでいる。


すっかり海の大好きな女の子に育った。


そして、地元のサーファーたちのアイドル的存在になっている。


小さいながらもカトラリーを運んだり、すっかり店の看板娘だ。




「おかえりなちゃいまちぇ~、ごちゅじんちゃま~♪」


「あいっ、あ~んちてくだしゃい♪」


翌週からは小さなメイドが大活躍で、匠のランチセットを抜いた売り上げをフォローした。


評判のよかった匠メニューは、【匠】部分を抜いて価格変更して残している。


小さくておしゃまなメイドたちが活躍できるのは1日2時間がいいところ。


それでも2人を可愛がってくれるお客さんはたくさんいて、でも無理をさせることはない。


そして、店の売り上げは、いつも通り安泰で・・・・匠といえば女たちを押しのけてウインドに夢中になっている。


苦虫を噛み潰したような顔をしているのは二人の男たち・・・・・・・・・・・亨さんと勝己だけだった。





アルファポリス様主催の、第4回恋愛小説大賞にエントリー中です。

お気に召していただけましたら、是非、ポチよろしく御願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ