14 通るべき道
毎回脳内で浮かんだ内容を書いているので微妙に内容が噛み合わないこともあるかもしれません。
教えて頂ければすぐに修正しますのでよろしくお願いします。
ゴブリンとの戦闘を終えた僕は、それなりに重いゴブリンの死体を持ち、ギルドへ息も絶え絶えながら辿り着きました。
「すいません、薬草の納品とゴブリンの討伐をしたので死体の回収をお願いしたいんですけどお願い出来ますか?」
『ゴブリンの討伐と薬草の納品ですね、ゴブリンはそこに、薬草は今ここで鑑定いたしますね。』
前のお姉さんとは違うクールな雰囲気のお姉さんがそう指示をくれたのでそれに従って素材などを置いていきます。
『ゴブリンは素材の状態があまりよくはありませんので銅貨4枚追加と討伐報酬で8枚ですね、薬草は普通の薬草2束で銅貨2枚、それとこの大きな薬草ですが、上薬草と言われている種類になります、これが1枚で銅貨1枚となっているため2束で銅貨20枚ですが、上薬草もこちらで買取でよろしいですか?』
ふとここで回復アイテムがどうなっているのか気になったので薬草の使い道を聞いてみます。
「この薬草はどういった効果があるんですか?それによって数枚だけ手元に残しておきたいのですが・・・」
『上薬草は薬草よりも回復効果に優れているだけで使用方法は変わらず、すり潰して蜂蜜と魔法水を混ぜる事でポーションが作れます。さしずめ、治癒のポーション並が良になるといった感じで考えて貰えればいいかと。』
治癒のポーションでHPが10ほど回復したはずなので今の僕には過剰回復になりそうですので売る事にしましょう。
「それだったら売る事にします。」
『かしこまりました、こちらが今回の報酬の大銅貨3枚と銅貨4枚になります。』
「ありがとうございます。」
『またお気をつけて頑張ってください。』
薬草のおかげで稼ぐ事が出来ましたがこれでは三日もすれば尽きる金額と考えると装備のための貯金も考えて週に5回は少なくとも同じようにやらないといけませんね。一度宿に戻ることにしようと思ったその時
『おっ?おめぇさん最近登録したガキじゃねぇか初めての討伐で成功したなんてやるじゃねぇか!これからも頑張んな!』
「えっ?あ、ありがとうございます。」
いきなり全身鎧に包まれたおじさんに褒められて素っ頓狂な声を出してしまいました
『初依頼ってのはな大抵の奴が失敗するんだよ、まぁその失敗は誰しも通る道なんだが、だから本来は俺たちはその失敗した奴を冷やかす立場なんだがな、まさかゴブリンをしっかり討伐しておまけに上薬草まで見つけてきやがるなんてツイてるじゃねぇかよ!だけどな油断はするなよ?人ってのはなあっけねぇからよ!』
「ご忠告ありがとうございます、ステータスも低いので慎重にやっていくつもりです。」
『そうか!もし武器の訓練とかしたいならギルド裏にいい場所があるから使うといい、あそこは金もかからないからいいぜ!』
「そんな所にあったんですね、ありがとうございます!」
冒険者って荒くれ者が多いかと思っていましたが優しい人もいるものですね、ちょっと嬉しい気分になりながら帰路につきました。




