28 VSゴブリンリーダー
風邪を引いてしまい更新出来ませんでした。
まだ完全に治っていないので更新が途切れるかもしれませんが、エターではないのでご安心ください。
次の日になり僕らは再びギルドを訪れるとなにやらギルドが騒がしくなっています
一体何があったのかと思っているとどうやら大人数の募集がある依頼が発行されたようです
気になるので僕らも見てみる事にします
ゴブリンの集落の殲滅とリーダー格の討伐
昨日かの伝説の狩人ヴェルウッドより森に異変ありとの情報があり、調査を行ったところ大規模なゴブリンの集落が発見されました
この集落を大人数の冒険者達で一気に掃討する事になりました
今回は報酬も1匹につき素材関係なく銅貨8枚をお渡しいたします
ゴブリンリーダーの討伐者には銀貨1枚
ゴブリンメイジの討伐者には銀貨1枚と大銅貨2枚
もしさらなる上位種の確認がされた場合はそれに見合った報酬をお渡しいたします
今回のゴブリンはパーティを組んでいる可能性がとても高いので出来る限り少人数にならないようにしてください
パーティを組んだゴブリンなんて見た事もありませんね
「やはり集落が出来ているのは本当だったようですね。」
『どうしようかな？』
遙が問いかけます
『森の外にいて逃げてくるゴブリンを倒すっていうのがいいかもしれないわね。』
出来る限り安全に、とレキシーが言っています、僕も同感です
「僕らではおそらく中に行くのは厳しいでしょうしそうしましょうか。」
そして僕らは森の外で薬草を探しつつゴブリンの討ち漏らしを狙う事にしました
森へ向かうと既に何匹か討ち漏らしがいたようで数匹のゴブリンがこちらから見ることができます。
「僕たちはあの討ち漏らしを狙いましょう。」
『うん！』
『えぇ！』
そして孤立したゴブリンを各個撃破していきます
森の外に基本的にいるおかげかゴブリンを倒す事がいつもと比べるととても楽です
今日だけはありがたい話ですね
それにしても既に20匹ほど倒しているんですが一体何匹中にはいるのでしょうか
そして討ち漏らしの数も減ってきていたので僕たちは固まりながら森の外周で薬草を探していました
すると鎧を身に纏っているゴブリンが姿を現しました
「もしかしてあれがゴブリンリーダーですか・・・？」
『わ、わからないけど明らかに他のゴブリンより強そうよね・・・』
『あのゴブリンの攻撃私と雅人くんだと受けると危ないかも・・・』
「幸い他のゴブリンはいないみたいですけど、あのゴブリン完全にこちらを狙っていますよね？」
『く、くるわよ！？』
『守りは任せるよ！レキシーちゃん！』
「遙は回復を、レキシーはなんとしても攻撃を食い止めてください！」
『やってやるわよ！』
『回復は任せて！』
「あとは僕がしっかり攻撃を決めるだけ、でも攻撃力に不安しかないですね・・・」
『マサト、足か武器を持っている腕をなんとかしてもらえればなんとかならないかしら？』
レキシーは相手の装備を見て冷静に判断し、僕にそう助言します
「そうですね、やってみましょう！」
『ハウル！』
ゴブリンリーダーがレキシーに向かって剣を振り下ろします
『お、重い・・・これ私でも何回もは受けられないわ！』
「分かりました、なんとか隙を作ってもらえれば！」
再びゴブリンリーダーがレキシーに剣を振るいますが
『ぐぅ・・・このぉ！！シールドバッシュ！！』
レキシーのシールドバッシュがゴブリンリーダーに僅かな隙を生み出します
「っ！今！一閃！！」
僕の一刀がゴブリンリーダーの両足の筋を斬り裂きました
ですが、ゴブリンリーダーは倒れる事はなく再びレキシーに攻撃を振り下ろします
『あっ、これっまずっ』
レキシーは吹き飛ばされましたがなんとか体勢を整えます
ですが筋を斬ったおかげで動きが鈍っているので追撃は間に合いません
「遙！」
『任せて！ファーストエイド！』
遙の回復魔法で体力を回復したレキシーは受けた傷を癒しました
『ハルカ、ありがと。』
なんとか体勢は戻りましたが決め手に欠けますね
もしも目を潰せば立ち尽くすのがゴブリンの習性なら
賭けるのも手かもしれません
「レキシーさん、ゴブリンの目潰し、習性ならチャンスあると思うんですけどどう思いますか？」
『そうでもしないと勝てないわよね・・・』
そこで僕は一つ名案を思い付きました
「僕をシールドバッシュで吹き飛ばしたり出来ないですかね？出来れば一閃で切り抜ける事も出来る気がするんですけど」
『それは危険よ！』
「僕がジャンプするので僕の足の裏にやってくれればうまくいくはずです！」
『無事でいないと怒るわよ！？』
「任せてくださいよ、パパッとやってきますから」
「遙も僕が着地したらすぐに回復魔法をかけてもらえるかな？」
『任せて！』
「じゃあ行きますよ！」
思い切りジャンプして角度を合わせると
『シールドバッシュ！！！！』
「っ！」
結構痛いですが骨にダメージはなさそうです
「一閃！！！！！」
風に乗り回転しながらゴブリンリーダーに急接近して目を一気に斬り裂きます
『グボオオオオオオオオオオオ！！！！！』
大きな雄叫びを上げその場に立ち尽くすゴブリンリーダー
『ファーストエイド！』
僕が着地しようとした瞬間に回復魔法で傷が癒えます
「遙、ありがとう！」
『気をつけてね！』
眼球を斬られたゴブリンリーダーは動く様子がありません
今のうちにゴブリンリーダーの手首を切り落とし武器を奪います
首を切る自信がなかったのでゴブリンの武器をハンマー投の要領で振り首を切り落としました
少し怪我は負いましたがなんとか勝つ事が出来ました
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