異世界で初めての会話に緊張しました。いろいろと
振り返るとそこには一組の男女がいた。
(『索敵』!『鑑定EX』!!)
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ウィルゴート=ファシア
22歳 男 人族 レベル28 伯爵家4男
ユニークスキル:『真実の眼』
アンコモンスキル:『①STR強化Lv4』『②VIT強化Lv4』
コモンスキル:『気配感知Lv3』『火魔法Lv4』
職業:貴族レベル24
騎士レベル12
剣士レベル10
MP:211 STR:1325 VIT:1553 AGI:601
INT:406 MIND:532 DEX:213 LUK:61
罪偽発動中
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リミア=ファシア
20歳 女 人族 レベル22 伯爵家3女
アンコモンスキル:『①AGI強化Lv3』『②DEX強化Lv2』
コモンスキル:『気配感知LV3』『③隠密Lv4』『風魔法LV3』
職業:貴族レベル16
狩人レベル12
MP:164 STR:345 VIT:521 AGI:702
INT:221 MIND:338 DEX:791 LUK:75
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木の上にも一人。
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ダンハ 65歳 男 人族 レベル56
アンコモンスキル:『威圧Lv5』『①AGI強化Lv7』『②INT強化Lv4』
???:『???』『???』
職業:隠密レベル39
執事レベル43
陰陽師レベル22
MP:error STR:error VIT:error AGI:error
INT:error MIND:error DEX:error LUK:32
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(なんなんだよ!この化物集団は!!!森に隠れて油断してたのか『索敵』に引っかかって『鑑定EX』出来たが、今は何処にいるかわからないぞ!これは、『索敵』使ったことに気付いたな。ってか、『索敵』からの『鑑定EX』のコンボってできたんだな。あと罪偽ってなんだよ!)
一樹は完全にパニックになっていた。神様から貰った『鑑定EX』が、errorが出たことによって万能ではないとわかってしまったことも原因の1つである。
「おい!聞いているのか!!?なにをしているのか答えろ!!」
リミアという軽装の女が弓を構え、睨みながら怒鳴っていた。
(なんだろ?小動物が威嚇してるみたいだ。落ち着く。)
「この周りの状況をみてもわからないバカに、説明出来る言語能力はないよ。」
一樹は挑発してみた。
見た感じウィルゴートは冷静で、この状況がわかっている気がした。そして、貴族がなぜこんなとこにいるのか興味が湧いたのだ。
「貴様!!貴族である私を侮辱しましたね!!!殺す!」
予想以上にリミアの沸点は低かった。躊躇うことなく矢を放った。
一樹は冷静に盾で弾いた。弾いた本人も出来たことに少し驚いている。
「?!」
「もうよせ。スキルを使ってもこの距離では弾かれるよ。」
ウィルゴートは力量を分析し、リミアを手で制した。
「兄上!?」
「この男強いよ。恐らく爺のことも気付いている。もしくは場所もわかるのかな?」
ウィルゴートは、にこやかに尋ねてきたが、一樹にとっては不気味で冷や汗を流していた。
「ああ…。そこのじゃじゃ馬娘が「じゃじゃ馬だと!!?」一発目の矢を放った時に焦ったのだろうな。一瞬だが、化物のような気配を感じたよ。今は何処にいるかはわからない。あと他にもいたらわからないな。」
一樹は少しの嘘を交えながら素直に答えた。ウィルゴートはリミアの口を塞ぎつつ、話しを先に進めた。
「ふむ…受け答えの感じでは盗賊ではなさそうだね。まだ世間を知らない下っ端の可能性もあったが違うかな。たまたま来た商人…違うな。服装は冒険者だがこのエルフの村の状況と、その大きな石に話しかけていた理由がわからない。なにかエルフに借りでもあったのかな?」
ウィルゴートは状況の確認というか、探偵のように推理していく。一樹へため息を吐いて両手を上げた。
「降参だ。そっちの女性を挑発すれば少しは隙を見せてくれるかと思ったが、無理そうだ。何処かに隠れている爺さんもあれから1度も察知させてくれないしな。なにか誤解があるみたいだが、まずは自己紹介をしないか?」
一樹は逃げるのを諦めた。戦って生き延びる可能性は1%もないことはすぐにわかったので、逃げることを全力で考えていたのだ。
逃げることすら無理ならこちらに敵意がないことをわかってもらうしかない。火事場泥棒はしたが村に悪いことはしていない!と、本気で思っている。
「そうしてもらえると助かるよ。こちらも遊びではないのでね。」
フフフと笑みを見せた。
「では俺からさせてもらう。俺の名前は一樹。ここから更に森の奥で一人暮らしをしている。ここに人里があったことは知っていたが交流はない。だが、そろそろ人との交流を持ちたいと思っていたとき、不気味な声が森に響いた。驚いて崖に登ると空を飛ぶモンスターらしきものが火を吐いていた。なぜか、いてもたってもいられず、ここに来た。まぁ着いたときには全てが終わったあとだったがな…」
「そうか…」
「あぁ…一様生存者がいると思って叫びながら村中を走ったが、いなかったよ…死体をそのままにしておくのは忍びなかったから全員集めて焼いて、あっ!火葬してしまったが土葬じゃなきゃダメとかあったか?」
「火葬で問題ない。人がいない場所ではゾンビやレイズになることがあるからな」
(やっぱゾンビいるのか…)
「なら良かった。で、物作りは得意だから石碑を作ったが、それだけだと寂しいから無事そうな物を探して供えたんだよ。そして、仲良くなったら飲もうと思って用意した酒を、ここで飲んで酔いつぶれて起きたら、弓矢ドン!って感じで今に至るわけですよ、貴族様。」
最後は少し嫌味っぽく言ってやった。
「なるほど、嘘は言ってなさそうだ。では次はこちらの番だな。私の名前はウィルゴート=ファシア、辺境都市ファシアの領主ディブロス=ファシア伯爵の4男だ。このじゃじゃ馬娘は「じゃじゃ馬じゃない!」4女のリミア=ファシアだ。爺!」
「はっ!」
リミアは無視し、爺さんを呼ぶとウィルゴートの隣りに執事服をバッチリ決めた男が胸に右手だけ添えて立っていた。
「この男はダンハ。家の執事筆頭だ。なぜか父のとこではなく俺のそばにいる変わり者だ。」
「冒険者をしているぼっちゃまのそばにいるのが1番面白いのですよ。フォッフォッフォ♪」
「な?変わり者だろ?」
確かに!と、思ったが声に出すのはやめておいて苦笑するに留めた。
「でだ、この森に住むエルフから救援要請がファシアにあってな、内容がワイバーンが出たと言っていた。偵察兼、討伐の依頼で森にに入ったのだが、問題のワイバーンはファシアに向かって飛んできたところを討伐した。依頼は終わったのだが村の様子が気になってな。来てみたら一樹がいたというわけだ。」
「なるほど。貴族様がなぜ冒険者などという危険なことをしているのか気になるところですが、これからどういたしますか?」
一樹は期待した、解散だと。しかし、
「爺、どうするべきだと思う?俺は村の全体を確認したら、一樹と共にファシアに戻るべきだと思うが。」
「えっ?」
「それで良いかと思われます。一樹殿は…」
「問題ない。申し訳ないが貴族の職業スキルで職業を確認させてもらった。冒険者だ。ユニークスキルを持っているようだがな。」
なんですと?!
『盗人にも仁義』
泥棒の間にも礼儀があること。
人はだれでも礼儀を守るべきで、敵に対してさえ礼儀はあるもの




