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魔剣蒐集録Ⅱ  作者: 健康な人
2章:高潔と支配の寓話
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【青い血の刃】

【青い血の刃】


 この魔剣は、持ち主を傷つける魔剣なんだ。

 他の効果は無いよ。

 持ち主を傷つけて、大事なものを切り出す。ホントにそういう魔剣なんだ。


 ――意味がない?

 ははぁ…… お客さん、あんたは分かってないよ。

 表面上しか見ていないね。

 この魔剣はね、持ち主を傷つけるから意味がある魔剣なのさ。


 この魔剣を使うと、体どころか、心までが痛むんだと。

 それはもう、魂を切り裂かれるような痛みなんだと、

 使ったやつらは言っていた……らしい。

 まあ、使ってるのは見た事はないんだが。


 だがね、この刃が持ち主を傷つけて、

 そこから流れる青い血を見て、人は持ち主のことを「貴い」のだ、と認めるそうだ。

 だからまあ、今ではこの剣は儀礼用の剣さ。

 少なくとも俺は、この刃が青い血を流すのを見た事はないからね。




 ~~~~~~~~~~~~~~~


 初めてこの刃を振るったのは、弱き者たちの長であった。

 長は勝ち取ったあらゆるものをこの刃で切り分けて、

 青い血を流しながら皆に与えたという。

 しかし長の子は、この刃で赤い血を流した。


 自分に使う。青い血を流す条件はそれだけなのだが、

 その刃は何故か、持ち主ではない者の赤い血を流したという。


 ~~~~~~~~~~~~~~~


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