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魔剣蒐集録Ⅱ  作者: 健康な人
3章:飽和と正しさの寓話
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【選ばれしものを選ぶ箱】

【選ばれしものを選ぶ箱】


 今日は面白い物を持ってきたよ。

 なんと、選ばれしものを選ぶって箱さ。

 この箱に、名前を書いて入れる。

 そしたら自分の魔力が、ちょっとだけ名前を書いた人に渡るんだ。

 力を預けるみたいな感じだね。


 ――うん? それの何が面白いのかって?

 面白いじゃないか。

 だって、例えばお前さんだって勇者になれるかもしれないんだぞ?

 もしかしたら英雄になれるかもしれん。

 いやぁ、夢が広がらないかい?


 ただ、残念ながらあんまり売れなくてね。

 ま、在庫処分みたいなもんさ。

 ――なんで売れないのかって?


 実はこの箱、自分の名前を書けないんだよ。

 まあこんな時代だ。

 人に力を渡したくないってのは、俺だってわかるよ。

 で、要るかい?

 ――はぁ……やっぱり売れないのか。



 ~~~~~~~~~~~~~~~


 タダ同然で商人に押し付けられた、箱の形をした魔剣。

 自分の力を他人に渡すと言う、

 デメリットの塊のような代償を持っている。

 ただ……実は商人には言わなかったが、使ってみたい気持ちはあるのだ。

 力を渡したいやつを見つけられないのが、売れない原因ではなかろか?


 ~~~~~~~~~~~~~~~



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