015 設定が細かすぎる件
肉体奴隷化魔法と精神奴隷化魔法にかかった、から揚げお姉さんの楓のステータス画面で自由に変更できるようになった。
◇ ◇ ◇ ◇
冒険者…楓 人族 回復魔法師(Lv20)
職業・特技・機能メニュー
●冒険者
●回復魔法師
●料理
●テイム
●ログアウト
隷属化メニュー
フィジカルコントロール
● 絶対服従
● 五感コントロール
●視覚
●聴覚
●味覚
●触覚
●嗅覚
マインドコントロール
●オリジナル
○ノーマル
○サイレント
○ラブ
◇ ◇ ◇ ◇
「とりあえず、から揚げを三個だせ」
楓は素直に返事をした。
「はい」
アイテムボックスからアツアツのから揚げが器にのって出てきて、俺はそれをもぐもぐ食べながら考えた。
ほんと誰の趣味よ。俺の小説でもこんなに細かく設定してなかったぞ。とあえず三人ともログアウト機能をポチっとして○(オフ)にする。
試し甲斐があるな~。
さて女の子たちは一旦置いておいて、羊戦士の処理に入る。すごい熱気で本当に暑苦しい。俺は整列が終わった羊戦士たち全員に命令する。
「全員卵を出し、その場に置け!」
「メメッ!?」
羊戦士たちは反抗の声をあげたが俺は
「早くしろ!」
と、一括するとしぶしぶ卵をだし始める。
「「えぇ!?」」
「信頼関係パラメータは?」
三人の女子は驚きの声を上げている。
「あ、ラムさんの卵…ほしい」
と、桜が小声で呟いている。
大小さまざまな大きさ卵が羊戦士たちの前に置かれた。
「次、一匹ずつ俺の前まで来い」
まるっこい体ではこの密集したところを上手く抜け出てこられるはずがなかった。他の羊戦士の卵を蹴飛ばして転がしてしまう奴や、他の奴の背中にぶつかって、ぶつかられた奴が前にある卵にのしかかって割れてしまい黄身と白身の前で泣いている羊戦士や、孵化してしまって、あやしてしている羊戦士もいてとても騒がしくなってきた。
生まれてきた幼生体は少し小さいだけで見た目は同じだ。それを見て冒険者の彼女たちは黄色い声を上げている。
「わあ、あの生まれたての子、すごいかわいいね~」
あいつらまだ自分たちの置かれている状況を理解できていないのか?
全ての羊戦士たちのHPバーは緑色の状態だ。ここから能力永久無効化をかけてから、万能バットで二回叩いてHPバーを赤色状態まで落とす。そして強制レベルダウンをかけてから羊を放す。
ああ、めんどくさ……。
たまに間違って回数を多く叩くとその場に倒れ、数秒後に光となって消えてしまった奴もいたが気にしてられない。とにかく数が多いのでさっさと処理しないと日が暮れる。
野生の羊に戻った奴らが、あたりをうろうろしながら草を食べ始めたり、フンをしたり、草を食べたりして目障りになってきた。
俺はテイムした狼のパキラを呼ぶ。
「パキラ!羊をあっちの広いところでまとめろ」
「ウォッフ」
そう答えると羊を草原の広い方へ吠えて追いたてていく。おっ、狼の癖になかなかいい牧羊犬っぷりじゃないか。集団にして羊をきっちり管理しているぞ。
始めは何が起こっているか理解できていなかった女の子3人と羊戦士たちだったが、処理が進むにつれて何が行われているのかが理解し始めた。
羊戦士の中には
「メェェ…メェェ…」
と、泣き始めるやつもいる。鬱陶しいな…。
他にも生まれたての子の手を引いて、俺の前に出てきた羊戦士が一生懸命に訴え始めた。生まれてすぐ二足歩行なのはすごい…。こんなところは妙に野生だな。
「メメェメメメェ」『この子だけは許してください』
「じゃあこの小さい奴だけここに残していくか、一緒に死ぬか、一緒に野生帰るか選べ!」
悩みはじめた羊戦士をおいといて、次々と処理を進める。
頭に手を持っていき考えるポーズを取っているが、なかなか決められないようだ。……それより頭に手がとどいてないじゃないか。
悩む羊戦士の顔面を殴って親子ともども野生化してやった。




