026 大人の階段
ぼさぼさになった髪をパチンと指を鳴らすと、いったんストレートヘアに戻り、またモリモリヘアーに勝手にセットされていく。
「ダーリン、気持ちいいコトしたいならわらわを呼べばいいのに……」
羊戦士の時にはそんな約束はしていなかったが……。ちょっと怒っているようなので、とにかく弁解するしかない。
「闇主様もお忙しい身ですので、こちらで処理しちゃおうかな~。なんて……」
言い終わらないうちに闇主様は俺に体を全て預け、床に押し倒す。
「もぉ~、これはこの世界にきてくれたお礼と今日の羊戦士討伐のご褒美なんだからね。わらわが気持ちいいことして、あ・げ・る」
「……お、お願いします!!」
□
何回イってしまったのだろう……。
五回目くらいから数えるのも止めて快楽におぼれる。なんだこんな簡単に卒業できるなんて、以外にあっけなかったな俺のDT卒業。
「ま、まって、闇主様もう体が持ちません~」
って手を伸ばしたら目が覚めた。
……夢だった。
え!?何?
しばらく呆然と床に寝転び、天井を見つめる。ようやく頭が追いついてくる。
なんだよ、も~。結局夢オチかよ。
……あ、パンツの中がぐちゃぐちゃだ……感触が気持ち悪い…。風呂入りて~。
起き上がろうとして床を見ると、闇主様のチョップが空振りした跡が残っていた。闇主様がここに来たのは現実だったんだ……。
ヴィオラはベッドの上で、すやすやと寝息を立てている。
少しでも手を出そうものならまた、闇主様がとんでくるに違いない。それに今はすでに賢者モード発動中でそんな気にはなれなかった……。
浴室で水浴びをする。う~夢精なんて何年ぶりだよ……。
でも夢の中でも絶大に気持ちよかったよな。どこまでが現実でどこからが夢だったのだろう。
今回のはこの世界に来たことと羊の時のご褒美っていってたっけ……。
羊戦士程度のを討伐したくらいなら相手にできない、それならばセバさんがいっていたチート持ちや、チートを与える奴を見つけて、倒せばDT卒業もぐんと近づくのではないかと勝手に予想する。
妄想が膨らむ中、浴室のドアをヴィオラが勝手に開け入ってきた。
「もう、一人ではいることないのに~」




