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最臭屁器聖女は勇者パーティーを離脱しました  作者: 凜古風
筋肉令嬢と贅肉王女です

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17/58

洞窟での野営

「露天風呂やぁ。アンタのスキル凄いわあぁああ」

 一緒に風呂に入ってるセィソが大喜びだ

 宿泊予定の洞窟に到着後、俺は愛用のショベルで地面に穴を掘り、穴の中を『〇頭放出樹脂カメスプラッシュ・レジン』を表面に塗りつけ『頭皮紫外線発光ハゲフラッシュ・ウルトラバイオレット』で硬化させて風呂桶をつくり、『〇頭発水カメスプラッシュ』で風呂に湯を入れたのだった。


「冒険で水に困らへんってのは最高やなぁ。出て来るトコロはアレやけど」

「一応、頭からも出せるぞ」

「そっちは汗の塩水やろ、いらんわ。なんかバッチィし。この湯もアレやけど」

「まぁな」

「ほんで、簡易ベッドとかを骨組みと布にして、細長くせんと入らへんのは、ちょっと難儀やなぁ」

「しょうがないだろ、金玉袋アイテムボックスの面積は限られてるんだから」


 到着直後は、俺の金玉袋アイテムボックスから野営グッズの取り出すという、人目があれば決してできない姿を披露するハメになったのだ。

「こんな快適で、ええんやろか。いままでは、風呂ものうて、マントにくるまって固ったい岩の上で寝てきたさかいなぁ」

「俺も、こんな風に野営するのは、久しぶりだ。一人だと面倒だしな。タマ袋も一人だと拡げきれないし」

「あ~、その辺不便やな。ブクブク」

 セィソが湯に沈むと巻き上げてない、長い黒髪が、風呂桶に広がった

「おいっ、髪の毛……」

「ええよ、今から洗うんやし、十分湿らせてからにするわ」

「そうか。俺に毛髪は無いから、そういうのも忘れてしまったよ」

「おりゃ……アンタ毛のせたら、結構イケオジやん」

 セィソの黒いロングヘアーが俺の頭に載る。

「昔はあったんだけどねぇ……」

「今はツルツルやもんな」

 男性ホルモンが多すぎたらしい、30歳過ぎからどんどん抜けたんだよな。


 ふんふんふん♪と、バスタブから出たセィソが全身を洗っていた。

「風呂ってええなぁ、昨日のシャワーもええけど」

「コッチでは毎日入らないのか?」

「せやなぁ、シャワー付きの宿も高いし、基本は桶に入った湯をもろうて、タオルで全身を拭くくらいやで」

「そういえば、そうだったな」

 聖女以外は令嬢と王女だからなぁ。毎日当たり前のように異世界でも風呂に入っていた。


「ウチは、もう出るでぇ。洗ったパンツ乾かして」

 俺の頭にセィソのパンツがかぶせられる。

「『頭皮熱光ハゲヒートフラッシュ』ッ」

 俺は頭を光らせた。湿った生地が乾いていくのが頭皮の感覚でわかる。

「ん、乾いたぞ」

「おおきに」

「あんまりやると、生地が痛むぞ」

「そんなデリケートな下着やないさかい、ええんよ」

「そういうもんか」

 セィソは、俺の頭からパンツをめくりとった。

「今までのパーティーメンバーともこなえしてきたん?」

「ん~最初のころだし、聖女だけかなぁ。令嬢と王女はカネ持ちだったから、宿泊にも困らなかったのさ」

「そうなんや。ん~焚火の方の洗濯物は、まだ生乾きやなぁ」

 焚火で乾かすのは少し時間がかかりそうだ。

「ほな、晩メシ作っとくで」

「あぁ、よろしく頼む」

 セィソは道中で手に入れた野草やキノコを、飛竜ワイバーンの肉と一緒に炒めていた。鍋なんてないので。この風呂を掘った後、綺麗に洗ったショベルでだが。


 風呂を出て、食事を済ませた俺達だが、大人のお楽しみタイムの前にやることがった。

「お前の装備作るから、飛竜ワイバーンヒゲ、使ってもいいか?コッチでは珍しい弾力ゴム素材だからな」

「ええよ~、ウチの装備なん?何作ってくれるん?」

「スリングショットだ、パチンコとも言うが」

「ん?パ……チ〇コ?かいな?」

「アホな発想はやめなさい。上空の飛竜ワイバーンに金玉が届かなかっただろ。アレを届くようにする、弾力性投石具ってトコかな」

「へぇええ、ええなソレ」

「昔、作るつもりだったけど、弾力のある素材の為に竜種とまで戦わなかったからね。で、悪役令嬢ムキムキマッチョがパーティー参加して、投石力もあるし、作る必要がなくなったんだ」

「そうなんや」

 そうして、金玉袋アイテムボックスから、昔準備していたグリップやフレームを取り出す。


「これを、こう組み立てて……弾力ゴム素材の飛竜ワイバーンヒゲを繋いでっと……………できた」

「なんや、コレ?」

「ここに飛ばしたいモノを挟んで、こうやって引っ張って、手を放す」


  パシュンっ


 俺は、転がっていた小石で、スリングショットのデモンストレーションをする。

「すっご。めっちゃ飛ぶやん。ウチにもやらせて」


 セィソもタマタマ大の小石を拾い、スリングショットを引き絞った。


  パシュンっ


「めっちゃ飛ばせるやん。すごい発明やでコレ。これなら、タマで長距離狙えるわぁ」

「俺の元いた世界だと、子供の玩具おもちゃであるくらいだがな。こういう軍用形状はマニアしか買わないけれども。あとは、思ったところに飛ばせるように練習あるのみかな」

「オッケーや。練習しとくわ」


  パシュンっ  パシュンっ  パシュンっ  パシュンっ

と、セィソは地面の小石を何個も飛ばして練習していた。


 練習をし終えて、夜もふけて来ると、設置したベッドへ俺達は一緒に入った。

スリングショットっていうかパチンコっていうか……

某漫画でカンシャク玉?クラッカーボールをパチンコで放つシーンがありますけど、真似しちゃ駄目ですよ。

カンシャク玉を挟んで、引き絞った時に爆発することが、たまーにありますから。

で、セメントとか固いモノに当たったら爆発するけど、地面程度の柔らかさになると爆発しないんですよねぇ。

だから、鹿とか猪に命中しても、爆発しないと思います。え?人間?ヨロイとか着けてたら爆発するかもですけど、音の威嚇にしかならないんじゃ……


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― 新着の感想 ―
[一言] これぞ知識チート……え、それほどじゃないさーせん。 パチンコもパチンコで恐ろしい武器よ。 でもってもう一つの方のスリリングショットも出るのだろうか(ォィ
[一言] パチンコって普通に殺傷力ありますぜ旦那。 昔テレビでパチンコで蛇を殺害してましたから。 夕飯のおかずに。
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