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035 お風呂の件で

 俺は客人としてもてなされた豪勢な夕食で、酒も料理もたらふく飲んで食べて騒いだ。


 なかなか悪くないな……。幸せという言葉が当てはまるのだろうが、何となく充足感がないよな~。”人のふんどしで相撲取る”ってことわざがあったがこんな感じなのかな……。


 その日の夜のこと……。


 ふかふかベッドで一人でぐっすり眠っていたはずだった俺なのだが……


「こ~ら~!だ~あり~ん!!」という怒っているのか甘えているのか分からない声で目が覚める。


 闇主様が俺に覆いかぶさり、太ももで俺の腰辺りを締め付けている。ふわりとしたミニスカートで生足が魅力的だ。ゆっくりと太ももに触れるがお咎めはない。

 いつもの盛り髪スタイルではなかったが、下ろしているのもかわいらしいなぁ……。としばし見とれてしまう。


「闇主様……。どうされましたか?」


「もぉ~、とぼけないでよね~。昼間のアレ。見ていないとでも思ってるの?」


 この期に及んで言い訳とは見苦しいがしないよりはましだ。


「女性と風呂に入って洗ってもらうのはこの世界では当たり前のようでして、現にこの家の主のトールも嫁ではなくメイドにさせていたのを見ております。ハイ」


 散歩から帰ってきた時に、風呂で男女の戯れる声がしたので、スローモーを駆使して風呂場を覗くとメイドと冒険者トールが、家の中で嫁が四人もいる状態だというのに大冒険を繰り広げていた。


 と、いうような説明を必死に展開する。


「それはいいのよ……でもダーリン、出せなくて辛いんじゃないかなって思って……」


 心配は取り越し苦労に終わる。


「お心遣い、誠に痛み入ります!」


「でも危なかったわ。一線を越えたら切り落としてたかもしれないわ。気をつけてね、ダーリン」


どの部分かは聞かずともがな……大事な息子を失うことになる。あの我慢は無駄ではなかったのだ!


「そのお言葉、心に刻みます!」


 その後、闇主様は言葉にできないような快楽を与えてくださり、何度も、何度も果てた……。


 回数が分からなくなるくらい。


 ……そして翌朝目が覚めるとお決まりの夢オチだった。


 いつもどおりパンツの中はぐちゃぐちゃだが、それ相応の快楽を得ているのだ。考えようによってはアリなのかもしれないと割り切ってパンツを部屋の手洗い場で洗う俺だった。

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