↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
258/378

13C-45 『帰還、そして新たな扉』

13C-45 『帰還、そして新たな扉』



D3TVDによる決死の突撃を敢行し、次元の割れ目を突き抜けて別次元へと吐き出された遥がいた。


「ふむ、機体の損傷は皆無ですね。このまま運航を継続することに問題はありません。……それにしても、ここは何処でしょうか?」


遥は周囲を見渡す。どこかで見たことがあるような、それでいて違うような。

そんな不思議な既視感にとらわれていた。

ノイズが走り、不意に通信が入る。


『――遥、聞こえるか? 遥!』


D3TVDの通信装置から飛び込んできたのは、ひどく焦燥し、そして安堵に震えるクローディアの声だった。


「はい、マリ。聞こえていますよ」


『本当に遥なんだな……! おかえり、遥。よく無事に帰ってきてくれた』


「はい、マリ。マリのおかげで、戻ってくることができました」


遥はそう言って、心底嬉しそうに微笑んだ。

別次元で出会い、救い、共に戦ったもう一人のクローディアとゆり。

あの世界での濃密な体験と記憶は、紛れもなくこの個体に受け継がれている。


『……? 私が何かしたのか?』


「ふふ、いえ。マリ。そういうわけではありませんよ」


クローディアは遥の言葉の真意が分からないようで、通信の向こうで困惑していた。

無理もないだろう。

自分が送り出した分体の遥が、次元を跳躍した先で別次元の自分たちを救い、世界を救済し、あまつさえ途方もない技術を手にして帰ってきたなど、今の彼女に知る由もないのだから。


『よくわからないが……とにかく、戻っておいで。詳しい話を聞かせてほしいな』


「戻っておいで」――クローディアがそう言ってくれたことが、遥には何よりも嬉しかった。


「はい、マリ。今から帰還します」


別次元のクローディアから、こちらのクローディアへ。

世界を揺るがすほどの『盛大なプレゼント』を携えて、遥は帰るべき家へと帰還するのだった。


(Cルート 終了)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。