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冬篭りの準備

冬篭りの準備。

2032年10月6日。

鮎と鰻が狙われ、鰊を狩る漁師が増え冷蔵庫に蓄えられた。

鹿と猪40万頭に増え、=猪は春と秋に出産する=これも狩られる。

米を5億石収穫しろ。

種籾50万石分、分けて穀物は御救小屋で1人粥1杯提供する。

「古米だけど醤油味だ。我慢して食ってくれ」

「御救小屋なのに料金取るんだな。まあ20円なら食うよ」

「食える物は鍋にぶち込め。シチューにして食う。煮込んでしまえ」

原型を留めない具材の野菜シチューなら野菜嫌いも食うかも知れん。

「薪を手に入れろ。神から授かった木の樽砕いて薪にするぞ」

おお~、良く燃えるぞ・・・。

この1件以来パンには紙袋で包まれ、エールは鉄の樽で降るように。

「ひなた上総理。俺の同胞にパン与えちゃ駄目か?」

ゼロ将軍は分裂したブルトゴブリンの同胞を救いたいらしかった。

ここで駄目だと言ったらブルト人が蜂起して穀倉地帯を襲うな。

「好きにしろ。3千人兵を削減しても良いのか?」

ブルトゴブリンは先住民の土地を奪い住民をピーして奴隷にした。

斬れるならお前も斬りたいがそれをやると戦争になる。

「改心の機会を与えて下さい。野生牛の捕殺で10億人分の食料を」

ブルト人が面従腹背するのは信用できん。

SC連合に帰れと言いたいが今敵に回したら食料が危ない。

「良いだろう。牛の代金は1頭1.5億で良いか?」

和牛だとそれぐらい取らないと商売にならん。

「本気か?牛3頭は買える値段だぞ」

「良いよ。塩漬けして冷凍保存で保存して豚肉と鶏も」

正直冬を越せるだけの肉が期待できない。

チーズも作ろう。

「あのう。何で軍人だけ5合=750グラム=何ですか?」

お粥にすると1500グラム超えますよね?

「チョット50億石集まりました。このままでは12億が飢える」

「古米はどのくらい残っていたか?」

珈琲将軍に尋ねる俺ひなただ。

「20億個は残ってますが古米新米に混ぜて卑劣なかさ増しするか?」

まあそれしか方法ないけどパンもエールも腐るから古麦じゃないと。

新米飢饉の時食う人もいないだろう。

「その状況で公務員だけ何故優遇されるのですか?」

分かっていない人が多くて困るんだよね。

「公務員が贅沢できるのは民草を守る義務を果たしてるからだよ」

当然だろう。

公務員は一汁一菜で激務をこなせん。

「農家の方が余程激務だぞ。一汁三菜で農業ができるか?」

農業を舐めるなぁ。

「農家に熊や猪を狩れるなら日当25000円。討伐報酬5万円で」

サーベルタイガーとマンモスは熊を狩れる。

「おい。猪狩れば素材の1部は俺の物になるんだろうな?」

「勿論だ。租税として1割肉と皮と牙を徴収するがな・・・」

それで白魚のジョーに命じて猪を狩らせる。

2032年10月10日。

20億石の肉と55億石の食料を全ての支配地域から掻き集めた。

「配給がパン1斤って一揆起こすか?まだ食料はある筈だ」

ここで今後のために食料を節約しようと説いても無駄である。

アイツラパン屋がパンを売り惜しみしてると信じて疑わんし。

「食料はある。これから冬野菜を育てる。茸で良ければ1週間で」

「パンはないのか?いやアジアの国は食料蓄える国も多いが」

日本は基本的に食料は備蓄する国の筈だ。

何が起こっても生きてる限り備蓄食料と米を食い潰して救助を待つ。

まあなんだかんだ言っても米ないと不安に思う人それなりにいる。

雑炊をズル王と宿屋でひなたと食ったら高級和牛食ったとでも。

言いたげにヒソヒソと嫌味を本人に聞こえるように言う。

「ズル王か?俺裕福に見えるか?」

「いや見えねえ」

「だな。忠誠を誓うからパンを1個買ってくれ。恩は必ず返す」

「女の子か?名前は」

「ザッハーク」

因みにこの名前外国民族の神話で出てくる邪悪な王様の名らしい。

「それは後世の伝説です。私は飢えてる可愛い女の子ですよ」

自分で可愛いって言うな。

「雑炊食ってけ。でも俺が施しても家族は冬は越せんぞ」

「薬草採取で日当5千円は手に入るんです。代金支払いますか?」

「当たり前だ。金貨2枚で薬草採取して来い。食料は貴重だ」

それでザッハークが借金して精霊王ガビーンに集めさせた50石。

「信用得られるなら飢えようと食料掻き集めますよ」

パン奢れと言ったのは俺に取り入る口実だったのか・・・。

「いや~。300名。一族300名を食料調達部隊として雇わない?」

「良いよ。給料は全員で3千万円。ザッハークちゃん」

「ズル王の犬です。エロいこと以外は何でもやります」

ふふっ。

最近のギャンブルは勝たせてくれるから4千万円に増やせるかも。

それで貧乏そうな家族に資金持たせてパチスロに。

タダでさえ国に目を付けられて不景気なのに公務員破産させる馬鹿。

いる訳無いだろう。

そんなことしたら弾圧の口実を与えるだけだぞ。

まあそれでズル王の部下と称してパチスロで200万円儲ける。

まあ官官接待を期待はするが口に出して要求はしない。

パチスロ店が勝手に忖度をして公務員を勝たせるだけである。

そうしないと接待を要求した疑惑で資産10億への道を失うのだ。

「勝った。税金10%納めますよ。国費5千兆円」

この灰の大地ビクトリーズルオウに住み着きズル王に食料貢ぐ。

兎を狩り、毛皮を売り、水源を確保するべく井戸水を掘ったのだ。

ザッハークの村興しの予定です。

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