♪ニ音目♪
『良いか和音!!その人の話をよく聞かぬ小さな耳の穴をかっぽじってよく聞くのぢゃ!!我ら音無家の陰陽道は音を使役する♫魂には音がある♫其れを音魂と呼ぶ♫我ら音無一族は古より其の音魂を使役する陰陽道を音陽道と云い陰を音へと変えてきた♫人は何時しか我らを音陽師と呼び慕い我らは先祖代々と音陽師の力を使い何時しか音陽探偵として今日に至るまで名を馳せてきた!!良いか和音!!ゆめゆめ忘れるでない!!お前も立派な音陽探偵となるのぢゃ!!』
……其れが、僕、音無 和音の祖父兼お師匠樣である。
……音無 響動の最期の言葉、所謂、遺言である。
僕の通う陰陽師学園の餡子色のイカした制服(夏服)のスラっとしたスラックスと白いシャツに着替え♫
ーード糞味噌イケてる音符柄の羽織を上から羽織り♫
ーード糞味噌イケてる八分音符の如くチョンマゲを結い♪
ーー護符と錫杖を手にーーいざ!!
ーー百鬼夜行♪♪蔓延る魑魅魍魎の犯人が居る場所へ!!
ーー音陽探偵見習い♫音無 和音♫
ーー祖父の遺言に掛けて!!出陣である♫
百鬼夜行♫蔓延る魑魅魍魎の草木も眠る丑三つ時に♪♪♪
民家の屋根をクールパルクール等はせずに普通に歩道を遅くもなく速くもない普通の速度で疾走る!!
音陽探偵見習い♫音無 和音♫
彼は、壊滅的に運動神経悪すぎて滅www!!で、あった。
民家の屋根をクールにパルクールなんてした日には!!
小粋に屋根からドンガラガッシャンリズ厶で転げ落ち!!
救急車如律令になるだろう!!
そんなことになってしまっては事件は迷宮入り!!
祖父は成仏デキずに、違った出来ずに!!騒音を大音量で垂れ流す迷惑な大怨霊と化すかも知れない!!
なので僕は安全安心運転で普通に疾走るのだ!!!!
速くもなく遅くもなく普通の道を普通に疾走るのだ!!
風を大して切ることもなく表記だけは一人前に疾走感とスピード感と急急如律令感(訳∶急いでいる感)を出そうと、疾走る!!と表記させて頂いております!!何故かと言うと、走る!!よりも、疾走る!!の方が速そうだから。
そして漢字がカッコイイ感じだから!!
つまりは使ってみたかっただけです!!
「…ハァハァッッッ…」
そして自慢では無いですが体力も無い僕、音陽探偵見習い♫音無 和音♫は、風は切らないが、息は早くも切らしながら今回の大事件!!『追い剥ぎ御萩事件!!…今は、夏のお盆の時季だから夜船(※御萩の夏の隠れた呼び名)追い剥ぎ事件!!』(←事件名です!!)の祖父の証言をまとめる!!
このタイパ大時代!!疾走っている時間も活用します!!音陽探偵見習い♫は忙しいのだ!!
草木も眠る丑三つ時は僕も草木と共に眠りたいのだ!!
「…じっ、祖父、がっ、その!!『追い剥ぎ御萩事件!!…今は、夏のお盆の時季だから夜船(※御萩の夏の隠れた呼び名)追い剥ぎ事件!!…のッ!!盗まれたっ、御萩…今は、夏のお盆の時季だから夜船(※御萩の夏の隠れた呼び名)…に、思い当たることがっ、あるっ、としたらっ!!…ハァハァッッッ…」
息を切らす僕の言葉をバトンの様に受け取り。
『〜〜お師匠樣と呼べぃ!!』とツッコミ続きを話す。
『〜〜うむッッ!!あの時!!儂は確かにこの目で己で言うのもなんぢゃがキリリッとシュッ!!とした鋭い眼光が男前なこの目で!!確かに見たのぢゃ!!御萩!!今は、夏のお盆の時季だから夜船(※御萩の夏の隠れた呼び名)を盗みゆく盗っ人のショキショキとした小豆を研ぐような音と独特の男の歌声♫そして餡子の様に闇黒な影を!!』
音魂祖父はfffフォルテッシモfffな音の型をした温玉程の大きさのfff音魂fffを靡かせてキリリッとシュッ!!とした鋭い眼光が男前な餡子の様な闇黒色のお目目を光らせ!!遅くも速くもなく普通のスピードで風を切らずに息を切らして疾走る僕の横を飛んでいる!!……僕は不謹慎極まりないが思うのだ。fff音魂状態fffって良いな!!……と。
……人は肉体が在るから疲れるのだ。
……肉体と言う疲労困憊地獄から解き放たれし。
fff音魂祖父fffは…滅茶苦茶…元気!!
……まぁ。祖父に至っては肉体が在りし頃(※生前の頃)から…滅茶苦茶…元気!!……では、ありましたがね!!
『ーーそして!!その御萩!!今は、夏のお盆の時季だから夜船(※御萩の夏の隠れた呼び名)を盗みゆく盗っ人の餡子の様に闇黒な影!!追い剥ぎ御萩泥棒…今は、夏のお盆の時季ぢゃから夜船(※御萩の夏の隠れた呼び名)追い剥ぎ泥棒の犯人の仮にー御犯萩さんーと呼ぶ。その犯人のー御犯萩さんー(仮)が去った後に此れが一粒!!落ちておったのぢゃ!!此れが今回の!!追い剥ぎ御萩泥棒…今は、夏のお盆の時季ぢゃから夜船(※御萩の夏の隠れた呼び名)追い剥ぎ泥棒の犯人の仮にー御犯萩さん(仮)を取っ捕まえる手掛かりとなるぢゃろぅ!!』
音魂祖父はfffフォルテッシモfffな音の型をした温玉程の大きさのfff音魂状態fffからfffフォルテッシモfffな小さいが強そうなお手々をまるでオタマジャクシが変態する様に生やしてfffフォルテッシモfffな小さいが強そうなお手々に握り締めていた小さな一粒の小豆を僕に手渡す。
ーーそして音魂祖父は云う。
『〜〜事件現場(※祖父の墓前)に現れたー御犯萩さん(仮)ーの正体は恐らく彼奴ぢゃろぅ!!急ぐぞ和音!!お前の推理だと恐らく彼奴はアソコに居るのぢゃろぅ!?』
ーー音魂祖父に問われ僕は答える。
『ーーぉん♫きりきりきっと彼は其処に居るよ♫』
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