13 VSゴブリン
とうとう戦闘が始まりましたが描写がとても難しいです。
先程音がした場所の近くが見れるような位置の木の裏に隠れ様子を見ていると少し小さめの人型の生物が現れました、小さな棍棒を持っていますしおそらくあれがゴブリンでしょうか。
周りを警戒しているようなので不用意に近付きたくはありませんがレベルを上げるためにも倒さなければいけない相手です、何かいい方法がないか考えながらゴブリンの数を確認していきます。
すると、ゴブリンは一匹だけのようで目的の物を見つけたのか落ちていた木の実を食べ始めました
僕のいる場所は草が少ないので音を立てないように近付けばチャンスはあるかもしれません、ここは思い切って行きましょう。
木の実を食べその場に留まっているゴブリンに近付いて思い切り心臓へ向けて薙刀を突き刺します。
ですが、ステータスが低いせいでしょうかうまく武器を刺せずにゴブリンの武器を持っている肩へ突き刺してしまいました。
『グ、グギャァ!?』
急な痛みに驚き叫び声をあげるゴブリンの肩からは血のような物が溢れ出し、更にこちらを怒りの表情で見ています。
一撃で仕留めることが出来るとは思ってはいませんでしたがもう、後戻りは出来なさそうですし、ゴブリンの目に傷を負わせる方向で動こうと思います。
ゴブリンもただでは負けるまいと力を失った腕で棍棒を振るってきますが、いくらステータスの低い僕でもこれならかわせそうです。
ゴブリンが武器を振るった隙を突いて目の付近に薙刀の刃の付いた部分を振るいます。
『グギャァァァァァァ!?』
ゴブリンの叫び声が聞こえます。
なんとか作戦は成功したかに見えましたが、薙刀はゴブリンの片目を潰す事しか出来なかったようです。
やはり武器の修練も必要そうです、初心者がここまで上手くいけたのも運がよかったのでしょう。
ゴブリンは片目ながらもこちらへ再び攻撃をしてきましたが、叫び声をあげた時には既に僕の体制が整っていたため反復横跳びの要領で避けます。
今度はもう片方の目を潰すためにその場所へ思い切り突き刺してやります
上手く決まってくれてゴブリンの目から脳まで貫通したおかげかゴブリンは息の根を止めました。
戦闘が終わって安心したのか目の前のゴブリンの惨状を見て僕は胃の中にある物を吐き出してしまいました。
初めてこの大きさの命を奪うという日本に居たのでは得難い経験をした僕は、これからこんな事を毎日やらないといけないという事実に涙が出てきました。
クラスのみんなは王国からのサポートを受けているはずなので訓練などもしっかりしているはずです、正直とても羨ましいです。
僕はどこまでこの現実に耐えられるのでしょうか、一人でやっていく自信を失っていた僕はお金の為にもゴブリンの死体を持ち帰る事にしました。




