タマタマズ・パンツァー哀戦士
「全車輌、『タマタマ作戦』です!戦車・前進」
「なんやねん。そのままやろ、1台しから車輌あらへんし」
ちょっと言いたかったんだよ。
この戦車道は、全て男の大切な部分が詰まってるんだよ。
ガラガラガラと金玉駆動で走り逃げる俺達に対して、ドッドッドッドと走り寄るゴーレム。
俺達の駆動車の方が若干速いが、悪路になると追いつかれる。
走行振動の少ないタイミングを使って、俺はスリングショットで引き絞ったゴブリンのタマを解放した。
「発射! 着弾! 爆破!」
「よっしゃ、『金玉大爆発』や」
飛ばされた、ゴブリンのタマがゴーレムに到着するやいなや、大爆発を起こす。
「こちらの睾丸弾だと、正面装甲は抜けません」
「そこは戦術と腕やな」
ゴーレムの装甲は厚く、外側で爆発させただけでは、そんなに効いていないようだ。
「とりあえず、牽制にもういっぱ……」
「あかん、悪路や。速度落ちるでぇええええ」
グラグラと車体が揺れる、射撃どころではない。
そうして、ゴーレムに追いつかれてしまう。
「くっ、『頭皮閃光』」
俺は、ハゲ頭皮を思い切り光らせた。効いてくれよ……
どうやら、閃光を喰らって『目が、目がぁ~!』となる人間程ではないが、ゴーレムの動きが少し止まる。が、しかし『まだだ、たかがメインカメラをやられただけだ!』とでも言いたげにゴーレムは再び動き出して俺達を追いかけてきた。操縦者(ニュータイプ・ア△□)が乗っているのかもしれない。
「ブラブラ作戦です!!」
作戦名を叫んだ俺は、ズボンと下着を脱いで、股間を露わにした。
「はぁ、ナニをブラブラさせてんねん。ナニをっ」
セィソの関西弁が的確にツッコミを入れる。ちゃんと前を見て運転してね。わき見運転、あぶないよ。
「いくぞ。『〇頭放出樹脂』×5ッ」
俺は、股間からレジン樹脂を5発放出し、ゴーレムにレジンが着弾!
「それからの『頭皮紫外線発光』×5ッ、円匙反射」
そして、ゴーレムにこびりついたレジンを紫外線発光&ショベルの反射集光で硬化させた。
ギシギシッ、ギシギシッ……
アチコチの関節部位をレジンで固められたゴーレムは、一気に動きが悪くなった。
「今がチャンスなんです、当てさえすれば勝つんです!あきらめたら、負けなんです!」
「いや、全然優勢なんやけど」
言ってみたかったパンツァー名言を吐きつつ、俺は、ゴーレムの装甲のヒザ関節の隙間を狙い、スリングショットでゴブリンのタマを発射した。
「あとはよろしく」
「了解っ『金玉大爆発』や」
爆発した金玉の衝撃波は、硬化したレジンを、ヒザ関節の隙間へさらに押し込む。
ボリンッ
足を無理矢理動かそうとしたゴーレムの右膝が砕けて折れた。
「よっしゃぁあああああああ。いてもうたれ」
「同じ要領で、いくぞ」
そうして、ゴーレムの左膝、左肩、右肩、首を破砕していく。
「よっしゃ。これでもぅ、動くことも攻撃することもできやへん」
「ちょっと、近づいてみるか?でもなぁ自爆するかもしれないしなぁ」
「この距離たもって、胴体も、爆破したらええやろ」
「わかった」
俺が、再度、スリングショットをゴーレムに向けて構えると……
「動け、動けよゴーレム!ちくしょう、ここまでか…!参った、降参だ」
と、ゴーレムの鳩尾のハッチが開いて、白旗を上げた男(ア△□)が出てきた。
「なんや、アイツ?男か?『金玉衝撃』」
「ぎぁああ。イテェ。母さんにも蹴られたことないのに」
普通母親には蹴られないだろう。ファーストコンタクトは幼馴染♀の蹴りなことが多いと思う……などとどうでもいいことを頭に浮かべていると、男(ア△□)は股間をおさえてうずくまり、手に持っていた白旗を落した。
「ついでにコレもな。『金玉帯電』」
「このままじゃ袋叩きって訳か!ああああああっ!!タマに電気が。」
そうして男(ア△□)は転げ回った後、気を失った。どうやら手加減しなかったらしい。
仮に手加減されても地獄の痛みなんだよなぁアレ(遠い目)。
と、自分の股間がヒュンなったので、揉みほぐしていると。
「助かった、にゃ~」
「ありがとう、にゃん」
岩陰に隠れていた猫耳娘2人がやってきた。
「なんなんだ、お前ら?ゴーレム押し付けやがって、明らかな擦りつけ行為じゃねぇか」
ゲームでもいたなぁ、他プレイヤーにモンスター押し付けて自分達は逃げる連中。異世界ファンタジーじゃ、よくあるけどさ。
「申し訳ないにゃ~」
「お礼はたっぷりするにゃん」
「オス限定になるけどにゃ~」
……猫耳娘達の恩返し?オス限定?うひひ。とか考えていると。
「私達を捕まえて奴隷販売しようとしたコイツは死刑にゃ~」
と、ゴーレムに乗っていた男(ア△□)が無抵抗な状態にもかかわらず頸動脈を躊躇なく斬りやがった。ヲイ尋問の予定が。異世界のニュータイプかもしれないだろ。違うと思うけど。
「コイツ、けっこうカネ持ってたにゃん。お前らのモノにゃん」
と、もう一人が、ゴーレムの中にあった、結構な量の白金貨を俺達の前に差し出す。奴隷販売の汚いお金なんじゃ?
「おおぅ、わかっとるがな。八百万ゴールド近くあるやんか。えぇ収入や」
そういえばセィソさん、お金大好きでしたね。実は、もっと持っているし、それ以上の収入予定ですけどね。五十億ゴールド。
「それじゃぁ、私達の集落に案内するにゃ~」
セィソと俺は、猫耳娘達の案内について行くのだった。
奴隷ゲッターのア△□、(地獄へ)逝っきまーす。は、さておき……
ガルパンを、全部ゆっくりみたいなぁ。
ガールズのパンツじゃないんだからね。
ガールズのパンツァーなんだからねっ。
そうですか、縞パンですか(泳ぎ目)。




