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異世界を俺なりに楽しむ  作者: パーティーチキンカレー
始まりの森
13/34

ダンジョン


 昼は森の散策をすることにした。


 バットを右手、おむすびを左手に森へと向かった。

 この森は様々な植物が豊富に生えている。少し歩くと薬草や毒草などが生えている。散策ついでに多めに採取する。なにかの実験が出来るだろう。

 野生の果物も採取した。

 きのこや山菜も探す。きのこの毒は鑑定で回避できるので安全だ。山菜の下処理は正直わからない。米の磨ぎ汁や重曹がいいのは知っているが、どの山菜に適しているかがわからない。全部天ぷらなら問題ないかな?


 大分歩いたが意外と野生動物、もしくはモンスターと遭遇しない。狩りで食べ物を賄うのは難しかったと実感した。しかし、異世界に送られてすぐの草原では、たくさん見た気がする。


 定番のスライムやゴブリンはいないのか?

 イノシシとウルフから魔石が出てきたこと、スキルがあるなど、異世界感は確かにあるがこうして森を歩いていると全く感じない。その場にしゃがみよく見るとアリがいたりする。始まりの草原と同じだ。


 森ガールや登山者はいませんか?こちらは白TでGパン、バットを杖代わりにしてますが一緒に歩きませんか?


 薬草や果物を採取しながら歩いていると、とても大きな木が現れた。


「これが世界樹か!?」


 確実に違う。


 そうとわかっているが気分が高揚し馬鹿なことを言っていた。

 木の周りは一周50㍍ほどある。ト○ロがいそうなほど大きな木だ。



 木の周りを一周歩き、ふと上を向くと枝の付け根の部分に黒い何かがあった。


「ん?あの黒いのはなんだ?穴のようだがなにか違う。わからん。」


 一樹の好奇心は爆発した。高さはマンションの二階部分くらいの高さだ。はしごがあれば簡単に行けるだろう。

 アイテムBOXからはしごを出して登った。


「鑑定!」

=======================================================

【森のダンジョン】

:難易度2 全10階層

_______________________________________________________


 黒いものはダンジョンの入り口であった。


「おぉ!マジか!散策ってか、散歩で思いもよらないもの発見だよ。難易度も低そうだし少し入ってみるか。」


 今は装備もない、回復手段もないのだ。本来なら、危険極まりない行動だ。だか、好奇心には勝てない。目の前にダンジョンがあるなら入る、男なら!!

 一樹は真っ黒ななにかに触れた。すると、景色が歪み洞窟の中にいた。焦って後ろを振り向くと真っ黒ななにかはそこにあった。黒渦とよぼう。


「とりあえず、様子見だな。1階層の探検だ!」


 今いる場所は、小部屋風の洞窟、あるいは洞窟風の小部屋。

 四、五メートル四方はありそうな正方形に近い部屋。


 なんとなく周りが見えるが暗い。なので『灯り』を使った。


 部屋からは道が延びていた。前に1本、右に1本、左に1本。

 後ろには黒渦がある。


 部屋から延びる道は、どれもトンネルのような薄暗い空間だった。

 幅は学校の廊下くらいか。割と狭い。3、4人でパーティーを組んだ場合、剣は振れないし、魔法はフレンドリーファイヤーするだろうと予測できる。


 『灯り』を使っても、奥の方まで見通すこともできない。


 前方の道を歩いていると、L字の角が現れた。その角を不用意に曲がってしまった。

 すると、前方に4体の人型の魔物が現れた。


 鬼のような顔。

 小柄で緑色の体。

 粗末な格好。

 薄汚れて、知性に欠ける表情。

 剣、小盾、石斧、短槍をそれぞれが装備している。


 (『鑑定ex』)

==================================================


【ゴブリン】(盾)


レベル4:ダンジョンモンスター:生まれつき武器を持っている。進化先が多いのだが、どうしたら進化するのかは謎である。死ぬと魔石を残す。

盾術LV1


__________________________________________________


 思っていた説明と若干違うが、不用意に角を曲がってしまったのでゴブリンに見つかっている。とりあえず、倒すべく行動に移った。

 

 先頭に盾ゴブリン、次に剣斧槍と続いている。

 盾ゴブリンの盾は直径30センチほどの丸盾。守られていない面積が多い。


 いったん、来た道を戻り川で拾った石を準備。L字から出てきた盾ゴブリンの足を狙い、石を投げて倒す。あとはヒット&ウェイを繰り返した。


 ゴブリンはバット1振りで倒せた。そして、殺されたゴブリンは煙となって消えて、いた場所には魔石が残っていた。


「ゲームみたいにドロップアイテム残して消えるのか。レアドロップアイテムもありそうだし今度、周回してみるかな。」


 そんなことを考えながら、足を負傷し歩けなくなった盾持ちゴブリンをもう一度鑑定して、ダンジョンモンスターの部分を詳しく調べた。



======================================================


【ダンジョンモンスター】

ダンジョンで生まれたモンスター。生命を維持するための食事はしない。ダンジョン内の魔素で生きている。ダンジョン外から来た者を殺そうとする習性がある。本来、ダンジョンモンスターはダンジョン内でしか生きられないが、スタンピートにより外に出ると活動できる。

______________________________________________________


 理解してから、盾持ちゴブリンも倒した。


 魔石を全て拾いレベルが1上った。今回のことを少し整理する。

①戦闘において前回よりも落ち着いて対象できた。装備ボーナスの棒術が働いていたかもしれない

②ファンタジー生物のゴブリン発見。鑑定を見るとダンジョン内にしかいない可能性がある

③ダンジョン内には魔素なる不思議物質があるらしい

④モンスターの身体は残らず、魔石のみ。解体が出来ない人はダンジョンがオススメだろう

⑤レベルの上がり方の法則性が謎。レベル4を4体倒して上がるとは思えない



 こんなものだろうか?

 ダンジョンに入り、ゴブリンに出会えた。きっと奥にはスライムだっているだろう。

 今回は様子見だったし好奇心もある程度満たされた。焦らず帰ることにしよう。レベル上げは必須なので近い内にまた来ることになる。


 黒渦に触れ木の枝に戻り、拠点へと帰った。

 



『柳に風』

柳は風の吹くままになびいて、巧みにやり過ごしていることから、従順で逆らわないものに禍のないのをいう。



作者は思ってたのと少し違いました。

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